鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ジュビロ戦報道

2007年10月21日 | Weblog

鹿島にナビスコ杯ショックなし/J1
<J1:鹿島3-1磐田>◇第29節◇20日◇静岡
 鹿島オリベイラ監督が選手を褒めたたえた。目標としていたナビスコ杯は準決勝でアウエーゴールの差で敗退。リーグ戦も優勝が難しい状況でモチベーションの低下が危ぐされたが、この日は集中力を切らさずに3-1の快勝で、今季2度目の4連勝を飾った。

 指揮官は「ナビスコ杯に負けて気持ち的に落ち込んでいるという見方もあったが、リーグ戦も1つでも順位を上げるために戦っていた」と称賛した。 [2007年10月20日19時25分]

磐田前田「実力負けです」/J1
<J1:鹿島3-1磐田>◇第29節◇20日◇静岡
 磐田は苦手の鹿島にまた敗れた。02年9月の勝利を最後に、これで10戦4分け6敗。日本代表のエジプト戦で代表初ゴールを挙げたFW前田も不発に終わり「疲れは大丈夫だったが、決めるべきところで決めないと駄目。今日は今までの自分たちのサッカーができなかった。実力負けです」と肩を落とした。 [2007年10月21日8時56分 紙面から]

岩政執念弾 つないで押し込んだ
 【鹿島3―1磐田】鹿島がナビスコ杯準決勝敗退のショックを払しょくする勝利を挙げた。13日の第2戦でG大阪を3―2と下したもののアウエーゴール数で敗退。「目標を1つ失って精神的なダメージはあった」(DF新井場)が、オリベイラ監督の「リーグと天皇杯に切り替えよう」のゲキに選手が応えた。

 象徴的だったのが2点目のシーン。MF野沢のクロスにDF大岩、FWのマルキーニョスと田代の3選手が飛び込む執念を見せた。最後は相手DFのヘッドがポストに当たり、はね返りをDF岩政が右足でゴール。19日に生まれた実兄・剛樹さんの子供に得点をささげた岩政「ナビスコ杯も大事だけど、敗退したあとに結果を出す方が大事だった」と振り返った。3―1の快勝で今季2度目の4連勝。悲願の10冠達成に向けて一丸となったチームは、まだ優勝をあきらめていない。 [ 2007年10月21日付 紙面記事 ]

鹿島4連勝10冠まだあきらめない…J1第29節

後半44分、磐田・田中(右)をかわし3点目を決める鹿島・柳沢
 ◆J1第29節第1日 磐田1―3鹿島(20日・エコパ) 鹿島が今季2度目の4連勝。最終ラインを高く保つコンパクトな磐田の守備を完全には崩せなかったが、後半にセットプレーから2得点。17分にポストのはね返りを逃さず突き刺したDF岩政「狙っていました」と声を弾ませた。

 ナビスコ杯は準決勝で敗退。アウェーゴールのルールに泣いたが、イレブンはオリヴェイラ監督(56)に「悪い試合をして負けたわけじゃない。自信を持っていけ」と言われて気持ちを切り替えていた。「下を向かないでやった結果だと思う」とMF本山は話した。

 リーグ優勝へ、最後まであきらめるわけにはいかない。「うちは勝ち点3を積み上げていくしかない。残りの試合も全勝するつもり」と岩政は宣言。10冠達成へ、意識を高く持って戦い抜く。 (2007年10月21日06時05分  スポーツ報知)

鹿島3ゴール絶好の再発進
2007/10/21(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 12頁
 Jリーグ1部(J1)第29節第1日(20日・エコパスタジアムほか=7試合)3位鹿島が後半に3得点し、3-1で磐田を下して、勝ち点を57とした。
 川崎は終了間際に中村が決勝点を挙げ、4-3で新潟に競り勝った。大宮は広島に1-0で勝った。横浜FCは神戸に0-3で完敗し、5試合を残して自動降格の17位以下が決まり、1シーズンでJ2に降格することとなった。
 首位の浦和は千葉と午後7時すぎにキックオフ。

マルキ先制ヘッド 鹿島3-1磐田
 【評】鹿島は後半13分の先制点でリズムをつかんだ。右FKをマルキーニョスが頭で決め、4分後には岩政がこぼれ球をけり込んだ。
 磐田は後半42分に田中が得点して1点差に詰め寄ったが、終了間際に失点した。

ナビスコ敗退ショック振り払う
 「すばらしい結果だった」オズワルド・オリベイラ監督は開口一番にこう切り出した。ここ4試合で3勝1分けと好調だった磐田に、3発で快勝。先制、追加点、ダメ押しと理想的な展開に持ち込めたことは、鹿島にとって今後のリーグ戦の流れを良くするために、この上ない結果だった。
 鹿島にとっては大事な試合だった。ナビスコ杯準決勝で敗退してから最初のリーグ戦。タイトル獲得へ向け集中していただけに、敗戦のショックは大きかった。それだけに磐田戦はそこからいかに立ち直っているかがポイントの一つだった。しかし、「周りはそういうことを心配していましたけど、選手は次に進もうとしていた」柳沢。逆転優勝へ向け一つも落とせない鹿島は、気持ちの切り替えがしっかりできていた。
 前半は荒れたピッチに手を焼き決定機こそつくれなかったが、守備では集中力を切らさず、相手にも決定機をつくらせなかった。その集中力が後半の攻撃につながった。「セットプレーではマークが前半から甘かったので、いけると思った」田代。13分、に右サイドからの小笠原のFKにマルキーニョスが頭で合わせ先制すると、その4分後には左CKからのこぼれ球を野沢がゴール前へ放り込むと、このボールに田代、マルキーニョス、岩政が反応。結果的に相手DFに当たり、右ポストからの跳ね返りを「ポストに当たると思っていた」という岩政が押し込んだ。これには本山「3人がつっこんで、すごい集中力だと思った」と振り返った。
 肝心の守備でも「チーム全体が良い意味ではまっていた感じで落ち着いてできた」岩政。セットプレーから1点は失ったが、「きょうは勝つことが、これからのシーズンに向けて大事だった」と続け、勝利に胸を張った。タイトルへ向け、再び立ち上がった鹿島。戦いはこれからだ。

日本代表選手に実力で負けを認めさせるとはなかなかのものである。
結果以上に実力差を感じさせることが出来たのであろう。ジャスティス・ジャッジでカードがなかったことでも証明されておろう。
実際、2003年度ナビスコ杯準々決勝1戦以来負けがない。
この敗戦も2戦で勝利し得失点差で勝ち上がっているので、敗戦だったかというと疑問である。
となると2002年度Jリーグ2ndステージ第2節の負けが最後ということになろうか。
西の冗談のようなループシュートが決まってプランが狂った試合であった。
ここ5年間負けていないということは、実力差のようにも思えるが、運・不運もあるのである。
勝ち運を呼び込む努力が肝要であろう。
一つ一つ勝利を積み重ねる、それだけなのである。


宮澤くん道代表

2007年10月21日 | Weblog

室蘭大谷が30度目全国切符/高校サッカー
 <高校サッカー選手権北海道大会:室蘭大谷1-0登別大谷>◇最終日◇21日◇札幌厚別公園競技場◇決勝
 室蘭大谷が昨年と同一カードとなった登別大谷との決勝を1-0で制し、2年連続30度目の優勝を飾った。前半23分、室蘭大谷のエース、FW宮沢裕樹(3年)がヘッドで先制。今大会、これまで3試合無失点のDF陣が虎の子の1点を守りきった。宮沢は「(先制ゴールは)いいボールがきたので決めるだけ」と冷静にコメント。加藤栄治監督(50)は「この大会、4試合はずっと厳しかった。前半ペースが悪いなかで1点を取れた。失点がなかったのは大きかった」と話した。

宮澤くんが決め北海道大会にて優勝。
勝利の女神を呼び込んでいる運命の持ち主と見た。
是非とも我等のユニに袖を通して欲しいものである。


ジュビロ戦コメント・レポート

2007年10月21日 | Weblog

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
 素晴らしい結果だ。ジュビロはここ最近、高い内容の試合で勝ってきていた。そういう相手に勝つことができてよかった。ナビスコカップ敗退から気持ちが切り替わるかが心配されていたが、我々はリーグを戦っている。リーグに集中して1つでも上の順位に行くことを目指している。選手が目標を修正することを、うまく受け入れて試合に臨んでくれたと思う。

【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節
磐田 1 - 3 鹿島 (15:04/エコパ/25,961人)
得点者:58' マルキーニョス(鹿島)、62' 岩政大樹(鹿島)、87' 田中誠(磐田)、89' 柳沢敦(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:今日の結果の感想は?
「素晴らしい結果だと思う。ジュビロは、最近の3試合を見ても、ただ勝っただけではないく、濃い内容のサッカーをやりながら勝ってきたので、その相手にアウェーで勝てたということは、素晴らしい結果だったと思う。(ナビスコカップで)敗退してしまって、気持ちが落ちているとか、それを奮起してやっているとか、いろいろな見方があると思うが、われわれとしてはリーグ戦に集中すると、リーグの順位をひとつでも上に上げていくと考えて目標を軌道修正した。選手たちがそれを受け入れて、うまく取り組んでくれたと思う」
Q:後半は、相手の高い最終ラインの裏をついて得点できたが、前半はなかなかそこまでボールを運べなかった理由は?
「相手はラインを押し上げながらトップとバックの距離を近くして、相手にプレッシャーかけながらボールを奪っていくというサッカーをやっているので、当然その背後はひとつの狙いとなる。あるいは3バックの左右のスペースというのもひとつの狙いでもあるし、そこの崩し方を練習で取り組んできた。ただ、当然ながら物事は流動的に動くので、その精度の部分で前半はうまくいかなかった。チャンスになりかけた場面も数本あったが、焦りすぎたのかそこで精度を欠いてしまった。
後半は、ハーフタイムで前半同様そこを続けて狙おうと、ただもうちょっと落ち着いてやろうと声をかけた。それで、後半は落ち着いてボールを持ちながら、相手の弱点を狙っていけた。もうひとつは、(相手を)揺さぶることによってどこかにギャップは生まれるし、そのギャップに侵入して裏のスペースを狙うということも考えていたので、それが後半はうまくできたと思う」

Q:先制点を取るまでは楽な試合ではなかったと思うが、今日のいちばんの勝因は?
「ひとつは揺さぶることによって、相手のラインを少しずつ引き気味にさせるというところが狙いでもあったし、それが少しずつできたこともひとつの勝因だと思う。もうひとつは、セットプレーで相手に勝てるチャンスというのを、何本かやっていく中で感じていたので、あとは精度とタイミングだけ合わせてくれと要求した。それがうまくできたのではないかと思う」
Q:後半途中から、ダニーロ、柳沢、中後の3人は、それぞれ持ち味を出して結果を出したと思うが、残り試合が少ない中で今後この3人に求めるものは?
「3人とも本当に高い能力と素晴らしい技術を持っているし、先発で出てもおかしくない3人なので、必要としたときにこれだけの力を出せるという計算ができる選手がベンチにいるということは、監督としては心強い味方だと思う」
以上

【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島):
「相手もけっこう前から(プレッシャーに)来ていたので、つなぎのところで失うことが多かった。それで長いボールが増えたが、もう少しサイドで起点を作って、サイドの崩しをもっと多くできればということで、後半はそれをある程度意識してやった」
Q:後半は攻撃にいくタイミングが増えていたが?
指示はとくになかったけど、篤人(内田)が持ったときにオーバーラップしていくと、相手も対応が難しくなるので、何回かだけど意識してやった
Q:守備では、前田のところにクサビのボールを入れさせないということがうまくできていたように見えたが?
「それはジュビロとやるにあたっての練習メニューの中に入っていて、そのへんはすごく意識して練習したので、それが試合に結びついたと思う。パスの出し手になるボランチのブラジル人2人のところと、受け手の前田やカレンや西というところにしっかりつこうと意識していた。今日はそれだけじゃなく、後半になっても前からプレスがかかってすごく良い感じでできていたし、守備はすごく良かったと思う」
Q:勝負の分かれ目は?
「やっぱりセットプレーだと思うし、セットプレーの大事さを感じた。うちがセットプレーで2点取って、逆にセットプレーで1点返されて、ジュビロはあきらめないチームだなと思ったが、そこで相手が前がかりになってきたところで、柳(柳沢敦)さんがダメ押し点を決めてくれたので、それも大きかったと思う」
●新井場徹(鹿島):
「(ナビスコカップで負けて)目標をひとつ失ったというか、精神的なダメージがあったと思うが、監督をはじめチームの中でまだ優勝の可能性もあるし、その目標を見失わずにやっていこうと。試合前にもみんなで話し合ったし、良い意味でまた緊張感を持ってやれたと思う」
Q:シュートをブロックした場面は、顔面ブロック?
「頭ですよ、きれいなヘディングでした(笑)。ボールに寄せることができなかったので、ゴールに入ったらたまたま飛んできた。それ以前にチームが良い形でセットプレーから2点とれたので、良い流れになった。欲を言えば、流れから点が取れればベストだったけど、あのセットプレーが入ってなければどうなっていたかわからないし、こういう日もあると思う。(今後に向けては)相手を崩して点を取ることが課題かなと思う」

【J1:第29節 磐田 vs 鹿島】レポート:セットプレーから鹿島戦の負けパターンに陥った磐田。鹿島は怒濤の4連勝で優勝戦線に踏みとどまる。 [ J's GOAL ]
10月20日(土) 2007 J1リーグ戦 第29節
磐田 1 - 3 鹿島 (15:04/エコパ/25,961人)
得点者:58' マルキーニョス(鹿島)、62' 岩政大樹(鹿島)、87' 田中誠(磐田)、89' 柳沢敦(鹿島)

 後半途中までは、本当にどちらに転ぶかわからないゲームだった。だが、後半11分からの3分間で、一気に試合の流れが決まってしまった。

 エコパで宿敵・鹿島を迎えた磐田は、右太ももを痛めたファブリシオの代わりにエンリケがボランチに入り、両アウトサイドでは右が太田から成岡へ、左が上田から村井へという変更があったが、システムは内山監督になってから一貫して3-5-2。一方、ナビスコカップ準決勝ではG大阪に惜敗したものの、リーグ戦では3連勝中の鹿島は、現状のベストと言えるメンバーが揃い、こちらは伝統の4-4-2。両チームとも、ベンチにも力のある選手たちが揃い、がっぷり四つの真っ向勝負となった。

 だが、前半はゴール前での見せ場が少ないゲームとなった。どちらも守備の意識が高く、それに芝の状態という外的要因が加わって、守備優位の展開になったからだ。「(ピッチが)非常にボコボコしていた」新井場)、「バウンドがかなり変わった」(田中)と両チームの選手が指摘したように、ボールが思うように走らず、不規則なバウンドによってファーストタッチにもブレが出るピッチ状態に戸惑い、どちらも得意のパス回しにリズムが出てこない。そして、ボールコントロールに気を使う分、パスが遅れて相手に寄せられ、ますますパスコースが狭められる状況になった。

 また、磐田はラインを押し上げ、全体をコンパクトにして中盤で素早くプレッシャーをかけるという自分たちの形が出ていたし、鹿島のほうも、磐田対策として前線へのクサビのボールをうまく制限し、思うようなビルドアップを許さなかった。その結果、前半はどちらも決定的と言えるチャンスは作れず、シュートも遠めから打つものが多くなった。

 後半に入っても、そうした膠着状態に大きな変化はなかったが、突如試合は動き始める。11分、磐田のカウンターから前田が左に開いて起点になり、逆サイドから走りこむ西に絶妙なタイミングでパスを送ると、西がダイレクトでループシュート。2人の素早く的確な判断によって、両チームを通じて初めて決定的なチャンスを作り、GK曽ヶ端も見送るしかなかったが、ボールは無情にもわずかに枠を外れる。

 これが決まっていれば、試合展開はかなり違っていただろうが、辛抱強く磐田の守備に揺さぶりをかけ続けた鹿島にも、当然チャンスは訪れる。その2分後の 13分、右サイドで得たFKを小笠原が蹴ると、マルキーニョスがしぶとくDFに競り勝ってヘディングシュートを決め、鹿島がついに均衡を破った。

 これで優位な立場になった鹿島は、冷静な守備からの縦に速い攻撃で主導権を握り、17分にもセットプレーから岩政が決めて、リードを2点に広げる。過去の両者の対戦でも、試合展開が互角であっても、セットプレーでは鹿島が優位に立つという力関係が成り立っていたが、この試合でもそれは変わっていなかった。

 終盤は、リスクを冒して反撃に出る磐田に対して、鹿島がカウンターやロングボールで対抗するという展開。その中で、42分にセットプレー(右CK)から田中が決めて、磐田が何とか1点を返したが、ロスタイムにロングボールのこぼれ球からGKと1対1になった柳沢がダメ押しの3点目をゲット。これで鹿島が 4連勝を決め、奇跡の逆転優勝に向けて望みをつないだ。

 逆に内山新体制での初黒星を喫した磐田の立場から見れば、結果的に「いつか見た光景」というか、セットプレーで先行され、攻めに出たところでカウンターから追加点を食らうという鹿島に負けるときのパターンを繰り返す形になってしまった。その分、選手もサポーターも悔しさは強かったが、「今やろうとしていることを続けていくしかない」(川口)という思いをチーム全員で共有できている分、表情の暗さは見られなかった。
以上
2007.10.20 Reported by 井上慎也

内容の濃い好ゲームであった。
セットプレイで得点もしたが失点もした。
このあたりが今季の修正点では無かろうか。
キーマンは青木剛であろう。
指示ではなく自ら篤人とのコンビネーションで上がるという意志を持ち、攻撃への意識の高さが見受けられる。
まさに一皮剥けたと言えよう。
リーグ戦終盤と天皇杯はこの男の双肩にかかっている。
その成長を共に見届けようではないか。