行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

シュウカイドウの雄花、雌花

2019-09-11 20:00:39 | 花,植物
8月下旬、
早くもシュウカイドウが雌雄の花をつけていました。
薄紅色の目をひく花、
この花を見ると夏が終わり、秋のおとずれを感じます。


シュウカイドウ科ベコニア属シュウカイドウ。
古くから日本にあるように思えますが、
江戸時代に中国から持ち込まれたやや湿った場所を好む帰化植物です。


初秋に海棠に似たを美しい花をつけるところから
秋海棠(シュウカイドウ)。
中国名も「秋海棠」、和名はこれを音読みしたもの。
花は雌雄異花で同株、葉は大きく左右非対称、心臓形をしています。


上2つとは別の場所のシュウカイドウ。
近くからマクロレンズで写して見ました。
中央に黄色い球状の雄蘂が目立つのが雄花、正面を向いて開きます。
この雄花、花弁が4枚に見えますが
左右の小さな2枚が花弁で、上下の大きな2枚は萼、実は2弁花なのです。


中央の花は雄花、
雌花は雄花の下方、下向きに開きます。


下向きについた雌花たち、
まだ開花前です。


花開いた雌花、
黄色いのが雌しべです。
柱頭がねじれて複雑な形に見えます。
中央の花は花被片が落ち、雌しべが露出しています。
雌しべの元にある三角錐状は子房のようです。
右側の花は花被片の中に雌蕊が覗いています。
コメント
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