ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

キイロサナエ 2019<6月>

2019-06-20 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.16>

雨上がり

埼玉のキイロサナエです。6月初旬に2回行って産卵の目撃なし。縄張り♂も少なく生殖活動が遅れていました。
中旬になり、雨上がりで気温が上がる予報、今回は外すわけにいきません。快晴で最高気温30℃。

10時40分頃、前回は飛来しても産卵せずに去った水路に♀が現われて、今度は産卵しました。
静止して卵塊を形成して打水、そのままホバリングし再び打水して飛び去るパターンで、約2分間の産卵でした。
しかし、狭い水路なので上からしか撮れず、まごまごするうちに終わってしまいました。

♀ 産卵 約40秒間ホバリングして行ったり来たり

水面際の草の下に止まって約20秒間卵塊造り


飛立ち数秒後に打水


ホバリングして約1分間卵塊造り




打水して飛び去る


数分後、10m程離れた草陰に♀が潜り込んだ様子。探しきれずにいると10時52分、葉上に姿を見せました。
約30秒間静止して卵塊を形成しましたが、目立つ大きさになる前に草の下で打水して消えました。

静止して約30秒間卵塊造り


これまで1日3回の産卵目撃はありませんが、気温が上昇しても♂が降りてくるので期待できそうな雰囲気です。
12時40分頃、縄張りの♂が姿を消した明るい水路、水面すれすれでホバリングする♀を見つけました。
ホバリングと静止を繰り返し、飛び去るまで約3分40秒のやや長い産卵になりました。

ホバリングして約30秒間卵塊造り


打水後、約50秒間静止して卵塊造り




飛立って6秒後に打水、その後23秒後に2回目の打水、ホバリングを続行し再び止まりました。

ホバリングして約40秒間卵塊造り 途中で2回打水






飛立ってから約45秒後に止まり約40秒間卵塊造り


約30秒後


約40秒後 飛立ち直前 


卵塊が大きくなっても打水せずに樹上に飛んで見失いましたが、約1分後に現われて打水。これで産卵終了です。

♂ 静止







2019.6.16 埼玉県

コメント
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