子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ登別校7月・2日目

2008年07月06日 17時11分20秒 | いぶり校
◆川に流される、ということ~自分の力以外の力~
たしかに日差しは強いのですが、あの水の冷たさには、
みんなちょっとびっくりしたようです。
「明日も川に行きますよ」と遊び会議でいったら、
若干名が「えぇ~」とややテンション低めな感じでした。
ライフジャケットをつけたりするときも、
「あつ~い」「つかれた~」とか、
川に行く前からなんか後ろ向きな感じ。
まあ、いつもそんな感じなんですけどね。



案の定、川に入れば一気に楽しくなります。

何人かは、慣れないお泊りのために、
出がけに済ませられなかったおトイレに戻ったりしましたが、
みんな川で元気に遊びました。



2日目は、川の上流から下流の飛び込みポイントまで下ります。
ライフジャケットやタイヤチューブ、
ゴムボートなどを使って流れていきます。



「流れる」という感覚、案外普段の生活の中で味わうことができません。
自分の体を、自分の筋肉以外の力で移動させるこの「流れる」という運動は、
どんな子にとっても、体の芯に届くような新鮮で、
そしてとても楽しい活動なのだと思います。



一方、そんな流れをせき止める「ダムづくり」というのも、
見かけは地味なのですが妙に盛り上がっておりました。
そういう自分の力が及ばない力をなんとかコントロールする、
そんな欲求も、実は人間の体の中にあるんですかねえ。



そして最後は、みんな飛び込みました。
きのうは飛びこめなかったけど、
今日はがんばって飛び込んだ子が何人かいたなあ。
ああいう「落ちる」というのも、
むしろ普段絶対に味わえない感覚です。

そんな、普段は感じることのできないいろんな
「感覚」を楽しむことができた2日間でした。

イエティくらぶ登別校7月・1日目

2008年07月06日 01時18分33秒 | いぶり校
◆今日は暑いっす!!
この前のイエティとは大違いですよ、この暑さは。
じっとしていてもじんわりと汗が出てくる鉱山町。珍しい暑さです。
この暑さを使わない手はありませんね。

ということで、今年初めての「全開!川遊び」が開催されました。
今回は、各地からたくさんの子どもたち、

そしてたくさんのスタッフの皆さんが集まってくれました!
札幌本部からも、かのカリスマガイド「しゅんちゃん」
そして、ベテランイエティスタッフの「ひでみん」が
助っ人として来てくれましたよ。

そんな二人が、午前中は盛り上げてくれました。
みんなでやるゲーム、みんなが話し合わないと進められないゲームなんかをして、
少しずつみんなの「顔と名前」が覚えられました。



さあ、午後はいよいよ川遊びです。
とはいっても、いきなり川には入られません。
幾重にも準備を積み上げますので、みんなそれだけでやや疲れ気味です…。



しかし!川に入れば、一気にパワーが戻ります!
気温が高いので、みんな結構長く川の中で遊ぶことができました。



最初はみんな同じ所で遊んでいたのですが、
体力に余裕のある子は、上流にある飛び込みポイントまで移動し、
ズボズボ飛び込んでおりました。



いやはや、やっぱりこの川の水は最高です!

◆食事作りも上手になって
体力の限りを尽くしてあそんだら、熱いお風呂に入ります。
そしたら、当たり前ですが、おなかが減るわけです。
夕食までの2時間は自由に過ごす時間なのですが、
あらあら、多くの子たちが食事作りを手伝いにやってきました。



こちらからお願いしたり、割り当てているわけではないのですが、
まったく自主的に、「なんかやらせて」と来てくれます。
そんなお手伝いはウェルカム。
どんどん、やれることをやってもらいます。
他の利用者の方にもいろいろと教えてもらったりして、
なんかとてもよい雰囲気でした。

そんな感じで、みんなで作った
「鶏肉と豆カレー」「オニオンスープ」「大根とわかめともやしのサラダ」は
飛ぶように売れ、本日も見事完売であります。




◆今年も小屋に泊まります
今年度も、ふぉれすと鉱山にあるログハウス風の小屋に泊まることになりました。
今回は、「森のおうち」というおしゃれな小屋に泊まります。



明るいうちに寝袋を敷いて、自分の寝る場所を決めます。



なんせ電気のない小屋ですから、夜のことを考えて場所を決めます。
もう、そんなことを考えるだけで胸がいっぱいです。

夜は、みんなの体調に合わせて
「夜の川コース」「鵺再びコース」「お部屋でのんびり」コースに分かれて、
懐中電灯を持って歩きました。
日が長い夏といえども、あっという間に暗くなります。
夜の川ではカジカの赤ちゃんが、
鵺コースでは、鵺ではなくカエルが見られたようです。



そんな興奮と、川遊びの疲れとともに、鉱山の余波更けてゆきます。