戦後80年、昭和百年を迎えて、新宿の「帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)」で、先の大戦における当時の様子が知れる貴重な資料を見学してきました。
会場入口のプロローグでは、大戦を経験された様子をイメージされる写真や証言で構成された空間が創られています。
「兵士コーナー」では、出征されて戦地へ向かわれる兵士の様子や群服、千力国旗、召集令状など戦地でご苦労された貴重な資料が展示されていて、当時の様子を思い知らされていました。
「戦後強制抑留コーナー」では、戦後にシベリアやソ連において強制労働に従事された収容所の様子や抑留者の食事される様子が展示されていて、涙を感じていました。
日本の歌謡会の著名人の三波春夫氏や吉田正氏の抑留されてご苦労された様子も紹介されています。
「海外からの引揚げコーナー」では、旧満州などの海外に渡って生活された日本人が、生活所を失い祖国に戻ってこられた方々が、日本へ引揚げされる経緯や引揚げ船の中での様子が紹介されていて、当時の様子を思い知らされていました。
「体験コーナー」には、当時使われていた衣服や道具なども展示されていて、当時の大変なご苦労を実感していました。
昭和20年の大空襲時には、幼少時にふるさとに疎開して防空壕にいて命は救われましたが、B29に襲撃されて焼夷弾の火の雨をみて涙した経験を想い出し、改めて戦争の怖さを実感して、平和な世界を心より祈念する機会でした。