鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ユース杯二回戦コメント

2011年11月23日 | Weblog
【2011 Jユースカップ2回戦:鹿島vs新潟】試合終了後の監督、選手コメント(11.11.23)
■2011 Jユースカップ:決勝トーナメント2回戦
11月23日(水・祝)
鹿島 4-0 新潟/鹿島G
得点者:31'徳野舜(鹿島)、70'鈴木隆雅(鹿島)、86'中川義貴(鹿島)、90'鈴木隆雅(鹿島)


●キッカ監督(鹿島):
「結果的には4-0となったが、決して簡単な試合では無かった。
特に前半は相手のシステムが分からずにリズムが作り辛い中で、1-0でリードして折り返せたことは良かった。
後半は前半に感じたことを修正する為に(特に相手の長所をおさえるようにして)選手を入れ替えたことで我々も攻めに転じることができ、追加点を効果的に奪えて、結果として勝利につながって良かった」


●鈴木隆雅選手(鹿島):

「立ち上がりから自分たちのペースで運べなかったが、良い時間に得点できて良かった。後半は悪い時間帯もあったが、追加点の欲しい時に取れて、またその後も相手ペースの時間帯に効果的に追加点が取れて良かった。後ろの選手もしっかり守ってくれて、そのことが無失点での勝利につながった。
今大会、予選リーグから多くのサポーターの方に声援をいただき、それが僕らの勝利につながっていると感じる。次は大阪での試合となるが今日までの声援を胸に頑張りたいと思います」


以上

結果だけ見れば圧勝である。
とはいえ、先制するまでは攻めきれぬ時間帯が続き、カップ戦の戦いとしては不安もよぎった。
しかしながら、中川くんのゴール意欲がPKを呼び込み均衡を破ってからは、チーム力の差が出たように思われる。
中川くんのフィジカルや、宮内くんのテクニック、そして鈴木隆雅くんの俊足はトップで活かされることとなろう。
トップに上がらぬ選手たちもそれぞれに力を発揮しておった。
若きプレイヤーは勝利することで経験を積む。
一つ一つ勝ち上がり、優勝を目指して欲しい。
楽しみにしておる。

ユース杯 二回戦 アルビレックス新潟ユース戦

2011年11月23日 | Weblog
個人的に感じたMVPは鈴木隆雅くん。
CBとして先発し、1点を勝ち越して迎えた後半の途中から1TOPとしてFWに入り、突き放す二点目ととどめを刺すドッピエッタ。
CBとしてもFWとしてもチームの中心選手であった。
左足でチョンとボールを蹴り出して相手を抜くプレイは、得意技なのであろうか。
来季のからはトップチームで活躍を来させる躍動であった。
楽しみな逸材である。

熱戦、紅白戦

2011年11月23日 | Weblog
2011年11月23日(水)

カシマスタジアムで9時よりミーティングを行った後、連係のトレーニング、紅白戦、そしてシュート練習を実施しました。

紅白戦で対峙するガブさんと新井場である。
カシマスタジアムでの紅白戦は白熱したものとなった。
ホーム最終戦を前にチームのモチベーションは上がっておる。
出場停止の新井場も出場できぬ分をチームに貢献しようと燃えておる。
我らも気持ちを盛り上げて聖地へ向かいたい。
勝利で喜びを分かち合いたい。
楽しみにしておる。

シャルケ・篤人、復調へ

2011年11月23日 | Weblog
ようやく復調してきた「優しい男」。
内田篤人の声に出さない忍耐力。

了戒美子 = 文
2011/11/23 08:03


 今季に入って間もない頃のある試合後、ミックスゾーンでこんなことがあった。ベンチ入りしたが出場機会のなかった内田篤人は「今日は答えられることなんてないですよ」などと言いながら、気楽な表情で登場した。選手によっては、試合に出ていないが故のイライラや、気恥ずかしさ、はたまた面倒くささから報道陣を避けるケースもあるのだが、内田はそういうことをするタイプではない。

 その日、話は思いのほか弾んだ。

 試合メンバーから外れている間は筋力トレーニングに精を出していること、それもシャルケ生え抜きでまだ18歳ながらほぼレギュラーのドラクスラーと「お前の筋肉、たいしたことねーなー」などと言い合いながら、並んで筋トレマシンと格闘していることなどを楽しげに明かす。

「で、成果のほどは?」と振ってみると、内田は胸の辺りにわざとらしく力を入れて、「どう? 触ってみて」と口には出さずに記者たちに突き出してきた。男性記者が手でその胸筋の感触を確かめる。

「お。すごい」と反応を得ると「でしょ?」と言わんばかりの満足した表情をおどけながら作り、ふにゃりと力を抜くと、元の姿勢に戻った。

欧州のピッチで得た自信が内田の人間的な魅力を引き立てていく。

 こんな一連のやりとりで笑いを起こし、和やかな空気を作ってしまう。

 一人の選手対複数の記者という、いわば数的優位にこちらが立っていたはずなのに、会話の主導権はこれで完全に内田に持って行かれた。おそらく内田は、この日の報道陣全員の顔と名前が一致していた訳ではないはずだ。その必ずしも親しくない人たちの前で、まるでコミュニケーションを楽しむかのようにちょっとおどけてみたり、冗談を言ったり、自分をさらけ出す。自然体でオープンな印象は他のどの選手とも違い、どこかしなやかだ。

 おそらく、内田が持つ元々のコミュニケーション能力の高さに加えて、ピッチで得た自信がこの余裕につながるのだろう。昨季欧州CLベスト4のチームで、新加入ながらレギュラーを勝ち取ったのだから、もちろん手応えも自信もないわけがない。

 昨季までシャルケでプレーし、今季からフィテッセでプレーするアンソニー・アナンは、新チームメイト安田理大に内田がいかに信頼されているかを語ったのだそうだ。

「ウッチーがシャルケで一番の右サイドバックだから使わない監督の方が悪いって選手たちは言ってるって。だからウッチーがレギュラーに戻るのは時間の問題って選手たちは見ているらしい」

筋金入りの老サポーターも虜にする内田の俊足。

 信頼を寄せるのはチームメイトだけではない。欠場したある試合後、見るからに筋金入りのサポーターで、70歳を超えるであろうおばあちゃんに内田は話しかけられた。

「ウッチーとファルファンが一緒だったら、今日はもっといいサッカーが見られたのにね!」

 内田の俊足も攻撃力もシャルケサポーターにはもはやおなじみだ。ホームスタジアムのフェルティンス・アレナでは右サイドバックの位置から内田が駆け出し、オーバーラップしただけで、ボールを持たずとも声援が沸く。中盤の右でプレーするファルファンとのコンビネーションがシャルケの武器であることも、サポーターであれば誰もが知ることなのだ。

「おばあちゃん、よく見てるな」と内田はのんきに感心したにすぎないが、しっかり認められている。

肉離れでの負傷欠場にも、突然の監督交代にも動揺なし!

 しかし、今季は出遅れた。

 明らかな調整不足でシーズンイン。昨季、日本代表の活動も含め、チーム内では群を抜いた試合数をこなした。そのためシーズン終盤は息切れし、最終戦となったドイツ杯決勝はベンチスタートだった。過労を懸念したメディカルスタッフから前指揮官ラングニックへの進言があり、内田には特別に長めの休暇を与えられた。今季に関しては、スロースタートを公然と認められた形だった。しかし開幕し、時間がたっても、周囲には追いつかず、ベンチを温める日々が続いた。

「シーズンも長いし試合もいっぱいあるからのんびりやろうと自分でも言ってはきたけど、給料泥棒って言われそうだから、そろそろ(先発復帰しなくては)と思っていた」

 その矢先に、競技人生で初めての右太ももの肉離れで戦線離脱した。この時は、さすがにがっくりきた表情を見せたが、それでも驚くほどさっぱり切り替えた。

「怪我で試合に出られないことなんて、なんとも思わない。仕方のないことだから。でも、実力でメンバーから落とされたらそれは問題」

 負傷とほぼ同時期に、ラングニックの電撃辞任からステフェンス就任という一大事件もあったが、動じなかった。

「オレ、本当に苦しいときに苦しいって言えない」

「自分のやり方を見せて、それに監督がどう反応するかで考えていけばいい。最初から相手のことを考えて自分を変えるということはない」

 かたくなに自分に固執するでもなく、かといって最初から鵜呑みにすることもしない、内田流の新監督の受け入れ方のようだ。

 現在、ブンデスリーガもシーズンの約3分の1を終えた。ウインターブレイクの前に、内田もようやく先発復帰、そして定着という流れに乗ることができそうだ。ここまでの数カ月を振り返って言う。

「オレ、本当に苦しいときに苦しいってメディアには言えない。言えるやつって逆に強いなって思うんだよね。そうやって仲間が弱音はいてる様子とか見ると、オレまで応援したくなる。今苦しいんだろ? がんばれって思っちゃうもん。でも、オレはそれが無理なんだよな」

 自分が苦しかったとは言わない。でも、素直じゃないことは、素直に認める。そんな柔軟性が、実は内田の強さなのかもしれない。


ナンバーのコラムである。
二年目となった篤人の欧州チャレンジが取材されておる。
シャルケで飛躍を続ける篤人に続くべく、鹿島も更なる努力を続けたい。
強い篤人と対戦できるよう、強い鹿島を取り戻すのだ。

源、大岩から徹底指導

2011年11月23日 | Weblog
鹿島DF昌子初先発 大岩コーチから指導
 高卒1年目で18歳の鹿島DF昌子源(18)が、リーグ戦初出場初先発の可能性がある26日の清水戦へ向け大岩コーチの徹底指導を受けた。この日の練習では、昨季まで現役だった同コーチとセットプレー時の守備の体の寄せ方などを入念に確認。現在、センターバック(CB)の岩政は故障明けでボールを蹴り始めたばかり。中田は故障、代役の新井場も出場停止でCB不足に陥っており「チャンスだと思う。(大岩)剛さんのためにも出られたら頑張りたい」と意気込んでいた。
 [2011年11月23日9時16分 紙面から]

大岩コーチから徹底指導を受ける源である。
天皇杯二試合で出場機会を得、徐々に経験を積んだ源が、満を持してリーグ戦に初出場しようとしておる。
ホーム最終戦での出場となれば、サポーターの後押しも大きく、源にとっては良いデビューとなるのではなかろうか。
師匠である大岩に花を持たせるためにも、良いプレイを魅せて欲しい。
楽しみである。

オリヴェイラ監督へ複数オファー

2011年11月23日 | Weblog
オリヴェイラ監督、海外流出危機…ボタフォゴ触手
 ブラジルのサッカー専門サイト「Futebol Interior」は、ボタフォゴが来季監督候補に鹿島のオリヴェイラ監督をリストアップしていると報じた。月給70万レアル(約3000万円)、1年契約の破格の条件を準備しているという。

 オリヴェイラ監督は鹿島で就任から5季連続でタイトルを獲得。今季限りで契約が切れるため、ボタフォゴ以外にもブラジルの複数クラブや中東のクラブなどが水面下で獲得に動いている。鹿島側は既に来季構想に関する話し合いをスタート。今週中にも正式に続投オファーを出す方針で、26日の清水戦後に本格交渉が始まる見通しだが、指揮官の去就は予断を許さない状況だ。

[ 2011年11月23日 06:00 ]

ブラジルでの報道を元にスポニチが記事を起こしてきた。
ボタフォゴ以外からもブラジル、中東からのオファーがあるようで、オリヴェイラ監督の去就に気になるところ。
鹿島としては、オリヴェイラ監督の契約延長の方針で動いておる。
既に第1回目の話し合いは持たれており、両者共に好感触とのこと。
しかしながら、金額面など細かい契約内容までは話は進んでおらず、今後詰めていくところである。
そこにボタフォゴからの高額オファーは、オリヴェイラ監督としても興味を持つこととなろう。
オリヴェイラ監督の決断に注目が集まる。
静観して結論を待ちたい。

U-22日本代表・大迫、試合後コメント

2011年11月23日 | Weblog
【コメント集】日本、敵地でバーレーンに完勝
◆FW大迫「裏が空いていたので僕がうまくキープしてボールを収めようと考えていた。(シュートがバーを直撃)決めないといけない場面でした。他にもチャンスがあったので決めないといけない。勝ったことは良かったけど、点を取れなかったことは悔しい。この悔しさを次につなげていきたい」

勝利も大迫は反省しきり「点を取れず悔しい」/ロンドン五輪予選
 U-22日本代表は22日、ロンドン・オリンピックへの出場権を懸けたアジア最終予選でU-22バーレーン代表と対戦し、大津祐樹と東慶悟の得点で2-0の勝利を収めた。

 試合後のインタビューで、大迫勇也は以下のように語っている。

「勝つことができたので良かったです。相手が前から来て、こっちも繋ごうとして取られてしまった。立ち上がりをしっかりと入れれば良かった」

-前半終了間際に先制。バーレーンはさらに前がかりになってきたが?
「ただ裏が開いていたので、僕が前でキープをしてボールを収めようと思っていました」

-中盤との連係について
「徐々に良くなっていったと思うので次もホームでしっかりとしたプレーをして勝ち点3を取りたいです」

-終盤クロスバーを叩いたシュートがあったが?
「決めなきゃいけない場面。他にもチャンスありましたし、決められるようにしたいです」

-満足はしている?
「勝ったことは良かったですが、点を取れなかったことが悔しかった。この悔しさを次に繋げたいです」


チームは勝利したものの、自身は得点を記録できず悔しい思いを語る大迫である。
この経験が大迫を成長させることであろう。
大いなるストライカーとして更なる「新化」を遂げて欲しい。
期待しておる。

西、スペシャルインタビュー

2011年11月23日 | Weblog
【J1 注目選手スペシャルインタビュー】Vol.18:西大伍選手(鹿島)「ぜんぜん満足はしていない。そういう自分がいることに安心する」(11.11.22)
大きな期待を背に今季から鹿島へ移籍してきた西大伍。攻撃的サイドバックを両翼に置くことが特長のチームにとっては待望の人材と言えた。キャンプで負傷し出遅れたところはあったが、シーズンが進むにつれて監督の信頼を獲得。右サイドバックの定位置を得るとチームも上り調子に転じる。その活躍は、日本代表監督であるザッケローニの目にも止まり、目標としていたA代表に初選出されるなど、順調なシーズンを送るかと思えた。しかし、選手層の厚い鹿島においては、常に良いパフォーマンスを出し続けなければポジションは確約されない。リーグ戦半ばにはポジションを失い、苦悩の日々を送ることとなった。しかし、ここに来て再びチャンスを得るようになってきた。これまでの戦いぶりを振り返ると同時に、清水とのリーグ戦ホーム最終戦への意気込みを聞いた。

「今年はいろいろ考えさせられることが多かった」




Q:今季、ここまでをふり返ってどういう印象や感想をお持ちですか?
「Jリーグでもタイトルを獲るという目標を掲げて来たので、それについては良いとは言えないですが、悪いことばかりではなかったです。チームとしてはタイトルが獲れたし、今後のためになる1年だったと思います」

Q:今年は移籍1年目でしたがどうでしたか?
「すぐにフィットしたという印象はないですし、今年はいろいろ考えさせられることが多かったと思います。新潟のときは、自分が試合に出るようになって、うまい具合にチームも勝つようになっていった。そういうタイミングの良さがあったと思います。チームに慣れるには、そういうタイミングの良さも要素のひとつだと思うので、新潟は比較的すんなり行けたのかなと思います。ただ、今年はそうでなかった分、もっと良くなるためにはどうすれば良いのか、ポジショニングや守備だけでなく、いろいろなことについて考えることが多くなったと思います」

Q:鹿島に移籍してきて感じた良さとは?
「やっぱりレベルが高いですね。選手それぞれの技術が高いので、プレー自体は自分でもうまくなったと思います」

Q:残念ながら、控えにまわることも多い1年でしたね。
「最終的には、監督から信頼されてずっと出られるようになるかどうか、ですよね。そうなれば自分にも気持ちの余裕が生まれるし、そこに至るまでが難しいと思います。特に鹿島は良い選手がいっぱいいるチームですから」

Q:このチームは日々の練習時間もそこまで長くはないと思うので、チームのやり方にフィットしたり、アピールするのも大変だったと思いますが?
「オリヴェイラ監督はアピールが必要なタイプではないと思っています。それぞれの選手の力を理解していて、勝つために誰を使うのかが一番良いかを考えていく監督だと思います。僕の能力については、僕自身もすべてを把握しているわけではないし、監督もすべてわかっているわけではないと思う。ただ試合に出られないとしてもそこが問題ではないと思ってます」

Q:札幌に在籍していたときも、試合に出られない時間を過ごしていたと思います。そのときと比べるとどうですか?
「そのときは実績もなかったし、自分のプレーにも今ほどの自信もありませんでした。だから、『出られなくて当たり前だろ』くらいの気持ちだったかもしれません。いまは、試合に出られないことに関して、やることはわかっているというか、『なんとかなる』という気持ちでやっています」

Q:今は納得いくプレーを出せれば大丈夫、ということですか?
「そうですね。今年は自分の力を出せたとしても50%ぐらいだったと思います。もし、試合に出続けることができれば、新潟のときくらいのプレーはできたと思うけど、信頼を得るまでに至りませんでした。それに、(新潟では)チーム全体だったり、他の選手とのコンビネーションだったり、僕とマルシオの関係だったりがうまくいった部分もありました。もちろん鹿島でもそこを最低ラインとするくらいできるとは思っています」

「僕は40歳までやります!できるところまでやります!」



Q:個人としてうまくいかない部分があったとはいえ、目標にしていた日本代表にも選ばれました。
「ぜんぜん満足はしていません。そういう自分がいることが安心というか、これからも上に行けるモチベーションになっています。まだまだ成長できると思いますし。とりあえずは良かったと思いますが、でもまだまだですね」

Q:代表に呼ばれない時期が少し続いていることに関しては?
「いま呼ばれても自分のタイミングではないかなと思います。そこはあまり気にしていません。今後しっかり成長していけば呼ばれるだろうし、それは自分次第ですよね」

Q:サッカーは選手寿命が短い職業だと思うのですが、呼ばれないことに焦りは感じない?
「僕は40歳までやりますよ!できるところまでやります。体が動くまでやりたいし、やれると思っています。もともと身体能力ばかりが売りの選手ではないので。(その頃には)たぶん、サイドバックはやっていないと思いますが(笑)」

Q:今度のホーム最終戦は清水との対戦となります。前回は0-0の引き分けに終わっていますがどんな印象をお持ちですか?
「あの試合は点が取れなかったんですよね。そんなに悪くはなかった試合だったと思います。ただ、ゴールが入るかどうかは、運みたいなものもあるので、そのときはそういう流れだったんだと思います。もちろん練習をして精度は高めていかないといけないのですが、そういう流れのときがどうしてもあるんですよね」

Q:逆にその少しあとからチームは5連勝するようになります。そのときは真っ先に「ここから勝つよ」と仰っていたのが印象的でした。
「あのときは全員の気持ちがひとつになった手応えがありましたね。そういう雰囲気を感じました」

Q:シーズンとしても残りはわずかです。どんなプレーをしたいですか?
「やっぱり楽しんでプレーしたいですね。相手を抜くときも楽しいけれど、ボールをいっぱい触っているときがやっぱり楽しい。練習試合で、モトさん(本山雅志)とボール回しをやっているときはすごいおもしろいですね。ロングボールが多いこともあってか、鹿島に来てからボールを触る回数が少なくなっているのは事実だと思います。ボールをたくさん触ってリズムを掴めれば、最後の決定的な場面にも入っていけるので、ゲームをつくるところでも触れた方がやりやすいですね」

Q:残りわずかとなったシーズンへの抱負をお願いします。
「やっぱりACLに出たい、というのと、リーグ戦は最後の試合もしっかり勝って、あとからふり返って良いシーズンだったと言えるようにしたいですね。終わりよければ、という言葉もあるので、来シーズンのためにも気持ちよく終わりたいと思います」

★西大伍選手 Meets FOOTBALL ALLSTAR'S



Q:西選手はゲームはされますか?
「あんまりやらないですね。移動中とかもゲームはやりません。本を読むことが多いかな。あんまりフィクションとかは好きじゃないから、経済の本とか。意外ですか?(笑)」

Q:「FOOTBALL ALLSTAR'S」のご自身のカードを見て、感想をいただければと思います。
「まだまだ低いですよね。他の選手を見たらそうでもないかもしれないですけど、もっと高くしてもらえるようにがんばります!」

Q:それではオリジナルフォーメーションを作っていただきたいのですが。
「うわー、これは他の選手から文句が出そう(笑)。キーパーはソガさん。オレは中盤で出たいしな…。(岩政)大樹さん怪我してるし3バックにしようかな。でも、そうすると後ろが足りなくなっちゃうね。やっぱりオレがサイドバックをやるしかないかぁ、う~ん…。でも、これでいこう!」



Q:このフォーメーションの意図は?
「楽しそうでしょ。中盤は流動的にポジションを入れ替える感じですね。トップ下はモトさん。かなり攻撃的だけど、守備は後ろの3人にがんばってもらいましょう。でも、イバさん(新井場徹)はあがってくるから、そしたら2人にがんばってもらおう。で、イバさんが上がったときは、オレが中に入っていく、と。いやー、これは相手はボールを取れないんじゃない?(笑)」


なるべくボールを触りたいと話していた西選手らしく、かなり攻撃的な布陣が完成。オリジナルフォーメーションはまさかの3バックとなりました。普段はほとんどゲームをしないと言いながらも、選手のカードをチェックする目は真剣そのもの。「このカード、欲しいなぁ」と名残惜しそうに帰っていきました。

取材日:11月15日
インタビュアー:田中滋


[ J1 注目選手スペシャルインタビュー ]西大伍選手(鹿島)

鹿島アントラーズの西大伍選手に、26日に迎える今季ホーム最終戦である清水との一戦への意気込み、そして今季ここまでの戦いについてインタビューしました。


今季、鹿島に加入しいろいろと考えさせられたと語る西である。
右サイドバックのレギュラーになるべく移籍してきたが、安定して起用されたとは言いがたい。
それは、西本人が痛感しておる様子。
西は、まだ若きプレイヤーであり、完成された選手ではない。
鹿島で経験を積み、日本を代表する選手として脱皮するのだ。
40歳である不惑まで現役を続けられる偉大なるプレイヤーとなるのだ。
期待しておる。