街路のプラタナスがすっかり黄葉し,落葉し始めている.
もう間もなく,裸ん坊になってしまうであろう.
するとこの通りもすっかり冬の景色に変わる.
季節の移り変わりはほんとうに早いものである.
暑い暑いと騒いでいたのはついこの間なのに.
特に秋から冬にかけてはあわただしい.
しかし,だから春にはあの美しい新緑が見られるのであるが.
こうやって年月が過ぎていく.
そして自分も確実に老いていく.
この年になると老いていくことが現実として十分認識できる.
だからこそ,昔は感じなかった老いに怖さを覚える.
老いは古今東西,誰にも平等に訪れることであり,訪れたことである.
考えても仕方がない.現実を受け入れることにしよう.
仲良しが手をとりあいし落葉道
図書館へ続きし道や落葉雨