横浜FMは攻撃力のある選手が揃った高い能力を持ったチーム。サイド攻撃も強いのでクロスを上げさせないことと、シュートは体を張って防ぐことを(試合前に)強く言った。このゴールを絶対に割らせないという強い気持ちを選手たちは持ってやってくれた。昨シーズンもそうだったが、こういう気持ちを持ってプレーすることが優勝につながる。(中田選手に関して)怪我をして長い間プレーしていないので先ずは試合勘を取り戻すことが大事。大岩選手が疲れていて休ませたいのもあって、あまり負担のかからないセンターバックで出場させた。今後はどのポジションで使うかはチームの状況次第。(マルシーニョ選手に関して) 早く日本のサッカーに慣れてもらうためにも今日は起用した。チームの中で機能できるようにクラブ全体で彼のサポートをしていきたい。
【J1:第18節 横浜FM vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月20日(日) 2008 J1リーグ戦 第18節
横浜FM 0 - 2 鹿島 (19:03/日産ス/34,752人)
得点者:11' マルキーニョス(鹿島)、29' 興梠慎三(鹿島)
●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「中田のスタメンは、ケガで90分間試合をやっていないので、まずは試合勘を取り戻すため、そして疲労のたまった大岩を休ませるという狙いもあった。今後はチームの必要性に応じて、DFまたはボランチで起用していくつもりだ。
F・マリノスは、能力が高く攻撃センスに優れた選手がそろっているから、クロスを上げさせない、シュートに体を張るということを徹底しなければいけないと指示していた。そしてゴールを割らせないと強い気持ちで立ち向かうようにとも話していた。
勝負は小さな差で決まるものだ。その差とは気持ちの部分、強い意志ともいえるだろう。
マルシーニョは、ブラジルでは素晴らしい選手だったが、日本のサッカーや生活習慣に慣れなければいけない。普通は3ヶ月間ぐらい掛かるが、それを短縮することをチームみんなでトライしている。このゲームでの起用も、その一環。明日のサテライトも45分間限定で出場させる予定だ。
先制してからペースを握られる時間帯があったが、これは単に押されたというものではない。相手にスペースを与えないことや、気温と湿度、リードしたからこその戦術など、ゲームマネジメントのためにそういう流れになったということ。試合がどう進むのかを計算して配慮したことによるものだ」
以上
【J1:第18節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●中田浩二選手(鹿島):
「もともとプレーしていたチームだし、メンバーもそんなに変わっていないので、入ってプレーすることは、そう難しくなかった。これから、よりチームに慣れるようにしたい。今、いるメンバーは(興梠)慎三やダニーロがいて、(チーム内で)いい競争ができている。スタメンを取ったから譲りたくない気持ちはあるけど、お互い刺激し合えればいいと思う。それでチームの力を上げていければいい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「後半に入ってから相手の勢いに押され、攻め込まれてしまった。やり方次第では押し返して、こちらのペースにすることもできたと思う。その点は反省している」
マルシーニョはまだまだと監督は理解している様子。
今日の試合は試運転であり、明日のサテにも出場して慣れさせていくとのことで一安心である。