ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ハッチョウトンボ 2019<6月>

2019-06-17 | ・ハッチョウトンボ

<6.13>

例年の湿地

今年はグンバイトンボの撮影が順調に進行して一区切り。例年どおり、ハッチョウトンボの湿地に行きました。
♂がいやに多く♀の飛来が少ない状況で、小さいうえに素早い相手に生殖行動は一段と厳しい撮影になりました。
この日のピークは正午前の10分間でしたが、その間に常時♀がいるわけではなく、空白の時間もあります。

交尾態








♀ 産卵










卵塊が見える




産卵と警護の♂


♂ 警護飛翔 


産卵休止と警護の♂




♀ 産卵休止




♀ 未成熟 静止


♂ 静止



2019.6.13 岐阜県

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グンバイトンボ 2019<6月>

2019-06-15 | ・グンバイトンボ

<6.13>

行った日次第

東濃のグンバイトンボです。過去2年は減少した印象でしたが、10時過ぎには多数の♂が飛び回っていました。
同じ時期の同じような天候でも活動状況が異なり、結局は行った日次第です。梅雨の晴れ間で最高気温29℃。
11時頃、飛んできた交尾態が不安定な葉先に一旦止まって、移動しました。3年ぶりの交尾撮影です。

交尾態 交尾時間は約25分間


移動後






数日間の雨で流れが速く、どこで産卵するのか追っていると、同時に飛来した連結態が先に産卵を始めました。
水面に浮いていた穂先で、しばらく2対が並んで産卵。日当たりのよい場所を好みます。

連結産卵







産卵休止


午前中は同時に4対が産卵しましたが、正午を過ぎると1対になりました。殆ど流れのない澱みでの産卵です。

13時頃の連結態




そろそろ終わりかと見回ると、13時45分頃に再び交尾態を発見。日が射したり曇ったりの状況でした。

交尾態




強風に煽られて移動


発見してから約15分後、再度移動して交尾を解きましたが、産卵に向かう気配がありません。

連結態


約2分かけて再び交尾を試みる


交尾失敗


交尾態 


約14分間後、交尾を解いて今度は産卵に向かいますが、何度も止まり産卵開始までやや時間を要しました。

連結態 飛翔


連結産卵








♂ 静止






♀ 静止



2019.6.13 岐阜県

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ウチワヤンマ 2019<6月>

2019-06-10 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<6.5>

諦めた後に

どこに行っても、狙いのトンボが撮れません。梅雨入り間近の曇天の日、都区内のウチワヤンマで気分転換です。
ヒシが殆どなく産卵場所が限られ、ここしかないという所で待機しました。最高気温26℃で凌ぎやすい天候。
やはり産卵ポイントで、薄日が射すと♂が集結して縄張り争いが始まり、静止より飛び回る♂が多い状況でした。
これでは交尾態が飛来しても交尾を解かず通過するばかり。♀が飛来すると♂が一斉に飛びかかりました。

産卵待ちの間に♂の飛翔撮影。時折吹く風に流されて何時になくホバリングが見られ、時間潰しになりました。

♂ 飛翔










交尾態 飛翔


♂ 静止






15時まで待って産卵が見られず、諦めて引き上げる道中、振り向くと交尾態が意外な場所で交尾を解きました。
遠くからは分かりませんが、よく見ると狭い産卵スポットがありました。黄色が鮮やかな若い♀の産卵です。

交尾を解いた直後 約20秒間この状態のまま♂と♀がホバリング


産卵開始からの時系列です。約1分50秒間の産卵でした。浮遊物が小さいので当然動きが限られます。

♀ 産卵




侵入♂が来ない限り安心して撮影が可能。しゃがんだ位置がよく、卵紐が目立つシーンが撮れました。













産卵終了 直後に上空に飛立つ

2019.6.5 東京都

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オジロサナエ 2019<6月>

2019-06-08 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<6.2>

アオミドロ上の羽化

今季のオジロサナエの羽化目撃は5月19日と早く、そろそろ終わる頃と思いましたが、まだ多数見られました。
周辺でミヤマサナエの羽化殻を数個見たものの、羽化の目撃なし。コオニヤンマの羽化はこれからのようです。

12時半頃、アオミドロ上の定位ヤゴを発見。波立てると水没するので遠回りに接近するとすでに裂開後でした。
脱出時の体の支えが気になります。極めて不安定な場所での羽化の様子を記録しました。
脱出までは早い進行ながら以後はやや遅く、終わってみれば裂開から開翅まで約36分間の通常ペースでした。

♂ 羽化 12:31 裂開


12:32


12:33 前肢が抜ける


翅が半ば抜ける


12:34 後肢が抜ける


12:36 休止 


バランスをとるためか前傾姿勢で休止 休止期は約3分間で通常の半分程度


12:40 脱出開始 足場が不安定で脱出には慎重 通常より1分以上長く約1分25秒かけて脱出完了


12:41








12:42 脱出直後


12:48 翅の伸長 徐々に流されている


12:55 腹部の伸長


13:07 開翅


13:11


♀ 羽化直後

2019.6.2 埼玉県

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アオサナエ 2019<6月>

2019-06-05 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<6.2>

待ち時間と産卵時間

アオサナエの産卵撮影、埼玉の河川中流域で5月中旬から待機して今回が3回目です。曇天で最高気温25℃。
1回目は産卵場所が遠過ぎて駆け寄るのが遅れて撮れず、2回目は目前でしたが、産卵前に♂に捕まりました。

この日は15時前に♀が飛来。激しく動いて次第に遠ざかり、約40秒の産卵のうちホバリングは一瞬でした。
これでは、まぐれ当たりでしか卵塊が写せません。近くに来た時は何故か卵がない状態。目撃はこれのみです。
1日1♀でも来るだけましと思い、このポイントに拘っていますが、待ち時間が長過ぎで気力が限界です。

 ♀ 産卵






♀の飛来に備えて縄張り♂を追い払いますが、繰り返し岸辺の同じ場所に戻ってきて止まります。

♂ 飛翔


♂ 静止 





2019.6.2 埼玉県

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