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子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティトレッキングくらぶ~黒岳~2日目

2015年07月20日 19時19分48秒 | 札幌まるやま校
昨日の夜は騒いで夜を過ごすこともなく、
あっという間に眠りについた子どもたち。

3時起きというスケジュールも少し寝ぼけながら全員が目を覚ましました。
空が除々に明るくなり始めています。
桂月岳への登山は20分程度、
ヘッドライトを付けて足元を確かめながら歩いていきます。

山頂にはすでにたくさんの人たちがご来光を待っていました。

僕達も良いポジションに陣取りながら太陽が出てくるのを待ちます。

快晴とまでは行きませんが、雲の隙間から太陽が除々に顔を出してきました。
おやつやココアなどで体を暖めながらご来光を待ちます。

雲の隙間から太陽の全貌が顔を出し、

空や雲がピンク色、オレンジ色と変化していく様をじっくりと眺めている子どもたちなのでした。

ご来光パワーも充電!

じっくりとご来光を堪能したら下山をしテントを片付けます。
みんなで協力体制があるのでスムーズ。

この後自分の荷物を石室に置かせていただき、
子どもたちは朝ごはんです。
朝ごはんはきなこさん特製サンドイッチ!
こちらも子どもたち自らお手伝い。
自分たちでできることは極力自分たちで行うがトレッキングくらぶのモットー。

もちろん昨日から石積みで盛り上がっている男子もいますが、それはご愛嬌。

朝ごはんもモリモリ食べています!

食べ終わったら全体のお片づけです。
大人が多くを手伝わなくても寝袋やマットをしまったりできるのがこの子どもたちのすごいところ。
大人も共同で担ぎ上げた装備を再分配します。
中学生で参加している半分スタッフのメンバーもきちんとガス一式を背負ってくれます。

お世話になった石室で写真を取り、スタッフのかたにきちんとお礼を言ったら出発!

まずは黒岳山頂までの道のり。

昨日はお花見たよね~とか話していたら、
足取りも軽くあっという間に黒岳山頂。

山頂では余裕の表情で談笑をし、おやつ交換をする仲の良い光景が見られました。

やはり登山は子ども同士の距離感を近づけてくれますね。
住んでいる場所は関係ありません。

そしていよいよ本格的な下山です。
下りは滑りやすいし、段差も大きい、
再度気を引き締めなおして下山開始。

今日も最高の天気なのですれ違う人の数も多いです。
多くの方に「テントで泊まったの?」「すごい!」と声をかけられて、
弱音を迂闊に吐けない状況・・・

適度に休憩をはさみながら歩くこと1時間20分、
皆無事にリフトまで降りてきました。

リフトではシマリスがお出迎え、
リフトに乗り込むと疲労で寝てしまう子どももいました。

続いてロープウェイに乗り込むとあっという間に山麓まで降りてきました。

どこか名残おいしいようなホッとしたような子どもたちのなんとも言えない表情が印象的でした。

下山後の体操をし

荷物を車においたら温泉へ。

2日分の汗を流します、男子はサウナに入り続けていました。
女子はなぜか風呂あがりにブリッジ!

温泉が終わったら上川町名物「ラーメン」を頂きます。
上川町は「ラーメン日本一の町」なんですよね。
待っている間もお腹が空いてダウン気味・・

料理ができたら一心不乱に食べておりました。

トレッキングくらぶは訪れた町のこともちょっと詳しく慣れたらいいなと思っています。

あっという間にご飯を平らげたら、最後は修了式。
一人ひとり思い出に残ったことを話してもらいます。

「大人のいびきがうるさかった」「トイレが臭かった」など
子どもらしい発言も多かったですが、

それもこれも自分で苦労した乗り越えた登山があったからこそ。
昨日と今日では子どもたちの姿も見違えています。
大人のスタッフにも一言いただきました。
僕がずっとやりたかったこのプログラム、
東川のスタッフと温め、実施することができました。
名残惜しいけどここでそれぞれ分かれて解散です。

帰りの車両の中では眠りにつく姿も。

もちろん食事や装備など多大な協力をしてくれるきなこさん、
初参戦ながらもシェルパとして奮闘してくれたけいた、
共同装備を背負っていただいたり、子どもたちのケアをしてくれる保護者のお二人、
たくさんの感謝を送りたいと思います。

そして晴れ男伝説を気づき上げつつある私とたけ、
来年度はどこに行こうかね~と帰りの車の中で早くも話していたのでした。

さて次回のトレッキングくらぶは「手稲山」へのチャレンジトレッキングです。
トレッキングくらぶ史上最長の道のり、
果たして無事に登り切ることができるのか?
皆様からの挑戦を待っています。

カツオこと高野克也


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イエティトレッキングくらぶ~黒岳~1日目

2015年07月20日 18時40分52秒 | 札幌まるやま校
7月のトレッキングくらぶは大雪山系にある「黒岳」
かねてから子どもたちと行ってみたかった
山中でのテント泊を含む1泊2日のプログラムです。

札幌組が集合して一路旭川へ、
旭川組もピックアップして層雲峡ロープウェイにお昼に到着!

台風の影響も心配されましたが、見事な快晴の中
外でお昼ごはんを食べながら自己紹介。
子ども7名、大人2名、スタッフ4名の合計13名でのトレッキングです。
下は小学2年生、上は中学1年生。
経験はバラバラですが、助けあうのがトレッキングくらぶ。

まずはロープウェイとリフトを乗り継いで7合目へ。

眼下の景色や、リフトの足元に広がるお花畑を眺めながら
登山への期待と不安が入り混じります。

7合目に到着し、登山届を記入したら登山開始!


気温も高く、登山道も急傾斜なので汗がだらだらと噴き出してきます。
子どもたちはジャージを脱いだり、体温調節をしながら一定のペースで歩みを進めます。

さすがの連休ということもあって登山する方たちも多く、道を譲り合います。

すれ違うときに元気よく子どもたちが挨拶するので
「頑張ってね」「すごいね、泊まるの?」などと声をかけていただき、
子どもたちもそれを励みにがんばっていました。

休憩を何度もはさみながら登ること1時間30分、山頂に到着です。
山頂ではトレッキングくらぶ恒例の全員タッチ。

ゆっくりとした休憩を取ります。

遠くに見える雪渓をみたり、「落ちたら危な~い」と谷を覗きこんだり、
おやつを頬張ったり。

しかし今日の目的地はこの山頂ではありません。
更に進んだ先にある黒岳キャンプ指定地。
山頂から見えるテント場のカラフルなテントに
「テントが張れなかったらどうしよう・・・」と不安になりながらも
「もう少し歩くぞ!」と気合を入れて歩き始めます。

少し進んでいくと割と平坦な地形にお花畑が広がります。
チングルマ、コマクサ、イワブクロ、エゾコザクラなどなど
ピンク、黄色、白、紫など様々な高山植物が僕達を迎えてくれました。

歩みが遅くなるのは言うまでもありません。
雪渓を横目に見ながらキャンプ指定地に到着。
運良くテントの場所を確保することができました。
まずはテントを張り、自分の寝床を作ります。
地面の石をどけて、若干の斜面だったので
どこを入り口にするかを考えながらテント設営。

寝袋やマットを敷いて

自分の荷物を入れたらベースキャンプの完成!

続いて黒岳のバイオトイレの使い方レクチャー

大雪山系の中では一番のトイレ。
用を足した後、自転車を漕いでおがくずを撹拌するのです。

実際に漕いでみると足が届かない・・・ってこともありましたが、
山にトイレがあるありがたみを感じながら子どもたちは漕いでいました。

次は周辺探検と調理チームにわかれます。
探検チームは明日早朝に登りに行く桂月岳のルート下見、
それから雪渓で雪合戦を楽しみました。

調理チームはきなこさんのお手伝い

お湯を沸かして具材に火をお通し、味噌で味付けです。

調理開始から一時間今日の晩御飯「肉団子鍋」の出来上がり!
まずはもちを入れて一杯「いただきます!」

お次はうどんを入れてもう一杯

程よい塩分とスープを飲み干しみんな満足。

片付けをしっかりとし、少しの自由時間です。

午後7時30分、あたりが薄暗くなってきたのでもう寝る時間です。

なぜこんな早い時間に寝るのか?
そうです、明日は桂月岳からご来光を見るのです。
朝3時起きというスケジュール、果たしてみんな時間通りに起きることができるかな?

カツオこと高野克也

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