ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオルリボシヤンマ 2019<9月>

2019-09-10 | オオルリボシヤンマ

<9.5>

六甲山系 

長年行きそびれていた関西のオオルリボシヤンマ。天候不安定で保険をかけ、2日に分け2ヵ所に行きました。
天候には恵まれましたが、2日目の池では姿なく無駄足。六甲山系の植生豊かな池なら生息するはずでしたが。

初日の池、12時半頃の到着時2♂が上空を旋回中。関西では大多数の青色型♀の産卵が目的ですが、気配なし。
約1時間半待ちで1♀が飛来。消えては現われて産卵しました。残念ながら後翅が大きく欠損しています

青色型♀の産卵




すぐに産卵を止め近くの樹木に止まる


しばらくして産卵を試す


産卵再開




約50分間、翅ボロの独壇場で、次の♀が飛来すると数頭が続きましたが、警戒心が強くなかなか産卵しません。

♀ 飛翔

♀ 産卵


最初の♀は産卵続行


大概は密生するコウホネの葉の下に潜り込んで産卵するので姿が見えませんが、敏感で近寄ると飛び出します。

♀ 飛翔


♀ 産卵


♀を追尾してホバリングする♂です。すぐ下で♀が産卵していますが、やっと頭部が見える状態です。

♂ 飛翔


15時頃から徐々に増え、50分頃になると10頭を超えて状況が様変わり。どこからともなく♂も集まります。
産卵を終えた♀を狙って複数の♂が激しく追い回し、同時に2、3ヵ所での追尾が10数分間展開されました。

気温は到着時と同様26℃。産卵の集中は太陽の傾き具合か、日がよかったのか1回の観察では分かりません。

♀と追尾の2♂


♀ 飛翔






♂ 飛翔 追尾


別個体


♂に執拗に追われて、産卵を一時休止する♀が見られる程でした。

♀ 静止 産卵休止


16時過ぎに♂の追尾飛翔が一段落して、やっと近くで産卵。ところが、10分程で通り雨、これにて終了です。
その後の様子は見届けていません。やはり黄緑型は少なく1♀の目撃のみ、撮影できたのは全て青色型♀でした。

♀ 飛翔


♀ 産卵





2019.9.5 兵庫県

コメント
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