子ども達のための自然学校・イエティくらぶ

NPO法人ねおすが主催する「子ども達のための自然学校『イエティくらぶ』」の活動報告をアップしています。

イエティくらぶ黒松内校「2月例会」

2008年02月09日 23時58分57秒 | 黒松内校
 1月は冬の長期村があったため2ヶ月ぶりの開催となりました。
それでも、元気な子ども達18名が参加してくれています。
 
・・ところが、冬となり道路や天候の状況があまり良くないこともあり
札幌からのバスが到着したのはなんと、20時45分頃でした。
長旅の疲れもある中でもみんな、自己紹介や自然学校の使い方などの始まりの会を頑張ってくれました。

今日は本当に1日、外で雪遊びをしました。

午前中はまずは、全員で仲良くなるゲーム。
準備体操を兼ねて「方向感覚」というゲームをしました。
笛を1回で右向け右、2回で左向け左、3回で回れ右、4回でその場でシャンプと
決めた後にまずは、全員で練習。
あれ、なんで向かい合わせなの?と言ったハプニングがあった後はいよいよ本番。

目を閉じてやってみました。
これが、なかなか難しい!(是非、戻ってきたお子様と挑戦してみてください。)
はずだったんですが、・・みんな、見事なバランス感覚でした。
全員、綺麗に同じ方向を向くことが出来ました。

軽く、体を動かした後に、グランドに作った大きな雪山を使って
ポートボールみたいなことをしました。
まずは攻めるチームと守るチームに分かれました。
攻めるチームは雪山の頂上にいる味方にボールを渡せば得点Get!
守るチームは全力で阻止!!
5分間の対戦でしたが、ハァハァと息が切れる程の熱戦でした。
軍配は後攻チームに上がりましたが、わずかな得点差でした。

その後、お昼までは自由時間。
午後からの村作りの練習をするグループ、ソリ滑りをするグループ、雪遊びをするグループなど自由に遊びました。

    

午後からはいよいよ、雪の村作り。
巨大かまくら作りチーム、スノーキャンドル作りチーム、食事会場作りチーム、
焚き火チームの4つに分かれて行いました。

<いやしのかまくら作りチーム>

「いやし」をテーマにしたかまくら作りは、みんな汗にまみれ、とにかく雪を積み上げるぞ!という作業からスタートしました。

・・・しかし、始めはかまくら作りに精を出していたメンバーも、時間が経つにつれて、それぞれが考える「癒しグッズ」(イス・ベッド・雪像)をあちらこちらで作り、最終的にはたくさんの癒しがある、「かまくランド」ができました。
メインのかまくらは、中にメンバー9人がすっぽり入るほどにまでに作り上げることが出来ました。
最後には、かまくらの中で、七輪を焚き、お餅を焼いて食べるというところまで行き、少ないお餅を分け合いながら楽しく食べていました。

    

<文:ボランティアスタッフ 吉田 誠(よっしー)>


<黒松内雪あかりの路チーム>

雪の村をキャンドルでロマンティックに灯そう!
とスノーキャンドルやスノーボールキャンドル、雪像キャンドルを作りました。

学校の裏口から雪の村までをつなぐ明かりの路作りがメインでしたが、
まずは道を作ろう!とみんなでふわふわ雪を踏み固めました。
やっているうちに、これがいいかも!とメンバーが始めたのが 
寝転がってゴロゴロゴロと道を作る方法でした。
何だか奇妙な光景でした。
子どもたちは 目が回る・・・と訴えていましたが
立派な道や階段(下りはスロープ付き!)を作っていました。
キャンドルも次々と出来上がっていきました。

薄暗くなり始め、キャンドルに火を灯すと…
とってもとっても綺麗な雪あかりの路となりました。

    

間村奈未子(まむ)

<食事会場作りチーム>

今日の夕食はみんなで外で食べよう!という計画でした。
そこで、全員で食べれる会場を作ろうと集まったはいいが、イメージが沸かず
とりあえず、雪を踏み固める作業から始めました。

途中で飽きてしまう子もいたようですが、ひたすら踏み固めるうちに頭の中も活性化されたようです。
「焚き火はここに作ってもらおう」「火を囲める円形がいい」などアイデアが出始めました。
途中から焚き火チームも合流して、イメージを形にしていくうちに、
円形の形に雪を切り出し、背後には風除けの壁も出来上がり、
さらには、キャンドルも灯されて立派な食事会場が出来上がりました。

みんなで火を囲んで食べた食事はモチロン最高でした!

    

<おもてなし焚き火チーム>

寒さの中では暖かさが何よりのおもてなし!ということで
みんなに火をおもてなししようとまずは、薪作りから始めました。

大量の薪をノコギリで作ったあとは、いよいよ焚き火場作り。
他のチームと話し合い、ここだ!という場所に穴を掘って、
ブロックを敷き詰めて火を起こす場所を作りました。

そして、お鍋を吊るせるように三脚を立てて、今日のメインデッシュ
「ロールキャベツ」を暖めました。

その後も他のチームメンバーが暖まりに来たりとみんなに
「暖かさ」を提供することが出来たようです。
やっぱり焚き火っていいよね!と大満足のメンバーでした。

    

みんなで食事をした後は自由時間。
焚き火の周りでおしゃべりするグループや
体育館で遊ぶグループなど自由に遊びました。

今日は、外のイグルーやかまくら、焚き火の周りで寝ている子もいます。
本当に1日、外で遊び続けました。
今頃はぐっすりと寝ていることでしょう。

明日は歌才ブナ林へいく予定です。
シリ滑りや穴掘りなど、明日もいっぱいっぱい遊ぼうね

<小野寺 亮(バンビ)>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イエティ登別2月「ゆきやまあそび」1日目

2008年02月09日 22時28分18秒 | いぶり校
例年になく雪が少ないこの登別市鉱山町。
胆振地方全体が雪が少ないんですね。
だから、今年はみんなあまり雪遊びができていません
でも、なんとか森の中で遊ぶだけの雪が積もってくれました。
ということで、
今までできなかった雪遊びを存分にやることにしました。

みんなさすがに服装などの準備が慣れてきました。
換えの手袋もバッチリ、足先の雪が入らない工夫もバッチリです。
そして、マイソリも持ってきましたよ。



今回、ふぉれすと鉱山では「冬まつり」というイベントが開催されています。
その中で「山神社カップ」というソリレースが開かれることになっています。
なので、我らがイエティくらぶの諸君は
そのレースに出場し、豪華景品を狙ってしまおう、という
非常に気分の高ぶる目標ができました。



なので、今日は一日中「練習」と称して、ソリあそびにいそしみました。
といっても、絶対にソリあそびをしなければならない、というわけではなく、
久しぶりの雪を存分に楽しみながらの森歩きです。



最初は、明日のコースの下見。
もういろんな人が滑っているので、カチカチになっています。
なので、すごく滑る!



でも、ただの坂です。ちょっと滑ったら、飽きてきますね。
そこで、ソリコースの裏にまわり、森の中に入りました。
そこで、ふかふかの雪の中、そしていろんな木が立っている中を
あれこれ工夫しながら滑りました。
自然が作り出したジャンプ台が、かなりすごかったです。
ムチウチになるんじゃないかと思わんばかりの段差がありまして、
みんな歯を食いしばって、クビに力を入れて果敢に挑戦していました。



そして、山神社の坂へ。
ここは、ちょっと長い距離が取れるので、
旗門を置いて、スキーのスラロームのように、なんとソリでターンを試みてみました。
これが、みんな上手いのです!
上手くいった姿、挑戦している姿、みんな、かっこよかったな。



もうクタクタになって帰ってきました。
温かいお茶が、じんわりと胃に沁みます。



じっくり休憩を取っていたら、
冬まつりの前夜祭「キャンドルの夕べ」が始まりました。
これが実にきれいです。
いつものふぉれすと鉱山からはなかなか想像ができない
幻想的な風景が広がりました。



そんなランタンたちは、森の中へと続いています。
みんな、その明かりを頼りに、夜の冬の森を散歩しました。
(一部の子は、お部屋の中で待っていました。)

そんな、夢のような時間をすごしつつ、明日のレースを迎えます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする