子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

札幌まるやま校イエティーズ「かわあそびようちえん」

2011年07月11日 22時31分55秒 | 札幌まるやま校
日曜日、朝の5時半を過ぎた頃、雨の音で目が覚める。
降ったりやんだり、ザザ降り雨降り窓の外。
『よし、とにかく今日みんなで遊ぶ川の様子を見に行こう』
そう決めて動き始めた朝6時。
今月の札幌まるやま校イエティーズはそんな始まりでした。

天気予報をチェックして、スタッフで川の様子をしっかり下見して「やりましょう!」という判断に。気が引き締まりました。
どうか15時くらいまで雨が降りませんように…今日のおやつは我慢しますから…なむなむ。

10時を回ると参加者ファミリーの顔が次々と。
川で遊ぶ準備をしてくださいね~という隣で虫探しに夢中になる子どもたち。


フライングで早くも水遊びスタート。


虫も楽しいけど、今日は何のようちえん?
「かわあそび!!」
そうそう、今日は川遊びようちえんだよ!
川で遊ぶ服装の準備はできたかな?
「OK!!」


よ~し、それじゃあみんなに川遊びの必須道具・ライフジャケットを装着してしんぜよう。


もう目の前は川。あと5歩で川。
川の水は冷たいのかな?それともあったかいかな?
入って確かめてみよっと。


「わぁ、冷たい~!!」
「きゃー、冷ったい!!」
わぁわぁ、きゃーきゃー、冷たい冷たいという楽しそうな声がこだまします。


箱メガネ(水中の様子を見られる道具)で水中をのぞいてみます。
何か生き物いるかしら?
(…が、雨の影響で水がにごっていたためあまり力を発揮できず。残念)

こちら、魚を捜索中。


「やっととれましたよ~」
と、嬉しそうに報告してくれたのは子どもではなく、お父さん。
大人だって生き物を探してつかまえるのは楽しいんです。

見せて、見せて、僕にも見せて。


川でお絵かきできる不思議なクレヨン石。せっせとアート製作中。


ん?何持ってるの?
「あのね、貝見つけたの」
そっと教えてくれました。


つかまえる道具だけじゃなくて、つかまえた生き物を入れる道具だって必要ですよね。


あれよあれよという間に、水槽やバケツの中には大人も子どもも一緒になってつかまえた生き物がたくさん。
「魚がたくさんいるよ!!」
お、本当だね~。フクドジョウにカジカもいる~。


生き物探しに夢中でしたが、気づけば時計の針は12時をさそうとしています。
お昼ご飯を食べてパワー充電しましょう。



お昼ご飯を食べ終わったら、どこからか“ぽひゅーぽひゅー”と笛の音が。
おじぃがイタドリ笛を作ってくれました。


おいしいお弁当で充電完了!
ではでは、午後からは左股川ワンダーパークへご案内。
わくわく・ドキドキ。


川は流れています。
その流れってやつを自分の体で感じてみよう。

まずはスタッフがお手本を…


その様子をじっと観察。
なるほど、なるほど。


こんな感じ?


上手ですね~。

今度は親子でゆ~らゆら。気持ちよさそうです。


へへ、僕はこんなのに乗っちゃうんだから。


ぷかぷか。浮いて流れるって楽しいな。


泳ぎ始める強者も。



たくさん遊んだあとにはお楽しみが待っていました。
川で冷やしていたスイカのおやつ。
半分に切ったスイカをくりぬいて器にし、その中にシュワシュワのサイダーとくりぬいたスイカを入れてスイカパンチの出来上がり。
7月のプログラムということで、七夕をイメージした星型に切り取った桃の缶詰をトッピング。


みんなでいただきま~す。


おいしいですか?
「おいしい!」
よかった~。




心配していた天気ですが、雨も降らず水温も高い状態で一日を終えることができました。
またね~、とみんなが帰路につく後姿を見送ってやっと一安心。
「川遊びは初めてなんです~」とおっしゃっていた方も多かったですが、楽しいひと時を過ごしていただけていれば、是幸い。
けがもなく、無事に楽しく活動ができたのも参加者の皆様、そして、お手伝いいただいたスタッフのみなさんのおかげです。
ありがとうございました。

さて、来月のまるやま校イエティーズはなんと“おとまりようちえん”です!!
今月に引き続いての川遊び、みんなで作って食べる晩ごはん、寝袋でミノムシごっこ、夜のお散歩…考えるだけで楽しみです。
また来月もみんなでたくさん遊びましょうね。






札幌まるやま校・上道和恵(うえちゃん)