<8.22>
気分転換(その1)
このところ外れが多くて気が滅入ります。外れがない湿原のルリボシヤンマのホバリング撮影で気分転換です。
朝方活発であった♂は、気温が上昇した11時から13時半頃までは一部の探雌を除いて殆ど飛びませんでした。
直射日光下で待機、14時前に日が翳ると一斉に飛び始めました。翳っている時はホバリングが長くなります。
草に潜る当所での産卵撮影はまず不可能。♂に連結されて飛び出した目撃は少なく2例でした。最高気温31℃。
ホバリングしながら探雌する♂ 個体数は多くても♀が少ないのか捕捉率は低調の様子
2022.8.22 静岡県
<8.19>
入り乱れて
ヤブヤンマの池ではオオシオカラトンボの生殖行動が続行中。シオカラトンボも活発化し入り乱れて♀を探します。
同じ枝で縄張りするオオシオカラトンボ♂(上)とシオカラトンボ♂
双方が飛び枝先を取り合うように度々入れ替わり、今度はシオカラトンボが上 激しく争うことはない
オオシオカラトンボの産卵と干渉するシオカラトンボ♂
シオカラ♂が静止 オオシオカラは産卵続行するも交尾した左の♂はシオカラ任せで警護せず
産卵する♀
2022.8.19 東京都
<8.19>
老熟
ここ数年間ヤブヤンマを撮影している暗い池では、通常どおり産卵は見られても♂の飛来を目撃していません。
樹林で探雌しているのか、広範囲に活動する♂にとってより好都合の池があるのか、原因不明のまま終盤です。
迷いつつ、もう一方の明るい池に行きました。当地では産卵が早く始まっていますが、まだ活動しているはず。
結果、産卵はなく、14時過ぎに唯一探雌した♂が池端で静止しました。老熟が進みそろそろ終わりの様子。
止まった枝に縄張りのオオシオカラトンボが飛んでは止まりますが、双方とも反応しません。最高気温32℃。
♂ 静止 縄張りのオオシオカラトンボが何度も飛んでは戻っても枝先に止まるので反応なし
複眼が黒化している
<リスアカネ> ♂ 林縁で数頭を目撃
2022.8.19 東京都
<8.16>
ぶら下がり最終回
北関東から埼玉まで広範囲の多数の地点で気温40℃の予報。行きたい所はあってもこれでは無駄足になりそう。
都区内の公園のマルタンヤンマぶら下がりに行くしかありません。最高気温36℃、湿度は60%未満。
東京の猛暑日は今年16日目で当所に行くのは7回目。今後は気温が落着くようで、時期的にも多分これが最後。
今季は行く度に♂を撮影しています。降りてくる場所は兎も角、出現に風速、湿度による影響はないようでした。
目撃は2♂、2♀。♂は気温上昇とともに低い位置に移動。他はヤブ1♂、ギン1♂、オニヤンマ2♂です。
11時半頃の♂のぶら下がり やや高い梢 この時期らしく翅が煙り欠損している
12時半過ぎ 下に降りていた
12時半頃のぶら下がり
約1時間後 約50m移動して低い所に止まっていた
♀のぶら下がり 午前中から3時間以上動かず
<ギンヤンマ> ♂のぶら下がり 何年も前に同じ一角で目撃している
2022.8.16 東京都
<8.12>
労せずして
前回から4日後、同じ沢にコシボソヤンマの撮影に行きました。雲行きが怪しく降られるのは覚悟のうえです。
沢を進むと知人が樹上にレンズを向けていました。交尾態に違いなし。労せずして撮影できそうです。
やはり高く、着地点を見届けないと絶対分からない所。角度を変えたりカメラを変えたりして約50分間苦闘。
帰り道、懸念していた通り雨に遭いましたが、運よく森を抜けた後でした。最高気温は31℃。
交尾態
曇天で気温が低く16時過ぎに本格的に♂が飛び始めました。趣向を変えていつもと異なるレンズで撮影。
♂ 縄張り飛翔
肢のクリーニング
縄張り飛翔前の♂
2022.8.12 神奈川県