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MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

改正道路交通法を考える

2008年06月08日 | サイクリング

今月から道路交通法が改正施行された。一般的には、自動車の後部座席のシートベルト着用ばかりに、気を取られているが、サイクリング愛好者の一人として、自転車安全利用についての施行令に関心を寄せて見ていた。

大きな改正は、無くて ホッとしているが、裏には 通行区分の変更などがあったようだ。

自転車安全利用の促進』をみると、「通行区分の明確化」により、安全運転の指導の強化を行い、安全ルールの徹底を図ることが明記されている。

通行区分については、これまでも自転車は、車両の一部として車道走行が原則で、指定区域のみ歩道を通行することが出来ることになっていたが、今回の改正では、児童や高齢者については、歩行者優先で歩道通行が出来るようになった。

Gosoku_1_1 ロードバイクで走行する我々は、充分に理解しており 安全走行のルールを遵守しているが、ママチャリなどで走行する一般の利用者は、この原則をあまり知らないのではないだろうか?狭い通行不可の歩道でも、車道の右側でも、平気で走行する若者走者が多い。

また、現在の無秩序で、傍若無人な利用者などの歩道走行状況には、目を覆いたくなる。

携帯電話やイヤホーンをつけての走行、信号無視、無灯火などなどには、いつもハットすることが、実に多い。また、歩行者もおしゃべりに夢中になり、歩道幅一杯に3、4人が横一列で歩行しているが、歩行者優先の域を逸脱しているだろう。早歩の歩行者にも迷惑である。

自宅近くに、交番があるが この種の指導、取締をしているのは、見たことが無い。

警察も手が回らない事もあるのだろうが、警告や厳重な処分の徹底を図るべきであろう。

一方、車道走行については、左側に駐車中の車や、狭い道路では、後続車両が「そこのけそこのけ車が通る・・・」と、幅寄せしてくるドライバーも少なくない。

 ドイツ・フランス・スイスなどの欧米各国は、自転車社会が長年の歴史の中で、しっかりと基盤が出来ており、自転車走行レーンが、都会も田舎も実によく整備されている。

文化の違いだけでは、片付けられない問題だ。自転車人口は、日本も決して低くは無い。道路財源で大騒ぎをしたが、これらの自転車レーンの道路整備は 地方の無駄な道路をつくるよりは、僅々の優先課題ではないだろうか?

Gosoku_5 今回の改正で、もう一つ注目すべきことは、子供のヘルメット着用が義務付けされたことである。お母さんが、幼稚園や小学校への往復に、前後に二人の子供を乗せて 走行しているのをよく見かけるが、出合い頭に チョッとバランスを崩したらどうなるのか、次の光景を想像するだけで 怖くなる。児童・幼児のみを二人乗り乗車させることは、認められているが メットの着用だけは、何としても守るべき事項である。

我々、ロードバイク愛好者は、ヘルメット着用に何ら疑問を持った事はないし、不着用がむしろ不自然である。Img_helmet4_t080606

自転車の利用者は、今は児童から高齢者まで、乗らない人はいない位 普及しており、車優先で、自転車や歩行者が追い出されるような事だけは、避けて欲しい。

現在の自転車とりわけスポーツサイクルブームが、安全でエコ・スポーツとして、定着する事を願いたい。 (挿入カットは、警視庁Webより)

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