鹿島野沢が開幕絶望に/プレシーズン戦
水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷し、退場した鹿島MF野沢
<プレシーズンマッチ:鹿島4-0水戸>◇25日◇笠松運動公園陸上競技場
鹿島が開幕まで1週間を切って大黒柱を失った。25日に水戸とのプレシーズンマッチに出場した日本代表MF野沢拓也(25)が左ひざを負傷して交代。茨城・水戸市内の病院で検査を受けた結果、左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月と診断された。序盤戦の出場が絶望的となり、10冠に向けて大きな痛手を被った。
後方からのタックルに、野沢が崩れ落ちた。前半31分。ゴール右45度から攻撃機会を狙っていた司令塔の左ひざを悪質なタックルが襲う。再び起き上がってプレーを続行しようとしたが、左ひざに力が入らない。3分間ほどピッチで回復を待ったが同37分に交代を告げられ、試合途中に病院へ直行する。診断は「左ひざ内側側副じん帯損傷」で全治2~3カ月。3月3日の開幕戦川崎F戦のみならず、序盤戦の出場絶望を意味する重すぎる結果だった。
重傷を負う直前まで、最も光り輝いていた。「調子がいいから、開幕を早く迎えたい」。最近、口にしていた絶好調ぶりを言葉だけでなく、プレーで見せつけた。前半23分に正確な右足シュートでゴール左上隅に先制弾をたたき込んだ。ダイヤモンド型の中盤で右MFに位置し、前の3人は自由に動き回るスタイル。鈴木強化部長は「流動的なサッカーのキーマン」と評するほど新生鹿島の中核だった。
だが、予期せぬ故障で離脱を強いられることになった。26日の患部の状態を見て、手術が必要かどうか判断する。昨年11月のサウジアラビア戦で代表に初招集され、今月の強化合宿も参加していただけに、代表定着への道も後退せざるを得ない。
オリベイラ監督は「野沢が不在でもチームは回らないといけない。そういう想定でチームをつくっている」と冷静さを見せた。野沢交代後はMF青木が奮闘し、開幕前哨戦は快勝を収めた。大黒柱の穴は総力を尽くして埋めるしかない。【広重竜太郎】
[2007年2月26日9時9分 紙面から]
鹿島・野沢が開幕絶望…左ひざじん帯損傷、全治3カ月
鹿島の日本代表MF野沢拓也(25、写真)が25日、笠松運動公園陸上競技場で行われたJ2水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷。前半31分に接触プレーで同個所を痛め、試合後の検査で左ひざ内側側副じん帯損傷と診断され、全治には2、3カ月かかる見込みで、5日後に迫った開幕戦(対川崎、等々力)どころかリーグ序盤戦は絶望となった。今季からドイツW杯日本代表のMF小笠原(現メッシーナ)が付けていた背番号8を背負い、チーム唯一の現役日本代表として今月の同代表合宿にも参加していた。
≪野沢は負傷で全治2~3カ月≫
鹿島の日本代表MF野沢が水戸戦で後方からの悪質なタックルを受け、左ひざを負傷した。試合後に水戸市内の病院で検査を受けた結果「左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月」と診断された。これで開幕絶望となったばかりか、3月24日の代表戦(ペルーとの親善試合)の欠場も決定的となった。また、21日の流通経済大との練習試合で左足首を捻挫したDF大岩も、患部の腫れが引かないため、開幕戦出場は難しそうだ。
[ 2007年02月26日付 紙面記事 ]
昨日の試合で先制点を叩き出し好調を見せていた野沢だが、悪質なファールで長期離脱を余儀なくされた。
由々しき仕儀である。
この男に替えは効かぬ。
が、気持ちの切り替えこそが我等に課せられておろう。
前へ進むのだ。
これでナビスコ杯予選リーグを同一メンバーで戦う事が可能となったと考える事も出来よう。
代役のチューヤンと青木の奮起を促そうではないか。
ピンチこれチャンスである。
何にせよ、我等もクラブもチームも、そして本人こそ前向きに捉える事が重要である。
水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷し、退場した鹿島MF野沢
<プレシーズンマッチ:鹿島4-0水戸>◇25日◇笠松運動公園陸上競技場
鹿島が開幕まで1週間を切って大黒柱を失った。25日に水戸とのプレシーズンマッチに出場した日本代表MF野沢拓也(25)が左ひざを負傷して交代。茨城・水戸市内の病院で検査を受けた結果、左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月と診断された。序盤戦の出場が絶望的となり、10冠に向けて大きな痛手を被った。
後方からのタックルに、野沢が崩れ落ちた。前半31分。ゴール右45度から攻撃機会を狙っていた司令塔の左ひざを悪質なタックルが襲う。再び起き上がってプレーを続行しようとしたが、左ひざに力が入らない。3分間ほどピッチで回復を待ったが同37分に交代を告げられ、試合途中に病院へ直行する。診断は「左ひざ内側側副じん帯損傷」で全治2~3カ月。3月3日の開幕戦川崎F戦のみならず、序盤戦の出場絶望を意味する重すぎる結果だった。
重傷を負う直前まで、最も光り輝いていた。「調子がいいから、開幕を早く迎えたい」。最近、口にしていた絶好調ぶりを言葉だけでなく、プレーで見せつけた。前半23分に正確な右足シュートでゴール左上隅に先制弾をたたき込んだ。ダイヤモンド型の中盤で右MFに位置し、前の3人は自由に動き回るスタイル。鈴木強化部長は「流動的なサッカーのキーマン」と評するほど新生鹿島の中核だった。
だが、予期せぬ故障で離脱を強いられることになった。26日の患部の状態を見て、手術が必要かどうか判断する。昨年11月のサウジアラビア戦で代表に初招集され、今月の強化合宿も参加していただけに、代表定着への道も後退せざるを得ない。
オリベイラ監督は「野沢が不在でもチームは回らないといけない。そういう想定でチームをつくっている」と冷静さを見せた。野沢交代後はMF青木が奮闘し、開幕前哨戦は快勝を収めた。大黒柱の穴は総力を尽くして埋めるしかない。【広重竜太郎】
[2007年2月26日9時9分 紙面から]
鹿島・野沢が開幕絶望…左ひざじん帯損傷、全治3カ月
鹿島の日本代表MF野沢拓也(25、写真)が25日、笠松運動公園陸上競技場で行われたJ2水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷。前半31分に接触プレーで同個所を痛め、試合後の検査で左ひざ内側側副じん帯損傷と診断され、全治には2、3カ月かかる見込みで、5日後に迫った開幕戦(対川崎、等々力)どころかリーグ序盤戦は絶望となった。今季からドイツW杯日本代表のMF小笠原(現メッシーナ)が付けていた背番号8を背負い、チーム唯一の現役日本代表として今月の同代表合宿にも参加していた。
≪野沢は負傷で全治2~3カ月≫
鹿島の日本代表MF野沢が水戸戦で後方からの悪質なタックルを受け、左ひざを負傷した。試合後に水戸市内の病院で検査を受けた結果「左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月」と診断された。これで開幕絶望となったばかりか、3月24日の代表戦(ペルーとの親善試合)の欠場も決定的となった。また、21日の流通経済大との練習試合で左足首を捻挫したDF大岩も、患部の腫れが引かないため、開幕戦出場は難しそうだ。
[ 2007年02月26日付 紙面記事 ]
昨日の試合で先制点を叩き出し好調を見せていた野沢だが、悪質なファールで長期離脱を余儀なくされた。
由々しき仕儀である。
この男に替えは効かぬ。
が、気持ちの切り替えこそが我等に課せられておろう。
前へ進むのだ。
これでナビスコ杯予選リーグを同一メンバーで戦う事が可能となったと考える事も出来よう。
代役のチューヤンと青木の奮起を促そうではないか。
ピンチこれチャンスである。
何にせよ、我等もクラブもチームも、そして本人こそ前向きに捉える事が重要である。