鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

広島戦報道

2007年10月01日 | Weblog

鹿島がマルキの右足ゴール死守/J1
<J1:鹿島1-0広島>◇第27節◇30日◇広島ビ
 最初の決定機を迎えたのは鹿島だった。前半21分、DF内田がドリブルで中に切れ込み、MF野沢のワンツーパスを受けて最後は右足シュートを放ったが、左ポストを直撃。対する広島も同34分にMF森崎浩がFW佐藤とのパス交換から強烈な左足ミドルを放ったが、惜しくもゴール右に外れた。
 鹿島は後半4分に広島FWウェズレイのFKをバー直撃に逃れると、同20分にFWマルキーニョスが巧みな反転で相手DFをかわして最後は右足シュートでゴール。唯一の得点を粘り強い守備で守り、1-0で連勝を飾った。敗れた広島は3連敗となった。
[2007年9月30日17時4分]

鹿島GK小沢がFKを指先阻止/J1
<J1:鹿島1-0広島>◇第27節◇9月30日◇広島ビ
 鹿島GK小沢がプロ16年間の経験で絶体絶命の場面を乗り切った。後半4分。中央約20メートル地点からの広島FWウェズレイのFK。ゴール左上を襲う一撃を手の指先で触って軌道をわずかに変え、バー直撃に逃れた。「読みすぎないように、来たボールに反応した」。92年入団で、新人時代はジーコのFK練習相手。「固定観念に縛られるな。それよりも、いかに自分が安心した状態で守れるかだ」と当時、授かった金言は今も心の中にある。感性でFKに食らいついた。

 正GK曽ケ端の出場停止で33歳のベテランGKに昨年5月浦和戦以来、511日ぶり通算23試合目の出場機会が巡ってきた。長年、第2GKだが、心は折れない。97年に腰痛が悪化し、治療専念のため自ら退団。半年の空白期間では貯金を切り崩し、米国でも治療を受けた。強い意志で復活し、5度の移籍を経て今がある。この日の完封劇は「2強」に食らいつくチーム内でも、ひときわ強い存在感を放っていた。[2007年10月1日9時15分]

奇跡逆転Vへ鹿島3位死守!33歳控えGK小沢、魂の0封
 J1第27節最終日(9月30日、広島0-1鹿島、広島ビッグアーチ)3位・鹿島は今季初出場となるGK小沢英明(33)が完封勝利に貢献。

 鹿島の控えGK、小沢がゴール前に仁王立ち。後半4分には、FWウェズレイのFKを右手の指で弾くなど、魂のセービングでチームを8試合ぶりの完封勝利に導いた。

 出場停止の正GK曽ケ端の代役として昨年5月7日の浦和戦以来、511日ぶりのリーグ戦出場となった33歳は、「練習試合やサテライトの試合に出ているし、不安や緊張はなかった」と平常心を強調した。

 プロ15年目のベテランだが、これまでレギュラーをつかんだことはない。96年アトランタ五輪では川口(磐田)の控え。97年4月には腰の負傷を理由に鹿島を自主退団している。その後、横浜M、C大阪、FC東京を渡り歩いたが定位置は確保できず。それでも「(伸び悩んでいる若手より)信頼できる」(鈴木強化部長)と04年に鹿島に呼び戻された。「サッカーをさせてもらえていること自体がモチベーションです」と、腐ることなく準備を続けてきた。

 首位・浦和と勝ち点10差の3位をキープした鹿島。奇跡の逆転Vへ、まさに一丸だ。(千葉友寛)

“代役守護神”小沢好セーブ連発
 【鹿島1―0広島】06年5月7日の浦和戦以来、511日ぶりのリーグ先発出場にも、鹿島のベテランGK小沢は全く動じることはなかった。曽ケ端の2試合出場停止でめぐってきたチャンス。後半4分に広島FWウェズレイのFKを指先ではじき出すなど、好セーブを連発した。後半20分にFWマルキーニョスが挙げた1点を守りきり、8試合ぶりの完封勝利をもたらして3位を堅持した。

 腰痛で選手生命の危機にさらされたこともある苦労人。それだけに「サッカーをさせてもらっていること自体でモチベーションを高く保てる」と普段の練習から手を抜くことがない。鈴木強化部長も「いきなり出て落ち着いてやれる第2GKは貴重」と絶賛。オリベイラ監督が「今はどんな形でも勝たなくてはいけない時期」と守備的な戦術をとる中、ベテラン守護神の活躍で優勝戦線に踏みとどまった。[ 2007年10月01日付 紙面記事 ]

第2GK・小沢で完封!鹿島逆転Vへ望み…J1第27節

後半20分、右足でゴールを決めた鹿島・マルキーニョス
 ◆J1第27節 広島0―1鹿島(30日・広島ビッグアーチ) 鹿島が誇る第2GKが逆転優勝への灯を守り抜いた。出場停止のGK曽ケ端に代わって先発出場したGK小沢が完封。FWウェズレイのゴール右上を襲ったFKを左手一本ではじき出せば、MF駒野との1対1を2度も防ぎ、FWマルキーニョスの1点を死守した。

 プロ16年目の33歳はこの日が24試合目の出場。92年に鹿島に入団したが、腰痛で練習すらできない状態に。97年のシーズン途中で自ら退団を申し出て、一時現役を引退している。その後は懸命なリハビリを経て、98年に横浜Mで復帰。04年に鹿島から戦力として声をかけられた。

 どのチームでも控えGKだったが、「サッカーをやらせてもらえるだけで幸せ。サッカーに公式戦も練習試合もない」と日々、クサることなく練習に没頭。選手としては一度「死んだ」小沢が、不死鳥のような活躍で、勝ち点差10からの大逆転優勝に望みをつないだ。 (2007年10月1日06時00分  スポーツ報知)

J1 鹿島が連勝
2007/10/01(月) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁
 Jリーグ一部(J1)第二十七節最終日は三十日、各地で四試合を行い、鹿島は1-0(前半0-0)で広島を完封し、2連勝を飾った。鹿島の通算成績は十五勝六分け六敗、勝ち点51で3位。
 前半は徐々にペースをつかんだ鹿島は、二十一分の内田のシュートはポストにはじかれ、枠をとらえたシュートはことごとく広島・GK下田の好セーブに合い、ノーゴールのまま前半を終えた。それでも集中を切らすことなく、後半に入ってからも試合をコントロールし、二十分に田代からのパスを受けたマルキーニョスが待望のゴールを決め先制。その後は広島の猛攻を今季初先発のGK小澤らを中心に守りきった。

小澤で決まりということなのであろうか。
確かに昨日の試合に見所は少なかった。
マルキーニョスの決勝点以外には篤人の惜しいシュートがあった程度と言っても過言ではない。
そんな中で完封した代役守護神にスポットを当てるのは当然の流れであろう。
がしかし、完封の影にチューヤンのスーパークリアがあったこと、そしてそのプレイを呼び起こす的確な指示と選手交代があったことを忘れてはならぬ。
ここまで来ると一つのミスが致命的であり、総力で掴み取った勝利なのである。
本来ならば諸角の抜けた行動で滅びて当然であった。
所詮ドラマとしか言いようのない展開であったと言わざるを得ない。