MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

藤沢浮世絵展~歌舞伎と浮世絵

2021年04月14日 | アート・文化

藤沢市市制80周年記念の藤沢浮世絵館の新しい展示「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵」が始まりました。
今回は、「東海道五十三次コーナー」・「藤沢宿コーナー」・「江の島コーナー」・「企画展示コーナー」の4コーナーで、64点の名品が展示されています。

東海道五十三次コーナー「歌舞伎のスターが目白押しの世界」では、歌川国貞(三代豊国)の役者見立ての東海道の、東海道五十三次之内の程ヶ谷駅や藤沢、大磯、小田原箱根など湘南の東海道名所を描いた作品18点が展示されています。

保土ヶ谷の帷子川の新町橋を背景に歌舞伎の腰元かおるを描いた作品です。

戸塚駅を背景に仮名手本忠臣蔵の早野勘平を描いた作品

五十三次之内 藤沢の小栗半官を描いた作品

東海道五十三次之内 平塚 萬長娘おこまを描いた作品

東海道五十三次之内 平塚大礒間 曽我の里少将を描いた作品

東海道五十三次之内 大礒 遊女とら(曽我十郎の恋人)を描いた作品

東海道五十三次之内 小田原箱根間 曽我の里 鯰坊主を描いた作品

藤沢宿コーナーでは、新しく市民の番場氏から寄贈された「藤沢宿を描いた番場コレクションの作品」の三代歌川広重などが描いた東海道藤沢宿が描かれた作品12点が展示されています

江ノ島一の鳥居と大鋸橋(遊行寺橋)付近を描いた広重の作品で、大山詣で賑わう光景が描かれています。

東海道の各所に配した吉原の遊女と宿場の光景を描いた作品

藤沢の小栗半官物語の場面を描いた歌川国芳の作品

江の島コーナーでは、「江の島を描いた番場コレクション展」の喜多川歌麿などの作品12点が展示されています。

深川八幡宮で行われた弁財天開帳の様子を描いた作品

江ノ島を背景に江の島詣での様子を描いた歌川国貞の作品

企画展示コーナーでは、「相模を舞台にした歌舞伎と浮世絵~白波五人男・曽我物語~」の歌川周重や国芳の作品22点が展示されています。

弁天小僧など白波五人男が様々な個性豊かな着物を着て演じる光景を描いた作品など歌舞伎の世界の素晴らしい雰囲気が見られます。

曽我兄弟討祐経の図

江戸時代から現代まで東海道の宿場町であった藤沢宿の歴史や歌舞伎の世界を学ぶ貴重な機会となり、現代風の絵画とは異なる浮世絵の素晴らしさを感じていました。


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