[田中滋]柴崎岳の練習試合のゴール
柴崎岳ウォッチング vol.2
左サイドで遠藤康が前を向くと、小谷野顕治が中央からダイアゴナルに、目の前のスペースへと走り出す。するとその動きに釣られDFがゴール前にスペースを空けた。そこに走り込む選手が視界の中に入って来る。ふわりとした優しいパスを走り込むタイミングに合わせて逆サイドに送ると、走り込んできた柴崎岳は右足を一閃、ハーフボレーで合わせると糸を引くような弾道がゴールに吸い込まれた。
「イメージどおりでした。自分でもびっくりですよ」
この日、2列目に入った柴崎は、多少の戸惑いを感じながらプレーしていた。それは前に絡もうとする増田誓志と、ポジションを入れ替える時間が多かったことからもうかがえる。パスを味方に当ててリズムをつくるのが柴崎の持ち味。それが2列目となると相手を背負ってのプレーも多くなる。しかし、位置を下げることは時間の経過と共に少なくなり、逆に前に飛び出していく回数が増えていった。その結果のゴール。
「高校時代はボランチしかやらなかったですけど、プロに入っていろいろなポジションを経験させてもらっている。プレーの幅を広げるには良いと思います」
試合後の表情は、いつになく和やかだった。
GELマガは本紙エル・ゴラッソで伝えきれなかった鹿島アントラーズの情報を、週一回発行しております。
お申込はこちらから。購読料は525円(税込・月額)です。
(鹿島担当 田中滋)2011年4月28日 11:10
先日の練習試合の岳を伝える田中氏のメルマガである。
岳と誓志は連携が深まっておる様子。
本来攻撃的MFの誓志とプロ入り前はボランチの経験しかなかった岳が、逆のポジションを与えられ、触発されあっておる。
二人のコンビネーションで相手を切り裂く日も遠くなかろう。
実戦デビューの下地は整った。
二人のMFに注目である。
柴崎岳ウォッチング vol.2
左サイドで遠藤康が前を向くと、小谷野顕治が中央からダイアゴナルに、目の前のスペースへと走り出す。するとその動きに釣られDFがゴール前にスペースを空けた。そこに走り込む選手が視界の中に入って来る。ふわりとした優しいパスを走り込むタイミングに合わせて逆サイドに送ると、走り込んできた柴崎岳は右足を一閃、ハーフボレーで合わせると糸を引くような弾道がゴールに吸い込まれた。
「イメージどおりでした。自分でもびっくりですよ」
この日、2列目に入った柴崎は、多少の戸惑いを感じながらプレーしていた。それは前に絡もうとする増田誓志と、ポジションを入れ替える時間が多かったことからもうかがえる。パスを味方に当ててリズムをつくるのが柴崎の持ち味。それが2列目となると相手を背負ってのプレーも多くなる。しかし、位置を下げることは時間の経過と共に少なくなり、逆に前に飛び出していく回数が増えていった。その結果のゴール。
「高校時代はボランチしかやらなかったですけど、プロに入っていろいろなポジションを経験させてもらっている。プレーの幅を広げるには良いと思います」
試合後の表情は、いつになく和やかだった。
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(鹿島担当 田中滋)2011年4月28日 11:10
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岳と誓志は連携が深まっておる様子。
本来攻撃的MFの誓志とプロ入り前はボランチの経験しかなかった岳が、逆のポジションを与えられ、触発されあっておる。
二人のコンビネーションで相手を切り裂く日も遠くなかろう。
実戦デビューの下地は整った。
二人のMFに注目である。