子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

馬旅キャンプinとかち 2日目

2014年07月27日 22時45分29秒 | 全サイト合同

2日目の朝を迎えました。

朝の気温は18度です。寒かったのでしょうか、

部屋に行ったら、みんな折り重なるように寝ておりました。

よく眠れたのかな?

そんな心配をよそに、子どもたちは起きた瞬間から

外に遊びに出かけました。

雨が降っているので、雨具を来ています。

一晩過ごしたとはいえ、まだまだ北海道にいる感じがしません。

子どもたちは、それを本能的に「遊び」という方法で

北海道を体になじませているようです。

 大樹町では、馬旅に向けて「自分のことは自分でやる」コツをつかむために、

川遊びを積極的に取り入れます。

北海道で川遊びをするとなると、

ウェットスーツを着たり、ライフジャケットやヘルメットや

こまごまとしたものを準備したり、片付けたりする必要があるので

キャンプでうまく身をこなす練習として最適なのです。

ということで、さっそく準備を万端すませて、

日本一の清流・歴舟川に出かけました。

 

そこにいたのは、砂金堀りのカリスマ・有岡さん(ありさん)です。

その奥義を神妙に伺います。

そして、実際にゆり板をゆすると、奥の奥にきらりと光る砂金が!

とった砂金は、フィルムケースに入れて持ち帰ることになりました。

 

でもだんだんと「もっと川遊びをしたい」とうずうずしてきます。

さあ、水の中に飛び込もう!

 

豪快に泳ぎ始めました。

最初はあんなに暑いって言ってたのに、

もう「寒い」ですって。

ドラム缶風呂で回復します。

で、また泳ぎ、

またドラム缶風呂に入ります。

そんなことを繰り返していたら、

ラフトボートで川を下ることになりました。

渇水のため、コースを変更しての川下りです。

パドリングのレクチャーを受けて、

全員で漕ぎ出します。

途中で、エディで飛び込んだりして。

なぜか川上に向かって体が吸い寄せられます。

そんな風に、北海道の川を満喫しました。

でも、やっぱり水は冷たい!ドラム缶風呂が沁みます・・・。

一回宿舎に戻り、午後からどうする?という話になりました。

 

①「もっときれいな川に行く すごく冷たいが、とってもきれい」

②「近くの道の駅で、十勝の牛乳を使ったソフトクリームを買って食べる」

③「強制昼寝」

 

のうちどれがいい?と決めてもらい、午後からの活動が展開されます。

 

道の駅探訪チームは、念願の「お小遣いで楽しむ」

という結論に達しました。

いろんな屋台が出ており、しかも夕方で安売り中だったので

ちょっとしたお祭り気分を味わえたようです。

川遊びチームは、なんとまたウェットスーツを着て

小雨そぼ降る川に出かけます。

ほとんど人が出入りしない、それはそれは美しい渓谷です。

天井より高い岩上から何度も飛び込み、

あの浮遊間を楽しみました。

 

時計を見れば、なんともう5時。

こんなに外で遊び続けたのは初めてかも知れません。

子どもたちから自然と「あー、おなかすいた」という声が

聞こえ始めました。

 

だんだんと、普段の子どもたちのリズムが戻ってきたようです。

 

一方、これまで言ってみれば「よそ行き」な雰囲気で身を隠していた子が

そろそろその本性を現し始めました。

 

「え?」と思うような毒のある言葉を発してみたり、

ちょくちょくけんかやいさかいがおき始めてます。

そんなときは、ぼくたち大人は、全身全霊を込めて、

そのいきさつを「見届け」ています。

 

今、ここで、子どもたちの関係の中で起きた問題や課題は

子どもたちがどうにかして解決する、のが筋であって、

そこが、今回の馬旅キャンプが成功する鍵でもあります。

馬を上手に操る、という技術論よりも

馬を通して多様性のある考えや生き方と上手に接していく…、

それが重要であると考えています。

そのための準備が大樹町です。

ということで、明日からはいよいよ本番、清水町での活動が始まります!

 

 


馬旅キャンプinとかち 1日目

2014年07月27日 07時20分55秒 | 全サイト合同

教育支援協会・ネイチャーキッズの子たちを迎えて

馬旅キャンプがはじまりました。

9日間、馬と一緒にキャンプをしながら旅をする、

という目標達成にむけて様々な活動に挑戦します。

 

38度なんていうとんでもない暑さの中から抜け出して

十勝帯広空港についたら、そこは24度。

「空港の中、別にクーラーを入れてる訳じゃないんだよ」というと

みんな驚きました。

ホントかなあ、と空港の玄関を出たり入ったりして、その涼しさを確認するところから

北海道の旅が始まりました。

 

今日からの滞在場所、大樹町に向けて

だーれもいない畑の真ん中を車で移動していきます。

 

 

すると突然車が止まり、「みなさん、降りてください」と言うではありませんか。

「ここからまっすぐいけばたどり着くから、あとはみんな走っていってね」

ようするに、マラソンだって。何言ってるのか、よくわかりませんね。

 

でも、そう言われてしまうとなんだかウキウキして来るものでもあります。

 

準備運動をした後は、一斉にスタートします。

 

別に競争をする訳でもないし、足が速いとか遅いとかが重要でもありません。

まずは体の中の空気を入れ替えて、飛行機の中に閉じ込められていた体をほぐすこと、

いろんな人がいていいということ、

これから幾重にもやってくるであろう課題や困難を前向きに捉えて解決していくこと、

そんなことが出来るようになることを祈って、こんなことをやってます。

 

いや、これ意外と面白いのです。

なんと、5キロもの道を走ったり、歩いたりするのですが

見たこともない風景がどんどんと目に飛び込んでくるので

全然飽きないんですね。

しかも、途中で雨が降ってきました。

「雨具どうする」「濡れちゃう、どうしよう」とかいいながら、

それをどうにかしながら足を運んでいくのです。

 

お陰で、みんな無事に完歩完走することが出来ました。

意外と、みんな体力があります。

すぐにシャワーを浴び、濡れた服を洗濯し、靴を乾かした後は

もうその辺で遊んでいたら、当然、腹が減りますね。

 

ということで、晩ご飯はチャンチャン焼きです。

薪ストーブで焼いて作ります。

外で食べようと思ったのですが、さすがに雨の中は難しいので

部屋の中で食べました。

自分の食べられる分だけよそって食べます。

食べる前に、自分のおなかに手を当てて、

どれぐらい食べられるかをイメージしたあとに

取りにいきます。

 

質素ながらもぜいたくな夕食。

おいしく頂きました。

 

で、子どもたちは、周りにいる初めて会う子たちと

何となく一緒になって遊んでいました。

人見知りの子も、そうでない子も、まあ、なんだかんだ言って

声を掛け合って遊んでいますが、

「ところで、君、名前なんていうの?」とふと気がつきます。

 

オトナだと、まずは自己紹介から・・・なんていうのが通常なのですが、

子どもは、その逆なんですね。

本能的に、体が遊ぶことを欲しているので、

名前とか、どこから来たとか、そんなこと関係なしにまずは群れて遊びます。

で、その遊びが高度になってきて、チームワークが必要になると

名前で呼び合う方が面白く遊べるので、名前とか言語が必要になる、のでしょうね。

 

ぼくたちは、そんな頃合いを見計らって

自己紹介タイムを作りました。

順番に座布団を移動して、全員と話をします。

ここまで一緒に遊んでいるので、ある程度はおしゃべりできます。

でも、こうやって改めて向かい合うと、ちょっと照れくさいよね。

そんなのも楽しんで、夜を過ごします。

 

さあ、北海道での生活が始まりました。

馬と一緒に、旅をしながらキャンプをする、という壮大な目標を達成するには、

まずは「よくたべよくねてよく出そう」という生活の基本、

そしてチームが必要です。

 

そんな心と体の準備を、

大樹町でしっかり積み上げていきます。


札幌まるやま校イエティーズ「バシャバシャ!かわのようちえん」

2014年07月19日 19時05分33秒 | 札幌まるやま校

今日は幼児保護者向けのプログラムイエティーズ

7月の活動は「バシャバシャ!川のようちえん」

天気は曇りだけど子どもたちは元気いっぱい!

さっそくカッパやライフジャケットを着込んで川へ。

まずはみんなで最後に食べるスイカと差し入れのメロンを川で冷やす「入水式」

カラフルな石探しからスタート、水温に慣れるために重要な作業。

「色んな石があるね」なんて言ってたら「何か小さい生き物がいるよ!」

 

本当だ!じゃあこの小さな生き物をみんなで探そう!

この辺には5種類の生き物がいるらしいぞ!

石をめくっていたら「何か動いた!」どうやら動く魚の影が見えたらしい

そうしたら次は箱メガネだ!

川底と同じ色をしていて見えにくい隠れている魚を探す練習です。

しばらくすると「おっ!いた!」「こっちにも!」

「早くつかまえたい!」の声が聞こえてきたらタモ網の登場です。

タモ網はどういう風に使うのかな?レクチャーが終わったら実践です。

なかなか難しいかな?岩陰に隠れているよ。大人と一緒にやってみよう!

「とったよ~」

「大きいよ~」

「魚じゃないのが入った~」などなど色んな声が上がります。

なかなか上手に網を使えなかった子どももだんだんとうまくなり、

全員が何らかの成果を上げたところで終了。

最後は全員で網を並べて追い込み漁

 今日見られた生き物はフクドジョウ、ハナカジカ、ヤマメ、

ヤゴ、ヘビトンボ(幼虫、成虫)、カゲロウ、トビケラ、カワニナ、

カワゲラ、そしてトノサマバッタも。

生き物の解説を聞いたらやさしく川に返します。「またあそぼうね」

気づいたらお昼ご飯の時間、濡れた服をリフレッシュしておいしいお弁当を頬張ります。

リピーターの女の子はお昼ご飯食べたら何をするか知っています。

食べ終わったら自ら着替えて水に入る準備、少々フライング気味にドロップイン!

それを見ていた子どもたちは僕も私も!と着替えをすませて駆け寄ってきます。

「チューブがいい」

「ソリがいい」

 

「2人乗り」

「3人乗り」

タライに乗れるかな?との大人の声に

ここからは大人の策略ですが・・・舟に水を入れて沈ませ、

子どもが全身水に濡れられるような準備をします。

準備ができたらまずは自分で浮いて川の流れに身を任せるフローティング

その後は水の掛け合いでクライマックスです、大人対子ども

どちらも真剣、子どもはソリでバリアを作り、裏側にまわって背後攻撃を仕掛けたりの頭脳戦。

最後は大人を「それ~」と子どもがやっつけて終了。

着替えをすませるとタープの下にスイカ屋さんとメロン屋さんがオープン!

「今年初めてスイカ食べる!」

温かいココアも飲んでまったりタイム。

川から上がる時に3歳の男のが「いっぱい遊んだ!」と満足な笑みを浮かべていたり

初めて参加した子どもは「また川で遊びたいな!」と言ってくれました。

 

初めて川で遊ぶ子どもからこういう言葉が聞けると本当に嬉しいです。

安全に遊べば川はとても素敵なところ。

少しの見守り、声かけやお手伝い次第で子どもはどんどん吸収し自分で成長します。

外あそびの時何を子どもにしてあげたらいいかわからないとよく相談されます。

僕は大人自身が真剣に遊んでいるところを見せるのが一番大事だと思っています。

不思議な物を不思議と思い、感動したことを言葉でキチンと伝える、

そして子どものできたことを思いきりほめてあげる。

型にはまらずそんなことができたら いいのではないでしょうか?

次回9月の活動は「わくわく!おとまりようちえん」

ゆったりとキャンプしながら思いきり遊びましょう!

カツオこと高野克也


イエティくらぶ東川校 はっちゃけ隊7月「ウチダザリガニ防除隊!」

2014年07月13日 19時32分55秒 | 東川校

数日前まで台風到来するのでは…

そうなったら増水して、川に入れない…

と心配していましたが

みんなの日頃の行いのおかげか、いいお天気となりました!

 

いつものはっちゃけ隊の7月は、ノカナンで川遊びなのですが

今年は、「ウチダザリガニ」という特定外来生物の防除活動に参戦です!!

ウチダザリガニはもともと日本にいなかったザリガニですが

食用として外国から入れられました。

日本全国に入れられたのですが

様々な湖や川に離され、今その数が増えてしまっています。

北海道の涼しい気候がウチダザリガニにはあっているようで

特に北海道で多くなっているザリガニです。

そんな

ウチダザリガニを捕ることで

今いる日本の生き物を守ったり、環境を守ったりすることができます。

 

ベテラン先生方として

「旭川ウチダザリガニ防除隊」のメンバーや

旭川市環境部の方が登場してくれました。

そのため

今日のはっちゃけ隊はとっても大所帯となりました。

  
 
じゃんけんチャンピオン探しにも、一苦労。
 
 

みんなと仲良くなったところで、いざ川へ!

罠にはすでにたくさんのウチダザリガニがかかっていました。

ザリガニの取り方、つかみ方のレクチャーを受けたら

今度は自分のたも網でザリガニ捕りへGO!

続々と捕まえていきます。

先月やったカジカ捕りとやり方は、結構似ています。

川の中にぽつんといるザリガニを捕まえるポイントとしては…

ザリガニはバックで逃げるので、後ろに網を構えること。

 

 

ウチダザリガニは、捕まえて終わり、ではありません。

オスメスに分けて、何個あったのかチェックをしていきます。

よーくよーく見ると、オスかメスかを見分けられます。

それ以前に

つかむのにビクビクだったりもしましたが…!?

 

同時に、川に入った時に着たウェダーや網、ネット袋などを消毒します。

ウチダザリガニは個体によってはザリガニペストがあり

道具を消毒しておかないと

次回違う川で使うとその病気をばらまいてしまうかもしれないからです。

数を数えられたザリガニは、鍋の中へ。

特定外来生物に指定されているウチダザリガニは

生きたまま持ち運ぶことはできません。

残念ながら、殺してしまうことになります。

 

ゆでたザリガニは、もちろん食べます★

ここで、ザリガニむきの先生が登場。

食べられるところを教えてもらい、さらに剥き方指導です。

おいしいようで、黙々と剥いては食べ続けておりました。

コツをつかむと、剥くのも早い!

今頃、おみやげザリガニをおうちで食べている頃かな???

 

 

 

最後は、ウチダザリガニ勉強会。

ウチダザリガニはどこから来たのか

今、どうなっているのか

どんな問題があるのか

今日捕って、しこたま食べたザリガニについて、改めて学びました。

 

勉強会の〆は

ウチダザリガニ防除隊児玉さんによる

スタッフ大爆笑のザリガニ踊りとなりました。

今月のはっちゃけ隊は

「ザリガニを捕って食べる」という、とてもシンプルな活動でした。

今日一日で、本当にたくさんのウチダザリガニを捕まえていました。

捕っても捕っても、取りきれないんじゃないか???

と思うくらいです。

 

でも

旭川ウチダザリガニ防除隊のみなさんと一緒に活動し、学んだことで

ひとくちにザリガニといってもいろんな種類がいること

外国から連れて来られたウチダザリガニによって、いろんな問題がおこっていること

わたしたちに、できることは何なのか

そんなひとつひとつを知り、考えることができました。

 

ウチダザリガニって悪いヤツじゃないんです。

外国から連れてきて、いろんな場所に放してしまった

人間が悪いヤツなんです。

ウチダザリガニに限らず

外国から連れてきたその他の昆虫や動物・植物についても

同じことが言えるはず。

みんながウチダザリガニについて学んだことで

これからの未来に

わたしたち人間が同じ失敗をしないようになれたら、と思っています。

さて

8月のはっちゃけ隊はお休みで、夏キャンプとなります。

今年は大雪山キッズワークキャンプ

大雪山の自然と人に関わる仕事人と出会うことで

多様な自然への関わり方と持続可能な利用について考える体験を積みます。

みなさんのご参加、お待ちしております!

 

イエティくらぶ東川校 めめ


THE CAMP 札幌まるやま校

2014年07月13日 18時46分43秒 | 札幌まるやま校

THE CAMP 札幌まるやま校です。

台風が北海道に接近していて、お天気が心配でしたが、

温帯低気圧に変わり、ひとまず雨に降れることはないだろう

ということで、円山公園バスターミナルに集合します。

今回は自分たちでキャンプできるチカラをつけるためのキャンプです。

キャンプをするためには何が必要か?何ができないとダメか?

を出発前に確認し合います。

すこし緊張もありつつも、気合いも十分の様子です。

そして、車でいざ、キャンプをする定山渓方面へ

このキャンプは一人でするわけではない。

今回集まったメンバー、みんなでキャンプをします。

そこで、ちょっとお昼ごはんがてら

南区の十五島公園に立ち寄って、遊びます。

おにごっこと

1人の女の子が落としてしまったものをみんなで探すをして、汗と心の壁を少し流します。

そして、札幌の水がめを眺めながら、お昼ごはん

腹ごしらえをしたら、早速キャンプの本題へ

キャンプに必要なものその壱。食べ物。

夜、朝、昼の3食分、23人分をスーパーにてお買い物をします。

カレー、スープ、そうめんの具材を買うチーム、サラダ、パン、くだものを買うチームに分かれて、

商品を選びます。

買う品物と分量と予算が書いてあるメモがあって、それを見ながら、

商品をみながら、値段を見ながら、電卓で計算しながら、チームで話しあいながら、

カゴに入れていきます。

選び裁量の幅が大きく、楽しく、さらに時間内にみんな買い物ができていました。

そして、ようやくキャンプ場に移動。今回のキャンプ場は定山渓自然の村。

駐車場から、キャンプサイトまで20分くらい歩かなければなりませんが、

リアカーで荷物を楽しく、運べるので、全然苦になりません。

むしろ、子どもたちが率先して、引っ張りたい様子。リアカーの大名行列です。

施設についたら、ちょっと休憩して、そこがどんなところなのか自分たちの目で確かめに

チームごとで探検しに行きます。

トイレが何処にあるのか、今どこにいるのか、安心できたら、

再度ちょっと休憩。この日は少し蒸し暑くて、小まめにリフレッシュする時間が大切です。

そして、リフレッシュ後、

キャンプに必要なものその弐。自分たちが寝る場所。テントを張ります。

初めてのことも、チームでやれば意外と簡単に張れちゃいます。

自分の寝床が確保でき、夜の心配をしなくて済んだら、

キャンプに必要なものその参.水場と火。

夜ご飯をつくるには、水と火が必要です。水で食材を洗い、その水でお湯を沸かし、具材を調理する。

保護者のお母さん方の温かいご指導のもと、洗った具材を包丁で切る作業を手分けしてやりました。

そのお湯を沸かしたり、具材に熱を通すには火が必要。

自分たちで薪や炭に火をつけます。

火のつけかたの手順とコツをもとに、あとは実践あるのみ。

1発でつけれる子も何度も挑戦してようやくつく子も、みんなで試行錯誤、協力しながら、熱源を確保しました。

夜ご飯づくりを始めて2時間ちょっと、あたりが真っ暗になるまえにみんなでいただきますすることができました。

おいしくいただいた後は、片づけです。

ごはんづくり、食事で使ったものは自分たちで洗う。

自分だけのものじゃなくて、全員の分を役割分担して、洗い物をします。

そんなこんなして、あたりは真っ暗。暗闇の中で、お楽しみタイム。

たき火でお菓子を炙ります。

 

あたりめ、ビーフジャーキー、せんべい、サッポロポテト、ポップコーン

思い想いに自分のお菓子を温めてアレンジを楽しみました。

ゆっくりと流れたお楽しみタイムも名残惜しく終わりを告げ、歯を磨いて、就寝へ。

初めてのテント泊でドキドキ、慣れている子もワクワク、ソワソワしながら、

の時間が少し流れましたが、全員眠りにつくことがなんとかできました。

そして、2日目です。

朝食はみんなに家から持ってきてもらった紙パックで、

カートンドックを食べました。

具材を挟んだパンをアルミホイルで包み、紙パックを燃やすだけで、

お手軽に、普通の食パンがホットなサンドに変身。

アツアツとろとろなカートンドックで朝からテンションが上がっております。

3個もカートンドックを食べるツワモノも現れるほど、食欲が快調な様子のみんな。

皿洗いも今キャンプ2回目、手慣れてきて、役割、ポジションを自由に変わりあって、

わいわいと洗い物をしています。

そのあとは自分の荷物をまとめて、帰れる支度をします。

そんな身支度、自分のものが自分で整理できたら、

2日目の午前はまったりキャンプ場を楽しむ時間とします。

昨日の夜に引き続き。お菓子を炙ります。

この火は自分たちでなんとか自力でつけた火。

自由な時間を満喫するためには自分たちの力が必要なんです。

こちらはウォークラリーチーム。

施設内を探検しながら、クイズに挑戦して、景品ゲットを狙います。

そのほかは木のアスレチックでまったりしたり、水辺で生き物がいないかどうか探したり。

午前のひとときをゆるやかに過ごします。

そんな優雅な時間の後は

乾かしていたテントを畳んで、しまったり、

最後の火おこし。お昼のそうめんを茹でるためのお湯を沸かすため、

火おこしに再度チャレンジします。

今回は昨日よりも時間が少なく、圧倒的に協力して分担でやっていかないと

いけない状況です。追い込まれると、自然とチームの士気は高まり、

かなりの集中力と、体力でばっとできるものです。

なんとか無事にお昼ごはんを食べることができ、

最後はみんなで歌を歌って、キャンプ場をあとにします。

そして、帰り道もこちらからなにも指示をしていないんだけど、

重い道具・荷物が載ったリアカーを引っ張って、駐車場まで、意気揚々と戻りました。

この後は、一番近くの温泉の豊平峡温泉へ

広くて開放的な露天風呂でキャンプの疲れを癒して、

定山渓の川原でアイスを食べて、

 

流木の上で記念撮影をして、1泊2日の活動は終了。

キャンプで必要なこと、できなきゃいけないことを一通り、自分でやってみること、

体験することができたTHECAMP

それは僕らスタッフだけではなく、学生の実習生や保護者の方々そして仲間の温かい見守りがあったからこそできたこと。

そのことに少しでも気が付いて、いろんなひとがいて、いろんな役割を担って、

いろんな物事が動いているんだなぁと知ってくれたら、嬉しいです。

イエティくらぶ札幌まるやま校~THE CAMP~

けいた(札幌まるやま校 富田桂太)


イエティくらぶ いぶり・黒松内校7月 北の海んちゅキャンプ!2日目

2014年07月13日 17時23分04秒 | いぶり・黒松内校

北の海んちゅキャンプ2日目。

テント泊またはビバークでぐっすり寝た子どもたち。

まぶしい朝の陽光を浴びて起きだしました。

起きて早速、クワの実をつまんで口の周りをむらさき色に染めている子も。。。

朝から元気いっぱいの子どもたち。

朝ごはん前にまずは朝のお仕事で、畑の水やりとコケッツのエサやりです。

  

ひと働きしておなかもすいてきたころ、お楽しみの朝ごはんです。

朝ごはんはカートンドッグ。牛乳パックの中にアルミホイルに包んだパンを入れ、牛乳パックに火をつけて燃やしきると、中のパンが焼けるという料理です。

「ファイヤ~ファイヤ~」と、おいしく焼けることを念じます。

上手に焼けた子も、焼けなかった子も、朝ごはんをしっかり食べてパワーをつけ、2日目の海遊び開始です!

本日は磯あそび!

海に入る前にはちゃんと準備体操。

そしてお待ちかねの海遊び!!

カニや魚をとったり、飛び込みしたり、思い思いの海遊びを楽しみました。

      

楽しい時間はあっという間に終わり、自然学校に戻ってお昼ごはんを食べ、片づけ・お掃除をしたら帰りの会。

1日目は砂浜の海、2日目は磯の海と2つの海を楽しんだ子どもたち。海んちゅになれたかな!?

9月は海んちゅキャンプPART2!!そして畑の感謝祭!

陸と海を楽しみに、黒松内にまた来てくださいね!

(ふみぞう)


イエティくらぶいぶり・黒松内校 夏本番!北の海んちゅキャンプ 1日目

2014年07月12日 23時02分21秒 | いぶり黒松内校

黒松内にもいよいよ夏本番がやってきました!

本日、北の海んちゅキャンプが開催されました。

曇り空の中でのスタートとなりましたが、総勢20名の子ども達と思いっきり海遊びを楽しみました!

そんな海んちゅな子ども達との1日目の様子をお知らせします。

まずはぶな森自然学校に集合して、お昼ごはん&始まりの会。
この2日間をみんなで楽しんんでいきましょう!

ウェットスーツに着替えたら、いよいよ浜中海岸の砂浜へ。

準備体操にビーチフラッグや砂埋め競争をして、体をほぐします。

 …ちーちゃんとやまちゃんがうめられました!

うめられた後は砂まみれ。。

体も十分ほぐれたらいよいよ海へ!!


波のちからを体いっぱいで感じながら、みんないろんな遊びをして楽しみました!


ライフジャケットを利用して漂ってみたり、波に乗ったり、砂のお城を作ったり、、


楽しい時間はあっという間でした。


海から帰ってきたら、夕ごはんの準備。

そして今日はテント泊!

ご飯の準備ができたら、いただきます!!

今日のご飯は親子丼に大根サラダとスープ。

みんなモリモリ食べます!

ご飯のあとは自由時間。

焚き火を囲んだり、歌ったり、かくれんぼをしたり、イタドリの笛を作ったり。
夜までパワフルな子どもたちでした。

今日は浜の海んちゅでしたが、
明日は磯のあまちゃん目指してみんなで楽しく過ごしましょう!!

(まっすん)


イエティトレッキングくらぶ~小天狗岳~

2014年07月06日 19時12分00秒 | 札幌まるやま校

今日のトレッキングくらぶは定山渓にある小天狗岳。

暑すぎず寒すぎず曇り空ですが、登山日和。

7時台から地下鉄で出発、8時にバスターミナルで合流

YTCポーズ!「Yeti Trekking Club」

バスに途中から乗りこむ参加者もいて移動中にどんどん参加者が増えていきます。

定山渓大橋でおりたら徒歩で定山渓ダムを目指します。

先頭の方ではヒグマクイズをしながら歩いています。

歩くこと30分定山渓ダムに到着。

まずはエネルギー補給、バナナと行動食でパワーチャージです。

準備運動をして靴ひものほどけない結び方をきなこさんから教えてもらいます。

登山届けを書いて出発!

今回の休憩の合い言葉は「天狗になる」です。

短い休憩は「小天狗」長い休憩は「大きい天狗」ときめました。

小天狗岳は急な登りが結構続きます。

木製階段が壊れていて鉄ピンがむき出しになている場所もあるので注意して進みます。

滑りやすいところや危ないところをみんなで声かけ。

途中は歌を口ずさみながらなんと余裕のひとときも、結局「天狗になる」は合計3回。

「疲れた~」なんていいながら登ること1時間50分、山頂に到着。

山頂では行動食を食べて、一路ダムを目指します。

今日は下山後のダムの広場でご飯の予定なのです。

帰り道ではクワガタの姿も。

「お弁当早く食べたい!」という声も励みになり、

下りが滑って怖いながらも約1時間で無事に下山。

先頭の男の子がハイタッチ当番!

待ちに待ったお弁当タイム!

いつもならスープを出すのですが、今日は「フルーツパンチ」

凍らせたフルーツ缶とサイダーでつくります。

「おいしい!」の声が重いものをしょってきた苦労を忘れさせてくれます。

あっという間に完売御礼!

次はダム資料館探検。

中では発電体験やクイズやゲームなどを通してダムの仕組みを少しお勉強。

そしてヒミツの合い言葉「ダムカード」を施設の方に上手に言えたので

ダムカードを見事にゲット!

今日の「登山+α」は温泉です。

毎回のことながら登山した後の方が子どもたちが元気なのです。

子どもの参加者全員6人が和気あいあいと歩いていきます。

6年生の男の子がお父さん、その他の子どもは全員その子ども。

私カツオはおじいさんというシチュエーションに決定し、温泉を目指して歩きます。

30分の道のりもあっという間。

イエティくらぶらしくない!?高級な温泉です。

日帰り温泉パックを使うとこんなにお得。

子どもたちも「絶対他のイエティくらぶでは入れないわ~」と満足

いつもは慌ただしい温泉もたっぷり時間をとったので、

男子風呂ではちょっとはしゃいじゃいました。

帰りのバスは全員一列に並んでテンションも大盛り上がり

楽○カードマンならぬダムカードマンも出現。

声のトーンを抑えるのに大人達は必死でした。

来たときと同じようにどんどん参加者が別れていきます。

「またね~」登山の後の子どもたちの親密度がとっても嬉しいです。

高学年が低学年の面倒を見る、みんなをまとめる。

本人にそんな気はないのかもしれないけど、安心感が増しています。

低学年の子どもたちも自分ができることをしっかりする、

準備や用意など始めの頃より出発もスムーズになってきています。

歩く体力もそうですが、自分で辛いことを乗り越える強さ、

達成感を通してポジティブなエネルギーが身に付いていくのではと期待しています。

バスの中で9月のチャレンジトレッキングにみんな行きたいって行ってくれたのも嬉しかったですね。

夏休みにぜひ近くの山で足慣らしをしておいていただいて、

9月のチャレンジトレッキングでお会いしたいと思います。

保護者のみなさま、登山時やお風呂、バスの中でのサポートなどなど毎度のことながら感謝です。

またトレッキングでいい汗流してリフレッシュしましょう!

カツオこと高野克也