子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ登別・ゆきやまキャンプその2

2008年01月10日 23時12分39秒 | いぶり校
◆いよいよ出発
さて、いよいよ出発の日です。
朝ごはんの後、荷物を詰めたら、自分でお弁当を作ります。
自分のお弁当作りなんて初めての子が多いので、スタッフに手伝ってもらいました。



そして、バスの乗って移動です。
天気がよいともいえず、風の強い中の移動となりました。
荷物をそれぞれそりに載せて運び、10分ほど歩くと、
あの写真で見た白鳥ヒュッテが現れてきました!
管理人さんにご挨拶をし、ついに足を踏み入れます。



早速銀マットを敷き、石炭ストーブで温まりながらお弁当を食べました。
部屋の中はこんなかんじ。





◆ず~っと雪遊び
その後は夕方までずう~っと雪遊び!
もう、1日目以上に遊びがダイナミックに展開されます。
体力じまんは室蘭岳アタックに挑戦したり(途中で時間切れ)、



そこからずっとしりすべりをしたり、



ゆきをお布団のようにかけて眠ったり、



水場にある水で氷を作ったりと、



一度にいろんな場所でいろんなあそびが同時に展開されました。
ぼく達が「これこれあそびをしましょう」だなんていわなくても、
勝手にドンドン遊びます。
そういう時って、いつも本当に素敵な時間が流れますね・・・。

◆晩御飯の後は・・・
 部屋に戻ったら、ぬれた服を乾かし、晩御飯作りです。
2日目の晩御飯は「ひっつみ鍋」。
醤油だしのお鍋に、水で練った小麦粉をちぎって、どんどんと鍋の中に投入します。
もうみんなおなかはペコペコなので、待ちきれません。
余るかもしれないと思った2つの大鍋、全部ぺろりと食べてしまいました。



夕食後は、眠たくなるまで自由に過ごします。
広くはなく、そしてもちろん電気がない小屋の中でみんなどうやって過ごすのかな、と思ってみていました。
最初はどうしても指示を待つような雰囲気がありましたが、
やがてそれぞれがそれぞれに楽しい時間を過ごし始めました。
なんていったらいいのでしょうか、
あそび、ともおしゃべり、ともひとりあそび、とも言えない、でもとっても心地よい時間です。
灯油ランプのほのかな明かりの下、実に穏やかに、じつに気持ちよく過ごすことができました。

そして、21時に就寝。外はマイナス15度。
石炭ストーブはスタッフが交代で炊いてくれます。
が、さすがにジンジンと冷えてきます。途中、何度か目が覚めたり、
ごはんをたくさん食べ過ぎてちょっと具合が悪くなった子もいましたが、
結局みんなぐっすりと眠ったようです。
トイレは外。寝袋に一回入ると、なぜか出たくなくなるんだよな・・・。

◆無事に到着!
3日目は、朝6時に起床。朝ごはんを食べたら、もう帰る準備です。
もうちょっといたかったな、遊びたかったなと思いながらも、
そりに荷物を載せて、
ぺんぎんみたいにソリの上に腹ばいになって一気に駐車場まで降りてきました。

ふぉれすと鉱山に帰り着いてからは、
この3日間の思い出を絵を描いて、それをなんと缶バッチにしてお土産にしました。
まさか、そんなお土産ができるとは思わず・・・。
みんな、やや疲れ気味なのにもかかわらず、
楽しく製作を進めることができました。

ということで、待ち遠しかったゆきやまキャンプも終わりです。
あっというま・・・というよりも、何かもっと長くすごしていたような気がします。それだけノンビリ、そして濃密に過ごしたからなんでしょうね。
子ども達はもちろん、大人も存分に楽しむことができた、
みんなが幸せな3日間でした。

また行きたいですね!