湘南の箱根路に正月恒例の『箱根駅伝』がやってきたが、昨夜から興奮で眠れなかった。
瀬古さん以前から、箱根があって正月がある生活を過ごしてきた。
今年は、予選会からチェックしてきたが、正に戦国大会と言われるほどで、どこが勝っても不思議ではなく、何が起きるか判らず目が離せない。
往路は、やはり予想通りか各区でドラマがあり、箱根駅伝の歴史が塗り替えられたようなレースだった。
今年は、我が家の息子や娘をはじめ身内の出身校が揃ったので、朝から夫々の思いを語り、記録表や新聞を眺めてマニアックな会話で始まった。
1区では、期待を超えた活躍で早稲田が勝利へのレールを引いて、「よしよし」と気分が乗ってきた。
解説の瀬古さんの声もテンションが上がっているようだ。
2区では、モグスがダニエルが、そして木原がと各校のエースが自校の名誉にかけてバトルを繰り返している。
区間新があり、ゴボウ抜きも新記録である。波乱の幕開けの予感がしてきた。
3区では、ここでも故障で2区を避けて、あの竹澤が、佐藤悠基が走る。
毎年、我が家ではコースまで駆けつけて応援しているが、今年は夫々の母校が走るので力が入る。
湘南海岸は、例年以上に沿道のファンが多く、2重3重どころか5,6重の人垣が出来ていた。
竹澤の驚異的な走りは、これも故障は嘘のようにハイスピードで目の前を過ぎ去っていった。
続いて期待の東海佐藤悠基が後を追う。期せずしてこの3区で二人の争いが見れるとは、思わなかった。
竹澤は、4人抜きの区間新記録で、トップに躍り出て、家に戻ってガッツポーズで湧いていた。
さらに、なんと4区でもルーキー三田が、区間新記録の連発で今年の好調を裏書しているようだ。
一方ライバル駒沢は、1区での大ブレーキではるか後方に苦労している。優勝候補駒沢の走りが戦国を象徴していた。
驚いたのは、往路の山場である山登り。あの順大の山登りの神「今井正人」が、驚くスパールーキーの柏原が仰天の区間新で、早稲田を逆転した。
頂上付近の二入のバトルには、ハラハラどきどきで見ていても力が入る。
後方では、東海がまたよれていて、興奮は抑えられなかった。
往路は、結局早稲田が往路優勝はならなかったが、総合優勝を約束される2位につけ、ライバル駒沢は圏外におちており復路が楽しみである。
それにしても、これ程の戦国駅伝は、想像を超えており、復路も何が起きるかわからないようだ。
夫々の思いが上がり、夜までマニアックな語りが続いた。