やや寒さを感じる日でしたが、快晴の散策日和となったので、黄葉を楽しむ最後のチャンスと思い東京の紅葉・黄葉スポットである東京大学本郷キャンパスから上野公園へと出かけてきました。
最近はこの時期にスケッチ仲間と出かけていたが、先日寒くて雨模様が予想されていたので、スケッチを諦めて東京大学他の黄葉スポット巡りとなったが、赤門へ着くと初冬の陽を受けて期待通りの光景が待ち受けていた。
正門を入ると、石畳には黄金色の絨毯を敷き詰めたように見事なお伽の世界のような空間が出来ており、光と影のコントラストが見事な彩を見せていました。
正門を入ると左横にある古市公威像が目を惹きますが、学問の木(カイノキ)を前にした立派な台座に座る姿は、構内にある多くの像の中でも最も東大の雰囲気が感じられます。
正門から安田講堂に続く銀杏並木には、スケッチを楽しむ人達も見られ絶好のコンデイションで描けるのを羨ましい思いながら落ち葉を踏みながらのんびりと匂いを感じながら歩いていたが、よちよち歩きの幼児の姿もみられ家族連れなどで賑わっていました。
工学部館前では、構内で最大のイチョウが大きく枝を伸ばして美しい羽を拡げているような威厳を示しているようで、ウエスト像もうっとりと見惚れているようでした。
法文館を抜けて文学部・情報研究所を望む光景は、管理者が最も好きな光景ですが、画に描きたくなる誘惑に駆られます。
安田講堂は、東京大学のシンボルでもあり、威厳を示していますが、行動の入り口から銀杏並木を振り返ると、これもまた素晴らしい景観が見られました。
さらにもう一つのシンボルである三四郎池(育徳園心字池)へと回ると、池の水面には落葉が浮かび カモが泳ぎ、モミジの紅葉が美しく水面に映る静かな風景が見られ心が和む時が流れていました。
医学部館前に来ると、上野方面には美しい東京スカイツリーが望めており構内から唯一展望できるスポットのようです。
銀杏は、東京都の木であり東京大学のマークにもなっているが、銀杏三昧の散策を体一杯に浸み込ませて、裏門の「鉄門」から無縁坂を経て上野公園の散策に向かった。