鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

昌子を支える主将の言葉

2011年11月19日 | Weblog
[鹿島]泣ける話。富山戦の庄司選手のプレーを慰める小笠原選手の言葉。
 11月16日に行なわれた天皇杯3回戦・富山戦のあと、「あんな交代のさせられ方されたら悔しいだけですよね。そういうところですよね、プロの厳しさっていうのは…。辛いっすね」と漏らし、気を落としていたのはルーキーの昌子選手。
同大会の2回戦・筑波大学戦でのプロデビューを完封で飾った昌子選手でしたが、中田選手の負傷により、急きょ出番が回ってきた富山戦は「オレのマークからやられました」という失点の場面と、途中出場ながら交代させられてしまったことに対して心底悔しがっていました。いつもの様子とは雰囲気さえ違っていたほどに。
 そして、田代選手との交代を告げられた場面にはあるエピソードがありました。ベンチに下げられた際、「正直、半泣きだっんたんですよ」と言う昌子選手。ただ、「(交代カードを3枚使ったあと)満男さんが無言で隣に座ってきて。それで、頭を叩いて『お前はよくやったよ』って言ってくれて…。そのありがたさでもホント泣きそうになった」。悔しさとありがたさで涙が出るのをグッとこらえたと言います。
 一方、そうした話を聞いた小笠原選手は「すごくわかるし、みんなそういう経験をして大きくなっていく。オレもそういうことあったんで。前半十何分かで代えられてすごい悔しかった。でも、(交代は)悔しいもんだと思うけど、試合に出られないのも悔しい。そうやってみんな強くなっていくもんだからね」と振り返ってくれました。さらには、「やっぱりまだ若い選手だし、そんなに気にしなくていい。この前だって良いプレーしたと思うし、頑張ってたと思う。自分の責任だと思う必要はない」と続ける“らしさ”は、さすがでした。
アントラーズだからこそ、主将の小笠原選手だからこそ、聞いていて非常に泣けるエピソードでした。昌子選手は、この悔しさを挽回しようと心に固く誓っています。

(鹿島担当 村本裕太)

途中出場・途中交代の憂き目に遭い、悔しさをにじませた昌子である。
経緯はあるとは言え、選手としては屈辱を感じ、悔しさをにじませておる。
それを察知し、後ろから支えるように言葉をかける小笠原主将は素晴らしい。
これが、鹿島に脈々と伝わる伝統なのである。
昌子はこの経験を糧に大きく成長せねばならぬ。
単なる失敗とするだけでは駄目である。
一回り大きくなり、鹿島を支える背骨となるのだ。
それだけの才能を有しておるはず。
期待しておる。

※村本記者、ヘッドラインの誤字はご愛敬というところか。

青木、自覚を持つ

2011年11月19日 | Weblog
J1鹿島きょう大宮戦 底力で緊急事態乗り切れ

【写真説明】
ランニングで調整する興梠(右)と増田=クラブハウスグラウンド


J1第32節第1日は19日、各地で7試合を行い、6位鹿島は埼玉・NACK5スタジアム大宮で14位大宮と対戦する。キックオフは午後5時。けが人続出や代表戦への招集でFWとセンターバックが手薄になった。緊急事態を底力で乗り切り、ホーム最終戦へ勢いをつけたい。今季通算成績は12勝9分け10敗、勝ち点45。

田代が左足首を痛め、出場は微妙だ。大迫はU-22(22歳以下)日本代表の招集で不在。FWの3本柱は興梠を残すだけとなった。「自分がけがで離脱したときは助けてもらったし、やるしかない」と決意を語る。

今季リーグ戦はわずか3得点と不発だが、直近の天皇杯・J2富山戦では先制点を決め、延長で決勝点をお膳立て。復調の予感を漂わせた。「ほかにもチャンスはあった。追加点が取れればもっと楽になった」と話し、今度の試合は一発必中の覚悟で臨む。

中田が富山戦で左太ももを痛め、岩政に続いてセンターバックから離脱。岩政の代役を務めてきた本来ボランチの青木は「自覚を持たなければ」とけん引役を買って出る。

相方は本来サイドバックの新井場が濃厚だが「誰と組んでもポイントを整理して連係する」と冷静だ。富山戦の途中から組み、無失点で切り抜けた実績もあり、期待が持てる。「ラファエル、李天秀ら強力な選手をどれだけ抑えられるか。力が試される試合」と、高い意識をのぞかせた。


中田コの離脱で、DFリーダーは青木となる。
ここに来て重責を担うこととなり、青木の精神的な自立が求められるところ。
本人も自覚を持つと述べており、チームを牽引してくれるであろう。
青木を軸に大宮の攻撃陣を抑え込み、勝利を呼び込みたい。
楽しみにしておる。

中田コ、肉離れ、田代、左足首負傷

2011年11月19日 | Weblog
鹿島・中田、全治2カ月 田代は左足首負傷
2011.11.19 05:00

 J1鹿島の元日本代表MF中田浩二(32)が18日、天皇杯3回戦・富山戦(16日、カシマ)で痛めた左もも裏の精密検査を受け、重度の肉離れであることが分かった。筋肉の損傷が大きく全治2カ月ほどかかる可能性もあり、鹿島幹部は「天皇杯も含め、今季の試合出場は難しい」としている。
 また、同じ富山戦で左足首を痛めたFW田代有三(29)は、関節内遊離体が原因であることが判明。19日の大宮戦(NAC)は欠場する。田代は今後、骨片除去手術を行うかどうかも含め「じっくり考えて決めたい」と話した。

(紙面から)

中田コは肉離れで全治二ヶ月、田代の負傷は関節内遊離体が原因で手術の可能性もあるとのこと。
これは痛い。
オリヴェイラ体制になってからは負傷離脱者が比較的少なかっただけに、主力がこれだけ抜けたことは珍しい。
とはいえ、優勝の可能性がなくなったとはいえ、すべの試合で勝利を目指す鹿島の伝統から、勝てる選手で挑むことは必至である。
この窮地を乗り越えて、チームを一つ「新化」させたい。
期待しておる。