子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶいぶり校・冬休みキャンプ【キャンプビギナーズ☆はじめてのおとまりキャンプin安平町早来】

2013年01月09日 11時40分34秒 | いぶり校

みなさま、新年明けましておめでとうございます。

旧年中はイエティくらぶのキャンプにご参加いただきましてありがとうございました。

本年も色々とおもしろいキャンプを企画していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、新年の仕事始めならぬキャンプはじめとなりました【はじめてのおとまりキャンプ】を安平町早来で実施いたしました。

こちらのキャンプは、キャンプビギナーズ(親御さんから離れて、泊まりがけのキャンプに出かけたことのない子)のためのキャンプ初級編として、集まった仲間と一緒に子どもも大人も一生懸命遊ぶこと+自分のことを自分でできるようになる生活体験をメインプログラムとしたキャンプです。

幼稚園年長さんから小学6年生までの元気な16人が、札幌や苫小牧、室蘭、登別から集まりました。

さぁ、どんなドキドキ☆わくわくが待っているのか、はじめてのおとまりキャンプのスタートです!

 

キャンプの舞台となります、ここ胆振管内・安平町早来といえば…

産地直送・雪だるま(※暖房厳禁)と、

ディープインパクトのふるさとで、

橋本聖子選手(スピードスケート)のふるさとでもあるそんな町です。

(町内にあるスポーツ施設『せいこドーム』内には、橋本選手のブロンズ像も!)

 

2013年1月7日(月)天気:晴れ

今回のキャンプはみんなで電車に乗って移動します。

札幌集合チームは一足お先に電車の旅がスタート。

 

約40分。苫小牧に到着です。

苫小牧駅では苫小牧集合チームと登別・亀田公園前集合チームがスタンバイ。ここで参加者全員が合流です。

おっとっと。改札機、ちゃんと入れた切符を取ってくださいね。

各駅停車のワンマンカー。なんとなく緊張感が伝わる車内。

と、思いきや、こちらはもうゲームが始まってます。

電車の切符って、なんか大人になった気分。

早来駅に着きました。ここからは、歩いて本日の宿泊場所まで移動します。

途中、神社発見。新年も迎えたことですし、ちょっと寄り道して初詣をしていくことに。

みんなでお参り。願い事はもちろん、このキャンプ、ケガなく、無事に楽しく遊べますように!

途中、雪だるま発見。さすが、雪だるまのまち。

途中、おやつを買ってやっとこ宿泊場所の『しらかば荘』に到着。

リュックをおろしたらまずはどこに何があるのか探検です。

「トイレはこっちだ」

「秘密の部屋ってどこだ??」

「カンソウシツってなんだろ?でも、あとで使うって言ってたからとりあえずみておこう」

気がつけばお腹はペコペコ、お昼の時間。午後からたくさん遊ぶためにパワーチャージです。

充電完了。

これから外に遊びに出かけるのですが、その前にキャンプの隊長・やまちゃん(いぶり自然学校)からキャンプの心得&雪遊びの準備についてお話です。

ひとーつ!自分のことは自分でやろう。

できなーいっていう前に、まずは自分でやってみて、お手伝いが必要なところを教えてね。

ひとーつ!雪遊びの服装は…

上)シャツ+長そでの服+ジャージ+フリース+スキーウェア

下)タイツ・ももしき+ジャージ+スキーウェア

手)手袋

足)靴下2枚

の準備ができてるかな?足りない子は着足してこよう!

準備ができたらいざ、出発。

今日のメイン雪遊びは、ロングすべり台です。

「すごーい!たかーい!早くすべりたーい!!」

という声を聞きつつ、まずは、スタッフがすべってみます。

ここからここまでという範囲をみんなで確認し、さっそくそりすべり大会が幕を開けました。

          

疲れたらちょっと一休み。

喫茶・まゆみで甘いあったかい紅茶を飲んでパワー充電です。

休めばまた復活。

     

 

そりすべりも楽しいけれど、こういう遊びも楽しいよね。

雪のケーキ屋さんが開店です。

   

楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。

今日はここまでということで、しらかば荘へ戻ります。

遊びに使った道具はもちろん自分たちでお片付け。そりに乗せて車のところまで運びだします。

「オレが乗せてってやるよ!」

おや?荷物にまぎれてちゃっかり運んでもらっている子も。

戻り来て、ぬれた上着や手袋をカンソウシツ(乾燥室)に干します。

「あ、カンソウシツってこのときに使うのか」と、子どもたちも納得がいった模様。

このあと、お風呂に行く準備をし、安平町にある鶴の湯温泉へ。

冷えた体をほっこり温め、おみやげもここで選びました。

 

帰ってきたらお待ちかねの晩ご飯。

今日のメニューはなんでしょね?

「キャンプといえば、やっぱりカレーでしょ!」ということで豆とナスと鶏肉のカレーが待っていました。

そのほか、春雨サラダ、中華スープ、デザートには皮がウサギ耳になってるすぺしゃるリンゴです。

みんなそろっていただきます!

もぐもぐ、モグモグ。お味はいかがかしら?

「おいしい!!」と、たくさん食べてくれました。

      

 

むむ、謎のマスクめがねマン現る!

見るからにあやしいぞ。

 

ご飯が終わったそのあとは、みんなで“あそび会議”をしました。

あそび会議とは、次の日の予定を子どもたち相談して決める重要な会議です。

明日は何をして遊びたい?

「雪合戦!」

「穴掘り!」

「障害物競争!」

「そりすべり!」

などなど子どもたちからたくさんの意見が出ました。

どんなことができるか楽しみにしながらこの日は就寝の時間となりました。

 

2013年1月8日(火)天気:晴れ

息を吸い込むと鼻の奥がひゅっと凍りつくようなそんなしばれた朝でした。

前日はみんなぐっすり眠れた様子。

体調を崩すことなく元気に全員おはよう!の声が揃いました。

朝ご飯を食べたら、昨夜のあそび会議で出た遊びを実行すべくときわキャンプ場にむかって出発です。

 

向かう途中、坂があればもちろん登ってすべります。

コレ、道産子のDNA。

 

あちらでは、雪遊び切り込み隊長のカツオ(札幌まるやま校)と雪山落としあい合戦が始まった様子。

果敢にチャレンジ。

 

おしいー!投げられた!

 

何度投げられようとも決して僕らはくじけない!不屈の精神、見事です!

移動再開。

キャンプ場を目指してトコトコとっとと歩いていくと、野球場の前に大きなトラックがとまっていました。

なんだろう?とひょいっとのぞいて見ると

そこは雪だるま工場だった!さすが、雪だるまのまち。

目的地に到着。

まずはみんなでやるゲーム。

チーム対抗・雪積み合戦が始まりました。

カツオチームV.S.うえちゃん(いぶり校)チームの対決です。

よーい…スタート☆

両者一斉に雪を積み始めます。ソリやバケツ、スコップというアイテムを駆使してどんどん積み上げていきます。

厳正なる計測の結果…勝者・うえちゃんチーム!

次のゲームは障害物リレーです。

ソリをバトン代わりに、まずは坂を上り、そりを使って下に降り次の人へバトンタッチ。

最後の人がソリを滑り降りたら、セッティングしてある的を雪玉で落とせばゴールです。

では、いきますよ?よーい…スタート!!

的を落とせ!!

 

こうしてみんなで遊んだあとは自由時間。

好きなことをして遊ぶ時間にしました。

「ねぇ、この雪山、壊しても良い??」

と子どもからのリクエスト。よーし、壊そう!

平らになるまで壊して良いよ、というと勢いよくジャンプ。

壊すのも楽しいのです。

 

こちら、本日もそりすべり満喫し隊のみなさま。

昨日より距離は短いけれど、その分、連結させたりいろんなことが楽しめました。

   

 

近くの林に探検に行ったチームも。

アドベンチャーチームはちょっとした溝もフツーには渡りません。

ほっぷ・すてっぷ・ジャンプ!!

雪の上って気持ちいなぁ!

遊び疲れたらあったかい紅茶を飲んで一休み。

メガネの曇り具合が気温の低さとあったかい飲み物の美味しさを物語ります。

まだまだ遊びたい!もっともっと遊びたい!気持ちはありつつも、残念ながらこの日はここでタイムアップ。

遊びたいオーラを全開に、ステキ雪遊びフィールドに後ろ髪をひかれつつ、お昼ご飯を食べにせいこドームという町内のスポーツセンターへ。

みそ汁の温かさにほっとしつつ、おにぎりでお腹を満たします。

 

さて、そろそろ帰る時間。

帰りも電車で苫小牧駅まで戻ります。

駅についてもまだ時間があったので、お小遣いが残っている子はおみやげを買い足したり、駅の近くを探検したりしました。

   

13時57分。岩見沢から来る普通列車は、定刻を4分過ぎて早来駅に到着。

名残惜しいけれど、ここでたくさん遊んだ早来とはお別れです。

また来よう!

ガタンゴトンと電車は進み、間もなく沼ノ端駅に到着。

ここで札幌チームは特急列車に乗り換えです。

ホームに立ったみんなも、車内の残ったみんなもお互いに手を振り合います。

 

電車に揺られること約20分。苫小牧駅につきました。

お迎えに来ていたお母さん、お父さんの顔を見てまた違った笑顔を見せる子どもたち。

そんなお子さんの様子を見て、ほっとしたような様子の保護者のみなさま。

2日間の出来ごとを簡単に振り返り、苫小牧チームは解散となりました。

登別・亀田公園前解散チームはここから今度は車に乗って、同じような光景のもとへ戻ります。

帰りの車はみんな夢の中かな。

たくさん遊んだもんね。

 

1泊2日の大冒険。

はじめて会う友だち・スタッフ。

はじめての寝袋。

はじめてのお皿洗い。

はじめてのおみやげ選び。

このキャンプでは子どもたちのいろんな“はじめて”に出会いました。

たくさんのはじめてはドキドキ・わくわくです。

緊張していた子も多かったと思いますが、集まった仲間と共に同じ釜のご飯を食べ、一緒に遊んで、一緒に寝て起きて、大きな事故やケガもなく過ごすことが出来ました。

お子さんを送り出していただいた保護者のみなさま、お手伝いいただいたスタッフのみなさまに感謝です。

 

さて、今度はどんな“はじめて”に会いに行こうかな。

またみんなでたくさんの“はじめて”に会いに行きましょう。

 

 

 

いぶり自然学校・上道和恵(うえちゃん)

コメント
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