市内のアートスペースで始まった「物語から見る・招き猫亭コレクションと現代作家企画展」を見てきました。
今回の展示では、藤沢市所蔵の「招き猫亭コレクション」と現代作家の作品を「猫」と「物語」をテーマにした作品が展示されていました。
第一会場には、招き猫亭と呼ばれるコレクターが集められた約630点の中から、「猫」と「物語」に関わる歌川国芳の浮世絵やおもちゃ画、木版画、油彩画などの約100点の作品が展示されていましたが、撮影は禁止されていました。
「ニャラティブ」とは、猫の鳴き声と物語(ナラテイブ)を合わせた造語で、猫にまつわる物語から不思議な猫の表情や行動に想像力を膨らませて、猫にまつわる物語を描いた作品が展示されていました。
第2会場では、横浜の2名の現代アーテイストがヤマネコの物語をストライプ状のスリットをゆっくりと動かすことで画が動いているように見える技法で創られた作品が展示されていました。
作品では、「寓話の寓話」と題してヤマネコの画の横に縞模様の自走スリットが進むように企画されていて、書かれたドローイングがばらばらにグラデイーションのように動き出すように時空を生き死にする猫の物語が創られていました。
会場のコーナーでは、蛇腹型に書かれたインスタレーションの絵にスリットを載せて動かして画の変化を試していましたが、想像を超えるスリットアニメーションの姿を楽しんでいました。
アート作品には、様々な技法がありますが、猫の画やインスタレーション作品の秀作に感動しながら交流していました。
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