鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Fマリノス戦コメント

2008年07月20日 | Weblog
鹿島アントラーズ :監督 <試合終了>
横浜FMは攻撃力のある選手が揃った高い能力を持ったチーム。サイド攻撃も強いのでクロスを上げさせないことと、シュートは体を張って防ぐことを(試合前に)強く言った。このゴールを絶対に割らせないという強い気持ちを選手たちは持ってやってくれた。昨シーズンもそうだったが、こういう気持ちを持ってプレーすることが優勝につながる。(中田選手に関して)怪我をして長い間プレーしていないので先ずは試合勘を取り戻すことが大事。大岩選手が疲れていて休ませたいのもあって、あまり負担のかからないセンターバックで出場させた。今後はどのポジションで使うかはチームの状況次第。(マルシーニョ選手に関して) 早く日本のサッカーに慣れてもらうためにも今日は起用した。チームの中で機能できるようにクラブ全体で彼のサポートをしていきたい。

【J1:第18節 横浜FM vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月20日(日) 2008 J1リーグ戦 第18節
横浜FM 0 - 2 鹿島 (19:03/日産ス/34,752人)
得点者:11' マルキーニョス(鹿島)、29' 興梠慎三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「中田のスタメンは、ケガで90分間試合をやっていないので、まずは試合勘を取り戻すため、そして疲労のたまった大岩を休ませるという狙いもあった。今後はチームの必要性に応じて、DFまたはボランチで起用していくつもりだ。
F・マリノスは、能力が高く攻撃センスに優れた選手がそろっているから、クロスを上げさせない、シュートに体を張るということを徹底しなければいけないと指示していた。そしてゴールを割らせないと強い気持ちで立ち向かうようにとも話していた。
勝負は小さな差で決まるものだ。その差とは気持ちの部分、強い意志ともいえるだろう。
マルシーニョは、ブラジルでは素晴らしい選手だったが、日本のサッカーや生活習慣に慣れなければいけない。普通は3ヶ月間ぐらい掛かるが、それを短縮することをチームみんなでトライしている。このゲームでの起用も、その一環。明日のサテライトも45分間限定で出場させる予定だ。
先制してからペースを握られる時間帯があったが、これは単に押されたというものではない。相手にスペースを与えないことや、気温と湿度、リードしたからこその戦術など、ゲームマネジメントのためにそういう流れになったということ。試合がどう進むのかを計算して配慮したことによるものだ」

以上

【J1:第18節 横浜FM vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●中田浩二選手(鹿島):
「もともとプレーしていたチームだし、メンバーもそんなに変わっていないので、入ってプレーすることは、そう難しくなかった。これから、よりチームに慣れるようにしたい。今、いるメンバーは(興梠)慎三やダニーロがいて、(チーム内で)いい競争ができている。スタメンを取ったから譲りたくない気持ちはあるけど、お互い刺激し合えればいいと思う。それでチームの力を上げていければいい」
●岩政大樹選手(鹿島):
「後半に入ってから相手の勢いに押され、攻め込まれてしまった。やり方次第では押し返して、こちらのペースにすることもできたと思う。その点は反省している」

マルシーニョはまだまだと監督は理解している様子。
今日の試合は試運転であり、明日のサテにも出場して慣れさせていくとのことで一安心である。

監督怒号

2008年07月20日 | Weblog
鹿島オリベイラ監督が選手に闘争心注入
 鹿島オズワルド・オリベイラ監督(57)が選手に厳しい言葉を浴びせ、闘争心を呼び覚ませた。19日のミーティングで激情型の監督が、一段とヒートアップしたという。1-2で敗れた16日の京都戦で闘志が見られなかったことに「暑いとか寒いとかピッチが悪いとか、そんなのは関係ない。(最終戦)12月6日に『あの京都戦がなければ』と言っても遅いんだぞ!」とキレた。

 怒声は隣の部屋まで響き渡った。「将来、鹿島でただ10年、15年選手をやってました、ということでいいのか? 10年間、毎年タイトルを取り続けたという選手になりたいだろう!」。わずか1試合で首位から陥落した選手を奮い起こすべく、怒鳴り続けた。

 選手も同監督の思いをくみ取った。MF青木は「ビデオで京都戦を見返しても、球際の競り合いは相手が勝っていた。戦うということは原点。心に響くミーティングだった」と話す。オリベイラ監督の魂の叫びが、王者のプライドに火をつけた。
【広重竜太郎】
 [2008年7月20日9時33分 紙面から]


J1鹿島、きょう横浜M戦
2008/07/20(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
中田、復帰後初先発へ
 Jリーグ1部(J1)第18節は20、21日、各地で9試合を行う。鹿島は20日、日産スタジアムで横浜Mと対戦する。キックオフは午後7時。前節、京都に敗れ首位から陥落、浦和を追い掛けるためにも絶対に連敗だけは避けたい。8戦勝ち無しの横浜Mからきっちりと勝ち点3を奪い、再び追撃態勢を整えたい。

 19日の練習前のミーティングでは、オズワルド・オリベイラ監督の怒声が普段は聞こえてこない隣の部屋まで響いた。「ピッチの中は脚光を浴びる場で、中途半端な気持ちで入るとこじゃない。勝ち点3を取るところ。2冠を取って満足しているのか」。約1時間のミーティングの終盤、選手へのげきは続いた。
 精神面の重要性は、選手にすぐに伝わった。青木は「心に響くミーティング」と選手の気持ちを代弁。「首位を維持していこうと言っていた中で、すぐに負けてしまった。まだまだ、自分たちが足りなかったと思うし、戦術うんぬんより気持ち」と話せば、興梠も「どれだけ勝ちたいという気持ちがあるか。ヤナギさんみたいに気合を入れてやります」と必勝を誓った。
 今節は中田が鹿島復帰後、初めて先発しそうだ。登録完了したばかりのマルシーニョもベンチに入りそう。両選手ともに連戦で主力と合わせる時間は少なかったが、チーム自体の戦術は確立されているので不安はない。横浜Mは現在、16位と低迷。ホームでの鹿島戦できっかけをつかもうと、必死になることが考えられる。それでも本山は「僕らも連敗できない。自分たちのやることをしっかりやりたい」と気合を入れる。ハードワークを要する鹿島のサッカーがよみがえるかどうか、期待したい。


【写真説明】
初ベンチが濃厚なマルシーニョ=クラブハウスグラウンド


「気持ちで負けていた」
それが監督の出した京都戦の結論なのであろう。
気持ちを奮い立たせ、アウェイのFマリノス戦に備えねばならぬ。
結局のところ、この猛暑の中での試合では自分に勝つかどうかが鍵となる。
気持ちに火を付け勝利を求めるのだ。
我らもそれを後押ししようではないか。

ユダ先発へ

2008年07月20日 | Weblog
中田、欧州ボディーで1330日ぶり先発

20日の横浜戦で復帰後初先発する鹿島・中田
 鹿島MF中田が20日のアウェー横浜戦で先発復帰することが決まった。この日の最終戦術確認では、DF岩政とのコンビで主力組のセンターバックでプレー。リーグ戦での先発は04年11月28日の名古屋戦以来、1330日ぶりとなるが「90分間、集中して結果を出さないといけない」と落ち着き払った表情で語った。

 欧州では「(体格で勝る)相手に負けない体をつくらないとダメだった」とフィジカルを重点的に強化し、体重は当時に比べ2~3キロアップ。「日本で(欧州と)同じようにやればというのは違う。でも(相手への)当たりは自信を持ってやっていける」。日本代表の岡田監督も復帰を待ち望んだ日本屈指のポリバレント(多様性)な選手が、欧州でパワーアップした姿を見せつける。

[ 2008年07月20日 ]

1330日ぶり中田がJ先発へ…鹿島
 鹿島DF中田が20日の横浜M戦で復帰後初先発することが決定的になった。リーグ戦での先発は04年11月28日名古屋戦以来1330日ぶり。DF大岩に代わってセンターバックに入る。3年半の海外生活では「自然と」体重が2~3キロ増加。「欧州で大きい選手相手に負けない体を作った。結果を出したい」と先発復帰に備えた。
(2008年7月20日06時01分 スポーツ報知)

キーマン DF 中田浩二
2008/07/20(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
連敗阻止へ不安なし
 「次は勝たないとはいけない」と連敗阻止を誓うのは中田浩二。今節は先発の座が回ってきそうで、先発すればリーグ戦は実に1330日ぶり。復帰後は岩政と初コンビとなるが「ゲームの中で合わせていけばいい」と不安はない。
 欧州でプレーした3年半で体つきは一回り大きくなった。「向こうは大きい選手が多いので、負けない体をつくらないといけなかった」と体重も2、3㌔増した。「当たりは自信を持ってやれる」。欧州仕込みの守備でチームを勝利に導く。


前節の敗戦を受けてスタメンをいじってくる模様。
個人的には先発CB起用で完封記録継続中のイノパンで行きたいところであるが、次節から篤人の代役で右サイドバックが予想される為、ユダにお鉢がまわってきたのであろう。
ユダはこのチャンスをものにしポジションを奪ってもらわねばならぬ。
いつまでもベンチ要員では困るのである。
FC西東京戦での途中出場で確認した限り、身体は二回りほど大きく見え、記事のコメントにあるフィジカルの強化がうかがえる。
またダニーロもスタメンに起用される見込みで、ぎっちょ率が急上昇である。
後は石神とヤスの投入を待つだけとなった。

新横浜の夜にダニーロ

2008年07月19日 | Weblog
鹿島が8戦未勝利の横浜警戒
 鹿島がクラブワーストのリーグ8戦未勝利と大スランプの横浜を警戒した。20日の対戦を控えた19日、MF本山は「悪いチームじゃない。ケガ人も戻ってくるでしょうし」と言えばMF青木も「横浜は順位は下にいるけど、その分、気合も入ってくるでしょう。こっちが気持ちで上回れるかです」と闘志の勝負を強調した。
 [2008年7月19日20時25分]

やはり第3節で苦戦した記憶からか警戒心を怠っておらぬ。
心してアウェイの戦いに挑まねばならぬであろう。
Fマリノスは純日本産スタメンで来るとのこと。
それに対し我等は満を持してダニーロの先発である。
横浜の打ち上げ花火の如くダニーロが光り輝くであろう。
そして勝利を持ち帰るのである。

エトオ来ず

2008年07月19日 | Weblog
エトーのウズベキスタン行きは消滅
 数日前から話題となっていた衝撃的な移籍話が消滅した。サミュエル・エトーがウズベキスタンのタシケントでプレーすることはない。ウズベキスタンのクルブチ・タシケントはエトーに対して年俸4000万ユーロ(約68億円)という巨額のオファーを出したとうわさされていた。フランスのメディアの報道によれば、エトーは実際にウズベキスタンへと飛んでオファーの内容を確認したとのことだが、破格の年俸だけではこの新たな挑戦を決意することができなかったようだ。

 デコやロナウジーニョに続いて、バルセロナを離れることが確実となったエトーは、レベルの高いリーグでプレーしたいと考えている。アーセナルやチェルシーなど、プレミアリーグのクラブへの移籍が再び話題となりそうだ。

(C)SPORT
[ スポーツナビ 2008年7月19日 12:13 ]


エトオは曽ケ端との対戦を避けたようである。
極東の地にも素晴らしいスタジアムがあることを見せたかった。
残念である。

エトオ続報

2008年07月19日 | Weblog
エトオ、クルフチと交渉も「移籍は考え中」
 バルセロナのカメルーン代表FWサムエル・エトオ(27)が17日、クルフチ(ウズベキスタン)と移籍交渉を行った。同国の首都タシケントを訪れたエトオは交渉後「クルフチを含めていろいろ話がある。どうするか考えたい」と話した。クルフチは14日に公式サイトでエトオ獲得を発表も、その後に移籍交渉を行うと修正。スペイン紙は12月までの半年契約で3000万ユーロ(約51億円)という破格の報酬が提示されたもようと伝えた。エトオは19日からバルサの練習に参加し、調整を続けながら去就を判断する。
[ 2008年07月19日 ]

エトー移籍交渉認めた!ウズベク・クルフチが42億円オファー
 スペイン、FCバルセロナのカメルーン代表FWサムエル・エトー(27)が17日、クルフチ(ウズベキスタン)への移籍を検討していることを認めた。交渉のためウズベキスタンの首都タシケントを訪れ、「魅力的なオファーを複数のクラブからもらっている。クルフチを含めてすべての選択肢を検討したい」とコメント。クルフチは年俸4000万ドル(約42億5000万円)の破格オファーを提示したとされ、カシモフ監督も「我々は本気で彼にプレーしてもらいたいと思っている」と実現に自信を示した。
(2008年7月19日06時01分 スポーツ報知)

スポニチはエトオ表記にだが報知はエトー。
ガセの報知面目躍如である。
とはいえ、ニッカンもエトーなので何かしらのルールがあるのかも知れぬ。
ただ、スポーツ紙は共通で曽ケ端と報じてくれているのは嬉しい。
公式サイトでさえ間違っておるのだから。

年俸68億円!

2008年07月18日 | Weblog
エトー、年俸68億円でクルフチに移籍!
2008.7.18 05:03
 バルセロナ(スペイン)のカメルーン代表FWサミュエル・エトー(27)が、クルフチ(ウズベキスタン)と年俸4000万ユーロ(約68億円)での移籍に合意したと、17日付仏紙レキップが報じた。契約は1年。

 移籍金ならあり得る額だが、68億円は自身が受け取る純粋な給料。これまでサッカー界では、バルサの同僚だったブラジル代表FWロナウジーニョの900万ユーロ(約15億円)が最高とされていた。スポーツ界全体でもほとんど例のない記録になる。

 クルフチはアジアCL準々決勝でともに勝ち上がれば、準決勝でJ1鹿島と対戦することになるチーム。アジア制覇を目指す鹿島にとっても、脅威の存在になりそうだ。


68億円ということは鹿島においては本山の100倍以上である。

もし鹿島が100人の本山だったら。

20人の本山が攻撃をし、
70人の本山が中盤を制圧し、
10人の本山が守備をするでしょう。

60人の本山はディズニーランドへ行き、
40人の本山はディズニーシーへ行くでしょう。

90人の本山は鹿島に忠誠心を誓い、
10人の本山は海外志向でしょう。

50人の本山はチュッパチャップスを好み、
50人の本山はもつ鍋のプロデュースをするでしょう。

もしこのメッセ-ジを読む事ができるならあなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう。
何故ならあなたの事を思ってこれを伝えている誰かがいて、
その上あなた は全く文字の読めない世界中の20億の人々より、
ずっと恵まれているからです。

昔の人がこう言いました 我が身から出るものはいずれ我が身に戻り来ると、
お金に執着することなく喜んで働きましょう。
かって一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう。
誰も見ていないかのごとく自由に踊りましょう。
誰も聞いてないかのごとくのびやかに歌いましょう。
あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう。

このメッセ-ジを人に伝えて下さい そしてその人の一日を照らしてください。

敗戦も及第点

2008年07月17日 | Weblog
反町監督が京都水本、鹿島内田に及第点
 北京五輪代表の反町監督が京都-鹿島戦を視察した。メンバー発表後の最初の試合で京都DF水本、鹿島DF内田の動きをチェック。「連戦の中でよく動いていたんじゃないか」と2人のプレーに及第点を与えた。また1次リーグ同組のナイジェリアがオーバーエージ枠を発表したことに「ジタバタしてもしょうがない」と話した。
[2008年7月17日8時44分 紙面から]

及第点程度の評価であるなら、京都の右SBを努めておった増嶋を招集した方が良かったのではなかろうか。
まだ間に合う、篤人を解放して欲しい。
ところでその増嶋であるが、5年前にオファーを出したことで記憶に残っておる選手である。
当時我等は右SBとして獲得を欲したが、増嶋本人がCB起用を求めFC西東京を選択した。
そのFC西東京では若くしてレンタルでたらい回しにされた挙げ句、結局右SBを務めるのであれば、彼の選択は間違っておったと言わざるを得ない。
しかしながら、増嶋に断られてが故、篤人が入団しレギュラーを奪ったと考えれば歴史は正しかったのであろう。
その増嶋は五輪代表から落選し、篤人がレギュラーということも皮肉である。

京都戦報道

2008年07月17日 | Weblog
「元Mr.鹿島」に屈し首位陥落危機/J1
<J1:京都2-1鹿島>◇17節◇16日◇西京極
 「元ミスターアントラーズ」の前に屈し、鹿島が首位陥落の危機に陥った。MF本山は「ヤナギさんにやられた」と言えば、MF青木も「ヤナギさんの強い気持ちを感じた。ヤナギさんを中心にシンプルな攻撃をされて、効果的な動きにやられた」と敵に回しての存在感を感じていた。

 先制点を奪われたシーンのほかに、タッチライン際のボール処理でDF岩政が柳沢にボールを奪われるなど、守備陣はリズムに乗れずに後手に回った。昨年は控え組だった柳沢と紅白戦で対戦する機会が多かったため、手の内を読まれていた格好だ。

 5月11日清水戦以来となる6試合ぶりの黒星。連勝は4で止まり、浦和以下の優勝候補を突き放すチャンスを手放した。柳沢に崩されたのも事実だが、連勝中の運動量もこの日は影を潜めた。MF小笠原は 「(姿勢として)戦わないとこういうことになる」とチーム全体の闘争心の低さを厳しく指摘した。

 [2008年7月17日7時8分 紙面から]

柳沢が手痛い恩返し弾…鹿島、連勝ストップ
2008.7.17 05:06
 Jリーグ1部(J1)第17節第1日(16日・西京極陸上競技場ほか)首位・鹿島がまさかの黒星。今季京都に移籍したFW柳沢敦(31)に先制点を許すなど、かつての同僚に翻弄された。鹿島は勝ち点31のままで暫定首位。G大阪はFC東京と1-1で引き分け、同29で浦和と並び、得失点差で暫定3位。

 お立ち台のヒーローの言葉に耳を傾けながら、鹿島が重い足取りでスタジアムをあとにした。

 「先に点を取られて、追いついたところまではよかったけど…。だいぶヤナさん(柳沢)にかきまわされました。うまかったです」とMF本山は脱帽した。オリベイラ監督は試合前、フェルナンジーニョ、シジクレイと並べて柳沢を警戒するよう指示したが、輝きを取り戻したストライカーを止められず、前半11分に先制ヘッドを献上した。

 主将だった柳沢が移籍を志願したのは昨オフ。ケガで出場機会が減少したのと同時に、FW田代ら若手の台頭もあった。鹿島にとっては象徴的な存在の流出。クラブはもちろん、慰留していた。それだけに今回は、チームとして成長した姿を見せつける必要があった。

 選手たちは前日から対戦を意識。物静かなMF小笠原も「つぶします。1度もボールに触らせません、えへへっ…と書いておいてください」と珍しく饒舌になるなど、気持ちを高ぶらせていた。その結果が、手痛い“恩返し”とは…。

 「(柳沢の)強い気持ちを感じた。それが結果に表れたと思う」とはMF青木。リーグ再開から続いた連勝は「4」でストップ。首位の座も危うくなった。日本三大祭の1つ、祇園祭がクライマックスを迎えている京都で、“お祭り騒ぎ”を見せつけられたのは、昨季王者の方だった。(峯岸弘行)

本山脱帽「ヤナギさんはうまいね」
 【鹿島1―2京都】鹿島がまたしても鬼門でつまずいた。前半11分にDF陣のマークがズレて相手FW柳沢に先制を許した。前半21分にMF野沢の今季リーグ初得点で同点に追い付いたものの、後半39分には逆転ゴールを決められた。

 7~9月の夏場の時期に行われた西京極での京都戦は過去4戦で1勝3敗。くしくも、対京都戦で6ゴールとチームトップだったFW柳沢は昨季限りで退団。この日は相手チームでプレーし、序盤から果敢に裏を突く動き出しの速さにDF陣が苦しめられた。MF本山は「ヤナギさん(柳沢)にかき回された。やっぱうまいね」と、かつてのチームメートに脱帽しきりだった。

 これで連勝は4でストップ。MF青木は「切り替えるしかない」と前を向いたが、17日の浦和、名古屋の結果次第では、91日ぶりに奪取した首位の座をわずか4日で明け渡すことになる。
[ 2008年07月17日 ]

小笠原苦言「戦っていなかった」…J1第17節第1日
 ◆J1第17節第1日 京都2―1鹿島(16日、西京極) MF小笠原は憤怒の表情を浮かべた。連勝は3で止まり、17日の浦和―東京V戦の結果次第で首位陥落の可能性も出てきた。「ウチは戦っていなかった。向こう(京都)の方が気持ちが戦おうとしていた。これでは勝てるわけがない。(相手を見下したとか)そういう以前の問題でしょ」味方をしっ責する唇が震えていた。

 昨季までチームメートだったFW柳沢1人にやられた。最後までボールを追う柳沢の姿勢に、DFラインがかき回された。競り合いでキープを許す。ボールの奪い合いに激しく行けない。「ヤナギさんにやられた」とMF本山。自分で操作できるメンタル面が影響しての完敗、小笠原はそれが許せなかった。

 気温28・1度、湿度68%という京都特有の蒸し暑さに、足が止まって集中力もさいなまれた。これで7、8月に西京極で行われた試合は3試合3敗。「日程が詰まるといいサッカーができなくなる」とDF岩政。13日に首位に立ったばかりの昨季王者から覇気が消えた。
(2008年7月17日06時01分 スポーツ報知)

J1 痛恨の柳沢〝恩返し〟弾
2008/07/17(木) 本紙朝刊 スポーツ A版 8頁
 苦手な夏の西京極で、柳沢に強烈な恩返しを受けた鹿島は6試合ぶりの敗戦を喫した。12位の京都相手に攻め切れず、首位固めに失敗。オズワルド・オリベイラ監督は「相手がやるべきことをやって勝利したという印象を受けた」とサバサバとした表情で試合を振り返った。

 前半から鹿島らしくない動きが目立った。開始直後こそ相手陣へ押し込んだが、11分に注意していたはずの柳沢をフリーにして先制点を献上。その後も攻守の切り替えが遅く「失点してから穴が開いてしまった」と内田。中盤でのプレスが効かず、岩政と大岩の間を突いてくる柳沢、フェルナンジーニョらを抑えられない。このため、カウンターを食らう場面を何度もつくられた。
 鹿島も前半21分。新井場から中央でボールを受けた野沢が、ワントラップし右足を一せん。低く放たれたボールはゴール左隅へと吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。これまでなら、これでペースをつかむはずだが、この日はダニーロ、興梠を投入する勝利の方程式も実らなかった。
 柳沢が「サンガのやり方を表現できたゲーム」と振り返ったように、京都の執拗(しつよう)な守備に追加点が奪えない展開は、京都のペース。逆に後半39分に本山が「集中力が切れてしまった」と、一瞬のすきを佐藤に突かれ、決勝点を奪われた。
 試合後、「気持ちが入ってなかった」と小笠原が怒りをあらわにすれば、青木も「ヤナギさんの強い気持ちを感じた。気持ちの強さが京都のほうがあった」と、敗因に気持ちを挙げる。今後もこうした暑さの中での試合が続く。この中で力を発揮するのは、コンディション以上に最後は気持ち。京都、そして柳沢の必死さに見習う試合だった。


柳沢前主将にやられたことは事実で真摯に受け止めねばならぬ。
とはいえ、堅守なチームにカウンターでやられるのは何度も見てきたこと。
それが昨日も再現された。
柳沢のゴールはともかく、佐藤勇人のシュートは撃たせてはならなかったと思われる。
いや、それ以上に攻めている時間帯で必ず崩し、シュートまで持ち込めなかったところに敗因があるであろう。
その辺りはオリヴェイラ監督のコメントに表れておる。
これは鹿島だけでなく、攻撃力を軸にしているチームの問題と言えよう。
日程が詰まっておるが修正し、自分たちとの戦いに勝利するのだ。

京都戦コメント

2008年07月16日 | Weblog
鹿島アントラーズ   :監督   <試合終了>
手がやるべきことをやって、勝利したという印象を受けた。京都は我々の長所を消すことをうまくやったが、我々はそうはできずにチャンスを与えた。2ゴールとも我々のミスからの失点と言える。逆に我々は得点のチャンスにきちんと決めることができなかった。サッカーではよくあることだが、それが今日起きたという感じだ。(出足はゆっくりした印象を受けたが)そういう指示を出すことはあり得ない。むしろ相手が5人6人で引いて守っていたので、スペーズがなくスピードアップできなかった。ただああいう状況では落ち着いてやれば、シュート力を生かして(野沢の)同点ゴールのような得点が期待できる。だが、我々は少し慌て過ぎたような気がする。

【J1:第17節 京都 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
7月16日(水) 2008 J1リーグ戦 第17節
京都 2 - 1 鹿島 (19:04/西京極/15,081人)
得点者:11' 柳沢敦(京都)、21' 野沢拓也(鹿島)、84' 佐藤勇人(京都)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:内容は悪くなかったと思いますが、何が足りなかったのでしょうか?
「まず、相手がやるべくして勝利を手にしたんじゃないかと思います。ウチの長所を徹底的に消そうという献身的な働きをしていたと思うし、逆に我々は相手の長所である所を消していく作業を少し怠った部分で相手にチャンスを与えてしまった。2回ともウチのミスからの失点であって、逆に我々は得点のチャンスがありながら、いつもなら決めていたところで決められなかったという部分のところではないかと思います。サッカーではそういう日もある訳であって、そういう事故が起きたのではないかと思いますけど」
Q:ゲームが始まって、出足が悪かったように見えましたが、それはそういうプランだったのですか?
「そういう戦法をすることは絶対にないですし、どんな監督もそんなゆっくりやれ、ということは言わないと思います。相手が5人、極端には6人くらい引いてスペースを消していたというのがあって、そこでスピードを上げようとしても、スペースがないのでスピードアップできないという状況でもありました。逆に慌てずにやっていけば我々の得点のようにミドルレンジからのシュート力というのもある訳ですから、そういった部分を生かしていければと思ったのですが、ちょっと慌ててしまった部分があったのではと思います」
以上

【J1:第17節 京都 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
岩政大樹選手(鹿島)
「前から行かないからずるずる下げてしまう。クロスもフリーで打たせてしまうところもある。守備のバランスを崩してカウンターをさせてしまう。負けた試合、全てが悪いとは言わないが、今日は悪いところが多かった」

失点のクロスはフリーではなかった。
前掛かりに行けばカウンターを喰らうのは良くあること。
気持ちを早く切り替えよ。
逆に監督は冷静である。

真の力を発揮せよ

2008年07月16日 | Weblog
7/15鹿島試合前日練習の様子

全体練習終了後、自主的にシュート練習を行う田代選手。ゴールから遠ざかっていることもあり、次節の京都戦ではぜひとも得点を奪って欲しいところです。

7/15鹿島試合前日練習の様子


左サイドからのセンタリングに走り込むシュートを狙う田代選手。サイドからのボールに合わせるだけでなく、背後からのボールをトラップしてから反転してシュートするなど、様々なバリエーションのシュート練習をしていました。

背番号9は伊達ではないところを見せたいところである。
戦術的タスクに追われ、ゴールを奪うまでに至っていないところに不満を持つサポも多かろう。
しかしながら、それは本人がもっとも感じているところである。
京都は4人のCBとシジクレイでゴール前をがっちり固めるチームである。
そのゴールをこじ開けるのはFWの力が必要なのである。
得点力のある隆行であることを思い出してくれたまえ。

敵として立ちはだかる男

2008年07月16日 | Weblog
京都FW柳沢が古巣鹿島相手に3戦連発だ
 元日本代表の京都FW柳沢が、古巣相手に3戦連発を狙う。16日の鹿島戦に向け、この日は完全非公開で調整。6日大分戦から2戦連発中のエースは「(鹿島を)出てみて、あのクラブの偉大さを感じた。相手を上回る動きをして、何とか(ゴールを)こじ開けたい」と話した。鹿島時代の98年8月1日横浜F戦以来、10年ぶりの3戦連発で勝利に貢献する。
 [2008年7月16日7時3分 紙面から]

J1 16日京都戦 鹿島首位固めだ
2008/07/16(水) 本紙朝刊 スポーツ A版 6頁
小笠原「柳沢つぶす」
 Jリーグ1部(J1)第17節は16日、各地で9試合を行う。鹿島は西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で京都と対戦する。キックオフは午後7時。4連勝で第5節以来の首位に立ち、連勝を伸ばして首位固めといきたい。

 鹿島は前節、FC東京に先制を許しながらも、怒とうの4得点で今季初の逆転勝ちを収めた。途中出場の興梠、ダニーロが同点ゴールを含む3得点に絡む活躍を見せるなど、ベンチメンバーも含め一丸となって戦えているところが、今の強みだろう。復帰した中田がFC東京戦で途中出場したのも収穫だ。
 今節は移籍した柳沢との初対決に注目が集まる。京都では絶対的なエースに指名され、現在は2試合連続得点中。フェルナンジーニョとのコンビも良く、調子を上げてきている。小笠原は「つぶします。ボールには一度も触らせません」と苦笑いしながら挑戦状。野沢が「うちにいたときも動き出しは早かったし、決める時は決めていた。嫌な選手」と話せば、岩政も「しっかり対応しないといけない」と気を引き締める。攻撃陣は好調なだけに、柳沢をいかに抑えるかが、勝利への鍵となりそうだ。
 今節も先発メンバーに変更はないようだ。中2日での試合は、いつも蒸し暑さに苦しめられる西京極だけに、本山は「水分を多めに取るとかボールを効果的に回すとか考えないといけない」と話す。暑さ対策も重要なポイントとなる。


【写真説明】
2試合連続ゴールに期待が掛かるマルキーニョス(手前)=クラブハウスグラウンド


“偉大なる”我等としては完封して期待に応えるしかなかろう。
その為には柳沢敦へのマークを厳しくするよりはボールの出し手であるフェルナンジーニョを抑えるに限る。
ガンバ時代からこの小さいおじさんには、毎試合手を焼いておる印象がある。
とはいえ、ボールを持たせておいてもゴール前に出せなければ良いだけなのである。
堅い守りを邪悪なるアウェイの地で見せて欲しいものである。

右サイドは誰に

2008年07月16日 | Weblog

内田、五輪まで首位キープを置き土産だ…鹿島
 北京五輪代表の鹿島DF内田篤人(20)が15日、2連勝での北京出発を誓った。16日の京都戦を前に「このまま最後まで首位でいたい。もちろん、五輪でチームを離れる前も全部勝つつもりです」と宣言。五輪代表合宿などでチームを離脱するまで残り2試合。連勝での首位キープを置き土産に、北京へと飛び立つ決意をみせた。

 心配の種がある。06年鹿島入団以降、内田が欠場した公式戦は19試合で8勝3分け8敗と勝率・421。出場した試合の・656と比べ、2割以上も下がる。北京五輪参加中に最大4試合を欠場する可能性があり、離脱前2試合で2位浦和との差をなるべく引き離したいところ。京都へ移籍したFW柳沢との対戦も「楽しみ」と内田。勝利を呼ぶ男が、まずは京都戦で首位固めを狙う。
(2008年7月16日06時02分  スポーツ報知)

篤人不在時の勝率が.421とは残念な数字である。
代役には奮起してもらわねばならぬ。
イノパンが務めるのか、チューヤンか、はたまた笠井健太や當間が大抜擢されるのか。
もしくは新井場を右にまわして石神を起用するのかユダなのか。
オプションは尽きぬ。
個人的には本職である笠井健太に奮起を促したいところである。
しかしながら、練習試合でチェックした限りまだまだ育成段階に思える。
好調の新井場を動かすことは考えにくく、イノパンまたはチューヤンに落ち着くこととなろう。
とはいえ、再開後に結果を出し続けているダニーロをスタメンに据えるのであれば、石神の起用も面白い。
ダニーロとのコンビネーションは絶妙である。
新井場とはタイプが異なる為、戦術オプションも広がるであろう。
なんにせよ監督の決断に従うのみである。
誰が出ても鹿島は鹿島であると、改めて思い知らしめようぞ。
家定は白き碁石を胸に息を引き取った。