子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ登別校2月「ゆきとこおりあそび」

2009年01月31日 21時42分22秒 | いぶり校
玄関にもどるなり、
「うえだんな~、今までで一番面白かった!」と、
恍惚とした表情で子どもたちは教えてくれます。
そう、この冬の時期こそ、安心安全に思いっきり遊べるのです。
スキーも面白いし、野球も、サッカーも、バスケも、
スケートも、ホッケーも、ボードも、うまくなりたい。
でも、そういう「競技」に向かう前の、基本的な身体能力、
とか、楽しい、や前向きに生きていこう、と思える脳の構造が
重要なんじゃないかなあ。
そういうところをイエティくらぶは大切にしていきたいと思っています。

ということで、
一日目は、車に乗って秘密の小屋にでかけて遊び、
そこにある薪ストーブでうどんを作って食べてこよう、
ということになりました。
が、車に乗る横に広がる雪を見たら、
やっぱり遊びたくなるじゃないですか。
なので、出かける前にひと遊び。ソリはどこまでも滑り、
地面はどこまでもツルツルです。
そしたら、グランドで巨大なトドマツを切り倒していました。
「お~い、みんなひっぱってくれ~」とのリクエストに答えて、
木を引っ張り出したり、木の皮をむいたりとアドリブ感満載で遊びまくります。
人の役にも立たねばならぬ!





そんなふうに、
今日も「みんな、どうする?もう少し遊ぶ?もう小屋に行くか?」とか、
常に子どもたちに判断をしてもらいながら、
スケジュールが決まっていきます。

少し遊んでから、小屋に向かう前に立ち寄ったのが、何と地元のスーパー。
一人100円の予算を握りしめ、おやつを買うのです。
そういえば、今までこういうことやったことなかったな。
「レシート忘れるなよ!」「10分以内に戻ってこいよ」
なんてはっぱをかけられながら、子どもたちは、
なんかものすごく楽しそうに「算数」をやっていましたよ!



そして、小屋のあるフィールドに。
ここには、きれいな川が流れているんですね。
提灯みたいな氷がぶら下がっていて、風情満点です。



子どもたちは、吸い寄せられるように川辺に行き、大きな氷を取っていました。
まあ、この段階でびちゃびちゃですが。
みんな、遊びモード全開ですので、気にならないようです。



そのほか、薪を割ったり、ソリをしたり、
ずーっと、ずーっと遊びつづけていました。
僕たちがなにか提案するわけではないのですが、
勝手にクリエイティブに遊ぶ姿は美しくすらあります。
五右衛門風呂を沸かそうとしたのですが…。窯があまりにも冷えており、
時間内に温めることができず残念ながら入ることができず。
また今度だな…。



小屋の中にある薪ストーブを使って、みんなでうどんを作りました。
ちょっと多すぎたかなあ、思ったんだけど、
きれいに空になっちゃいましたよ。
これが、キャンプの中でスタッフが一番うれしい瞬間ですね。





そうやって、全身濡れながら、でも十分に堪能して帰って来た…のですが…。
車から降りたら、そのままグランドに行ってしまいましたよ。
なんと、「夜ソリ」が始まりました!
これがかなりエキサイティングなんです。
車に乗る前も、車から降りた後も、遊び放題。
楽しくないわけがありません。



そうこういっているうちに、鉱山の夜空が次第にグングン冷えてきました。
マイナス7度。さらに、風も出てきました。
そこで、びしょびしょに濡れたウェアを着こんで、
テントで寝るのはかなり危険、と判断し、
残念だけれど「極寒のテント泊」は中止。ホントに残念です。
が、ここで無理をして明日や明後日からの登校に
影響が出たら大変です。ここは一つ自重することとしました。
コメント
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