子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ苫小牧校「ポロトの森に抱かれて」

2008年09月28日 20時38分04秒 | いぶり校
9月のイエティ苫小牧は、最初はインクラの滝に行く予定でした。
でも、インクラの滝は、目下落石などの危険があり、立ち入り禁止になっており、
予定を変更しました。
行先は、ポロトの巨木の森、そしてポロト湖です。

車に乗って、約30分。
海沿いを走ると、サケ釣りの竿が立ち並んでいます。
そう、今はサケの遡上シーズン。
天気も良いので、いきなり寄り道をしてしまいました。
錦多布川のサケの遡上をみたり、海で「波に濡れないゲーム」をしてみたり。



初対面の子たちとも、ここであっという間に仲良くなりました。
そんな感じで、イエティ苫小牧は進んでいきます。

さあ、いよいよポロト自然休養林に到着。
白老在住のおやかさんと待ち合わせです。

ポロトの森は、昔からアイヌの方々によって大切に守られてきた森。
なので、生えている木がとても大きいのです。
それは、一言では言い表せない、ものすごい迫力。

 

こちらから何かを教えたり、しゃべったり、
何かぼくたちが子どもたちを楽しませるような仕込みをしなくても、
子どもたちはそのオーラを体で感じ、自然と自然に興味を抱きます。

木の実も豊富に落ちています。
だから…
「うえだんな! ほら、リス!見える!? しましま!」




急坂をハアハア言いながらのぼり詰めていくと、
樽前山を見渡せる「望岳台」に到着しました。お昼ごはんです。

子どもたちは、そんなポロトの自然に、体中が刺激されているので、
周りのいろんなものに興味津々です。
お昼ごはんを食べ終わったか終らないうちに、あちこち歩きまわってると
とても珍しいものを見つけました!
ミヤマクワガタの幼虫です。久しぶりにみた!
しかも、小さいのから大きいのまで、さまざまな大きなものが転がっていました。
子どもも、大人も大興奮です!

ちょっと並べ替えて、視力検査をしてみたりして。



満ち足りた気分で森から出て来た後は、ポロト湖でカヌーに乗ります。
もう、森にも水にも青空にも抱かれて、気分は爽快です。



風にあおられることもなく、ひっくり返ることもなく、
楽しい水上の旅を過ごします。

  

水に揺られると、眠くなっちゃうんだよな…。

ということで、
帰りの車は幸せな脳内ホルモンがいっぱい分泌される時間となりました。
(マザーズのプリンもうまかった)
恍惚とした表情で幼虫を眺めたり、仲良くなった子とおしゃべりをしたり、
こっくりこっくりと引き続き船を漕いだり。



あっという間の一日、いや、すごくのんびりした一日でしたね。
楽しくて仕方がありません!
また、一緒に遊びに行こう!
コメント (2)
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