鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

補強とは名ばかりのアリバイ仕事

2007年04月10日 | Weblog
小笠原と浩二が今夏鹿島復帰へ
 鹿島がバーゼルMF中田浩二(27)メッシーナMF小笠原満男(28)を今夏に復帰させるため、鈴木満取締役を今月中に渡欧させることが9日、分かった。今季リーグ戦では、開幕5戦未勝利とクラブ史上最悪の出だしで14位に低迷。「現状のままでいいとは思っていない。補強をやらないと」と幹部も話しており、常勝時代を知る2人を呼び戻し、起爆剤にするつもりだ。

 中田とは昨年6月のW杯ドイツ大会後に、近い将来の復帰について会談。欧州3シーズン目にして最高の活躍を収めている今季の終了を持って、復帰を実現させる意向だ。バーゼルとの契約が1年残っており、移籍金などの問題もある。だがオシムジャパンでは国内組が安定的に招集される土壌があり、10年の南アフリカW杯に向け、中田にとっても復帰するメリットが大きい。

 小笠原は昨年8月に念願の欧州移籍を果たしたが、メッシーナではわずか6試合の出場で退団は決定的。現在は複数の代理人が移籍先を探しているが実現性は低く、鹿島復帰が現実路線だ。ボランチ、センターバックを高いレベルでこなせる中田と日本屈指の攻撃能力を誇る小笠原が、今夏に反攻の切り札として加わる可能性が高まった。
[2007年4月10日8時45分 紙面から]

“不振”鹿島が決断!中田浩&小笠原呼び戻し黄金時代復活へ

鹿島が獲得に乗り出す中田浩(写真左、ロイター)。低迷する名門に力をもたらすか
 今季リーグ戦未勝利の鹿島が、かつて在籍したドイツW杯日本代表MF小笠原満男(28)=メッシーナ=と同・中田浩二(27)=バーゼル=獲得に動き出すことが9日、明らかになった。鈴木満強化部長が今月末に渡欧して契約状況などを確認する。鹿島の黄金時代を支えた2人が、後半戦大反攻を呼び込む。

 水面下で鹿島の“超大型補強計画”がスタート。小笠原と中田浩の獲得に本格的に動き出すことが判明した。

 「2人を戻す意向はある。今月末くらいに欧州に行って、状況を確認する」と鈴木強化部長が明言。契約状況や本人の意思などを確認した上で、クラブ間交渉を始めることを示唆した。

 リーグ戦5試合を終えて3分け2敗の14位。序盤に強い鹿島がJリーグが発足した93年以降、ここまで勝ち星がないのは初めてだ。開幕直前に日本代表MF野沢が左ひざ負傷で戦列を離れ、FW田代も右ひざを痛めて離脱。さらに7日の大宮戦では後半10分から10人となった相手に0-0ドローという結果に、怒りを爆発させたサポーターが選手バスの通過を阻止する騒動まで起こった。急務となっていた補強リストの最上位に、2人の名前が書き込まれた。

 昨年8月にメッシーナに期限付き移籍した小笠原は出場機会に恵まれず退団は決定的。本人は来季も欧州でプレーすることを希望しているが、移籍先が見つからなければ、6月30日の契約期間終了に伴いレンタル下の鹿島に戻ることになる。完全移籍したバーゼルとの契約が08年夏まで残っている中田浩に関しては、本人とバーゼルの意向を踏まえ、慎重に話し合いを進めていく方針だ。

 鹿島の黄金時代を支え、W杯、欧州リーグと大舞台を経験した小笠原と中田浩。復帰するならば早くても7月になるが、2人が名門の後半戦逆襲の切り札になるのは間違いない。

★サポーターの出口封鎖騒動
 リーグ戦未勝利同士の対決となった7日の大宮戦(カシマ)。序盤から鹿島の攻勢が続き、後半10分には大宮MF佐伯が2度目の警告を受けて退場。数的有利のなかで、一度もネットを揺らすことができず0-0ドローに終わった。試合後、サポーターの怒りはブーイングだけに留まらず、約150人が会場出口を封鎖。オリヴェイラ監督も乗車した選手バスの通行を妨害し「詐欺師」などの罵声を浴びせるなど、物々しい雰囲気に包まれた。

■小笠原の現状
 昨年のW杯終了後、メッシーナ移籍。9月20日のレッジーナ戦(ホーム)で後半8分から初出場。10月21日のエンポリ戦(ホーム)では初ゴールもマークした。しかし今年に入ってからはリーグ全12戦で出場機会がなく、1月28日のアスコリ戦(ホーム)からベンチ外が続いている。今季リーグ戦6試合に出場。

■中田浩の現状
 昨年1月の移籍市場でマルセイユ(フランス)からバーゼルに移籍。2季目となる今季はセンターバック、左サイドバックとして起用され、10月15日のシャフハウゼン戦(アウエー)では今季初ゴールもマークした(自身欧州2点目)。同22日のザンクトガレン戦で鼻骨骨折を負い2試合を欠場したが、それ以外のリーグ戦にスタメン出場している。
中田浩二&小笠原満男・比較表
中田浩二          名前  小笠原満男
1979・7・9(27) 生年月日 1979・4・5(28)
滋賀・大津市       出身地  岩手・盛岡市
鹿島-マルセイユ
-バーゼル         所属  鹿島-メッシーナ
DF、MF 位置 MF
144試合27得点   Jリーグ通算 204試合46得点
56試合2得点      代表通算  53試合7得点
00ナビスコ杯MVP
01Jリーグベストイレブン 主な実績 01~05Jリーグベストイレブン
02ナビスコ杯MVP
1メートル82、74キロ  サイズ  1メートル73、72キロ

■この日の鹿島
 主力組は心身のリフレッシュのためプール調整。これまでのプレーを継続するというオリヴェイラ監督の方針で、前日8日はオフで、7日の大宮戦を挟み4日連続で本格的な戦術練習は行われなかった。DF岩政は「積み上げてきたことを自信を持ってやりたい」。この日に予定されていた、大宮戦後のクラブ側とサポーター代表者の話し合いの報告は、10日、練習前ミーティングで行われることになった。


低迷鹿島 中田浩&小笠原にSOS
 今季低迷を続ける鹿島がバーゼルの中田浩二(27)とメッシーナの小笠原満男(28)にチーム復帰を要請することが明らかになった。鈴木強化部長が今月末にも欧州に渡り、両者と話し合いの場を持つ。02年のナビスコ杯以来10冠への足踏み状態が続き、今季もリーグ戦5試合白星なし。迷走する“かつての盟主”が復活に向け、強き時代を知る2人を呼び戻す。
 常勝軍団復活に向け、鹿島が最後の手段に打って出る。今季Jリーグでは3分け2敗の14位で、ナビスコ杯でも1勝2敗のD組3位。チームの惨状に、鈴木満強化部長は「浩二と満男を戻したい」と明言。チーム9つのタイトルのうち5冠に貢献した2人を、“復活請負人”として呼び戻す意思を示した。

 まず、白羽の矢を立てられたのが中田だ。クラブは弱点とされたボランチの補強をシーズン前から計画。中田の再獲得にも早い段階から着手していた。オリベイラ監督も、かつて中田を指導したジーコ氏(現フェネルバフチェ監督)らから情報を収集済み。バーゼルでは主にDFを務めるが、古巣復帰の際にはボランチでの起用が確実だ。バーゼルとは契約をあと1年残しているため、今後、代理人の協力のもと相手クラブ側と交渉をすることになる。

 一方、W杯ドイツ大会後にメッシーナに移籍した小笠原の場合は状況が少し異なる。1年の期限付きレンタルのため、6月末には鹿島側の意思でチームに戻せる。だが、メッシーナでは出場もままならず、消化不良の状態。鹿島は本人の希望があれば来季も欧州でプレーさせる意向を示しており、現在もイタリア人のペトリッカ氏を含め3人の代理人が移籍先を模索中だ。ただし、鈴木強化部長は「メッシーナとの契約が切れる6月末までに、彼を本当に必要とするチームが見つからなければ戻る」と言う。本人も「戻ることに問題はない」と了承済みだ。

 鈴木強化部長は今月末にも欧州に渡る予定。低迷脱出のためには、なりふり構っていられない。王者復活に向け、ついに鹿島が動きだす。
[ 2007年04月10日付 紙面記事 ]

中田浩&小笠原、鹿島に帰ってきて~
 J1鹿島がMF小笠原満男(28)=メッシーナ=の復帰、MF中田浩二(27)=バーゼル=の獲得に向け、本格的に動き出すことが9日、明らかになった。鈴木満取締役強化部長が早ければ今月末に渡欧。2人の意思確認、所属クラブの状況を調査し、今夏の獲得を目指す。

 「クラブとして2人を呼び戻したい。これから話を進めていきたい。4月か、遅くても5月頭には渡欧して、話をするつもり。6月じゃ遅すぎる。早めに動き出す」と同部長。日本代表クラス2人の獲得を目指し、調整に入ることを明言した。

 鹿島からメッシーナに期限付き移籍している小笠原は、6月30日にメッシーナとの契約を満了する。その後、本人は海外他クラブへの移籍を希望しているが、鹿島としては同日までに獲得オファーが届かなければ、復帰させる方針。すでに小笠原からも電話で了承を得ているという。

 また、中田はバーゼルと2008年6月まで契約を結んでおり、今回はクラブ側に獲得の意思を伝えた上で、契約内容などを確認する。中田はチームの主力DFに定着、バーゼル側も簡単には手放さないと思われるが、鹿島は移籍金も準備して、獲得に全力を注ぐ。

 オリヴェイラ監督も2人の名前を挙げ、「レベルの違う選手」と高く評価。常勝時代を知る2人。現在、リーグ戦5試合3分け2敗と不振を極める鹿島が今夏、大型補強でチームを再建する。

 ◆鹿島、主力組4日連続実戦練習行わず 鹿島の主力組は9日、4日間連続で実戦練習を行わなかった。控え組はピッチで入念に練習したが、主力組はプール調整のみ。ここ5日間で、7日の大宮戦(カシマ)を除けば、5日は筋トレ、6日はウオーミングアップだけ、8日はオフと、まったく連係練習を取り入れていない。それでもDF岩政は「だいぶリフレッシュできた」と5試合未勝利のチームへの効果を口にした。
(2007年4月10日06時03分 スポーツ報知)

三年戻さずと言った舌の根も乾かぬうちにとはこのことぞ。
そして再三袖にされたユダにもオファーとのこと。
ならば阿部や福西にオファーする事も可能だったはず。
育てて勝つとは口ばかりにて、育てず負けると言いたいのか。
だがこれも既定路線で誰もが想定の範囲内。
不調に陥ったからではなく、好調であったとしてもこうなっていたことは明らか。
単に口実を与えただけ。
これも無策の一環か。
呼び戻すのであればの方がより効果的である。
非現実的な考えではあるが。

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5 コメント

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目をさまして! (いけ)
2007-04-11 07:39:23
補強策に退屈なアイディアしかないのは、わかっていたところ。同窓会クラブじゃないんだが…。それなら、隆行も復帰させてよ!



岩政くん!積み上げたものを出すって、何を出す?

今季積み上げたものってあるの?黒星だけじゃんか。

監督!ピッチで練習しなくなったのは、本田元主将現場復帰への当て付け?選手も必要なら自主的にミニゲームくらいしたらいいのに。



今夜こそ、幸せな夜になりますように。
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くだらない話をしているより、魂で戦ってほしい。 (uri)
2007-04-11 10:08:59
こんな「フロントはこの緊急時に動いていますよ」的なアピールはいらないと思います。

一貫した姿勢がないフロントが、こうしてマスコミにくだらない話をもらしてるのを考えると、
とても屈辱的な気持ちになります。

そもそも今鹿島に一番必要なのは、この二人なのでしょうか。
ポジションにもよりますが、他チームと比べて駒は揃っている方だと思います。
なぜいつも現状戦力では出来ないという発想なのか。
その戦力でこそ、出来る戦い方があるのではないでしょうか。

今日は残念ながら参戦できませんが、スタに行かれる方に希望を見せて欲しいですね。
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コメントありがとうございます。 (原理主義者)
2007-04-11 11:58:28
>いけさん
復帰させるという行為の是非に関しては、戦力たるならばとうぜん是である。
が、今現在不調に喘ぐこのチームに対して夏までまでとはこれ如何に。
野沢の怪我が長期であるとわかった時点で手を打っていない事が問題なのである。
記事に書いたように、この復帰は野沢の負傷があろうと無かろうと、チームが不調であろうと好調であろうと起こっていた事である。
自分たちが「仕事」をしてこそ、選手も指揮官も安心して仕事が出来るという事に気付いて欲しいものだ。

>uriさん
マスコミが一斉に取り上げたところを見るとリーク以上に公式に近くコメントしたようですね。
そもそもこの二人が必要かどうかという話であれば、二人共には要らないという事になります。
野沢が負傷離脱している現在に限っていえば、野沢の前任者である小笠原満男が戻ってくれば問題はなくなるでしょう。
ユダが入れば、本山とチューヤンの守備負担が軽くなりダニーロも活きるでしょう。
つまりどちらか一方が今すぐに加入出来るのであれば必要なのです。
夏には二人とも要らないと思いますよ。
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Unknown (ちゆ)
2007-04-11 20:47:21
小笠原と中田浩二の鹿島復帰はほぼ決まりなんすかね?そしたら背番号は 何番なんすか?確か本田がつけてた6番と20番と19番が空いていたような気が…
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Unknown (背番号は)
2007-04-11 20:50:34
記事に書いたように小笠原満男は帰ってくるでしょうが、ユダは帰ってこないと思いますよ。
35番とかになるんじゃないでしょうかね。
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