行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリ、ミズオトギリなど

2022-09-10 20:00:06 | 花,植物
7月28日、
14時過ぎてから長池公園まで行って見ました。


春にカタクリが咲いたやまかげに、
早くもキツネノカミソリが、
たくさんの濃橙色の花をつけていました。


明るい林床や林縁などに自生する
ヒガンバナ科の多年草、球根植物です。
早春、他の草が生えていないうちに狭長の葉を伸ばし、球根を成長させて、
夏、他の草が生い茂る頃に葉を落とします。
そして、8月のお盆の頃、花茎を 30〜50cmほどに伸ばし、
茎先に橙色の6弁の花をいくつか咲かせます。


キツネノカミソリ(狐の剃刀)の名の由来はいろいろあるようですが、
細長い葉が剃刀にように見えること、
そして、枯れた葉から花茎がいきなり伸びて花をつけるので、
まるで狐に化かされたように思われるという説がこの花の様子をよく表しています。


ミズオトギリ(水弟切)。
オトギリソウ科ミズオトギリ属の多年草です。
沼地や湿原に生育、オトギリソウ科には珍しく淡紅色の花をつけます。


このミズオトギリ、開花は15時過ぎてから、
そして、夕方には萎んでしまう1cmほどの小さな花なのです。
開花に合わせて15時過ぎに来て見ましたが
草陰の小さな花、蟻にピントが来てしまいました。


ミズオトギリの近くにキョウチクトウ科カモメヅル属、
ジョウシュウカモメヅル(上州鴎蔓)が咲いていました。
夕刻の木陰の中の1cm足らずの小さな花、
そしてスタンスも安定しない斜面、撮るのに苦労しました。
一枚だけどうにか写っているものがありました。


帰り道、
林縁の草原に少し遅めのヤマユリが咲いていました。

コメント
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