鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Jリーグ選抜・小笠原満男コメント

2011年03月28日 | Weblog
小笠原満男「被災地で見たものは一生忘れることはない」=Jリーグ選抜
 東北地方太平洋沖地震の復興支援チャリティーマッチに出場するJリーグ選抜は28日、サッカー日本代表との試合を翌日に控え、会場となる大阪・長居スタジアムで最終調整を行った。
 以下は、練習後の小笠原満男(鹿島アントラーズ)のコメント。

「被災地でいろんな人が頑張っていて、被災された人もそうだし、それを援助・救助する人たちも一生懸命頑張っている。その姿を見たので、自分も苦しい時にそれをイメージして、みんな頑張っているからと、自分も頑張れたらいいなと思います。(被災地に)行かないと後悔すると思った。行っとけば良かったっていうのが一番嫌なんで。行って、もしかしたら後悔したかもしれないけど、どうせだったら行って後悔した方が、行かないで後悔するよりはいいと。

 でも、まだまだできることはあるんで、とりあえず物資を集めて送っていますけど、第2段階として、やっぱりサッカー界の復興もしていかなきゃいけないと思う。サッカーチームが減ったり、サッカー少年が(サッカーを)やめていってしまう中で、今後チャリティーマッチとかをやって、そういうお金をサッカーの復興に使いたい。カズさん(三浦知良)とも相談して、選手会(会長)の藤田俊哉さんにも相談しています。選手会主催で試合をして、それをサッカー界に持っていければと。

(被災地に行ってみて)あれを何と表現していいのか……。ホントに知らないところに行った感覚で、ここはどこだっていう。見てきたものが全部なくなって、がれきの山のその下に、自分の身内やいろんな人がいると思うと複雑で、何て表現していいのか。
(最初に訪れたのは盛岡か)いや、真っ先に向こう(大船渡)に向かいました。いろんな人に聞きながら、どこの道を行けばいいとか、どういうルートで入ればいいかとか。ただたどり着けるって情報は聞いたんで、それがなければダメかなって思ったけど、行けるって聞いたから、じゃあ行こうと決心して。ガソリンで並んだり、物を調達したりもあるけど、丸一日かかりました。

(避難所の少年たちに『いつも見ています』と言われて)その声で自分も頑張ろう、この試合をやろうって思えたので、今度はその人たちにプレーを見せたいなと。楽しみにしてくれている人がいるんで。(テレビを見られない人がいるが)そう、だから今、お願いしようかなと思って。まだ電気もない人もいますし、避難所でテレビを見られない人もいるから。せっかくやるので、そういう人たちも見られるようにしてもらえませんかってカメラの前でお願いしてみようかなと。可能かどうか分からないですけど、みんな被災地に向けてやっているのに。(被災地で)自分が見たものは一生忘れることはないと思う。みんなが一生懸命、歯を食いしばって、きついけど必死にやっている姿は絶対に忘れることはない」

[ スポーツナビ 2011年3月28日 21:04 ]

「避難所にテレビを」岩手出身の小笠原が“お願い”
2011.3.28 18:30

 取材が終わると、Jリーグ選抜の小笠原は「ひとつお願いがあるんですが…」と報道陣に切り出した。

 「被災地ではテレビを見られない人もたくさんいるんです。より多くの人に見てもらえる方法を協力してもらえませんか。避難所に小さなテレビを持ち込むとか…」。18日に高校時代を過ごした岩手県大船渡市と妻の実家がある陸前高田市の避難所を訪れた。現地の実情を知るからこそ、の言葉だった。

 所属する鹿島も被害を受けたが、故郷の悲惨な状況が明らかになるにつれ、居ても立ってもいられなかった。「行かずに後悔するのは嫌だった」という小笠原は家族を連れ、丸1日かけてたどり着いた。「何と表現していいのか…。知らないところに行った感覚。一生忘れることはない」と現場の状況を振り返る。

 その場で被災者の人たちが下を向かずに頑張っている姿を目の当たりにし、慈善試合への出場を決めた。三浦らとも話し合い、被災地のサッカーを復興させる計画も胸に温めている。「一生懸命さを出せて、それを伝えられたら」という今回の慈善試合を、その手始めとする考えだ。
(北川信行)

被災地を目の当たりにしてきた満男のコメントは重い。
そして、具体的である。
我等も出来ることをし、一日も早い復興を目指したい。

日本代表・岩政コメント

2011年03月28日 | Weblog
岩政大樹「高い意識で取り組んでいる選手が多い」=サッカー日本代表
 サッカー日本代表は28日、東北地方太平洋沖地震の復興支援チャリティーマッチとして行われるJリーグ選抜との試合を翌日に控え、会場となる大阪・長居スタジアムで最終調整を行った。
 以下は、練習後の岩政大樹(鹿島アントラーズ)のコメント。


(3-4-3は3日間やって浸透してきたか)みんなこれを習得していくことが自分のためになると思っているし、チームのためにもなるんで、高い意識で取り組んでいる選手が多い。(実践してみて)明日やるかは分からないですけどね。ある程度、試合をしないと分からないところはあるし、その中でまた修正点が出るわけですから、それが大事なところだと思います。

(相手チームに小笠原がいたが)元気でしたか? 被災地に行った話はそんなに聞いていないです。ズケズケ聞くのは不謹慎な気がするんで。特に満男さんは出身地ですからね。感じるものは僕たちより強いと思いますし、少しでも協力できればいいなと思っています。(鹿島の選手も被災者だが)大変でしたけど、ほかの状況を見ると大変だと言っていいのかどうかと思うくらいの状況なんで。被災者というのもおこがましい気もするし。

(明日の試合は)僕たちはあまり自分たちのことを大きく考えたり過信することなく、できることをやっていくだけだと思います。それが何かにつながればいいと思いますけど、まずは自分たちの仕事に集中すれば結果的にプラスになっていくと思います」

[ スポーツナビ 2011年3月28日 21:14 ]

新たなるシステムに挑む日本代表の岩政である。
代表から、良い刺激を受け、良い経験を持って鹿島に帰って来て欲しい。
また、被災者としても、より重い災害を受けた人々への配慮を忘れてはおらぬ。
日本を代表するDFとしてより大きく成長をして欲しいと願う。

ヤス、おばあちゃんの無事確認

2011年03月28日 | Weblog
鹿島 4・6ACLへ2週間ぶり練習再開

練習を再開しランニングする遠藤康(中央)、野沢(右)ら鹿島イレブン
Photo By 共同


 東日本大震災の影響で活動を休止していたJ1鹿島が28日、茨城県鹿嶋市内のクラブハウスで約2週間ぶりに練習を再開した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原(韓国)戦が4月6日にアウェーで予定通り開催されることになり、午前と午後に2度の練習を行った。

 クラブハウスの給排水機能は回復したものの、施設内は破損した箇所が多く、安全面を考慮して一般には非公開となった。活動休止中にそれぞれの地元などで自主練習をした選手は、久々に集合してランニングなどをこなした。

 仙台市出身のMF遠藤は安否不明だった祖母の無事を確認できたという。水原戦に向け「こういう時だからこそ勝たないといけない」と強い口調で話した。日本代表とJリーグ選抜による慈善試合に出場するMF小笠原らとブラジル帰国中のオリヴェイラ監督は参加しなかった。

[ 2011年3月28日 16:46 ]

被災直後は連絡が取れずにおったヤスの祖母であるが、無事安否が確認されたとのこと。
これで、ヤスも一安心と言えよう。
アジアの戦い集中して欲しいところ。
ここは、未だ来日しておらぬガブさんからポジションを奪うチャンスである。
とはいえ、ガブさんもボタフォゴの施設でコンディションを整えており、気合いは十分と言えよう。
激しいポジション争いを勝ち抜き、試合に出場し、そして勝利に貢献するのだ。
それが鹿島の伝統である。
ヤスとガブさんの争いに注目である。

カシマスタジアム、早期開催可能か

2011年03月28日 | Weblog
早期本拠地開催を希望 J1鹿島の井畑社長
 サッカーJ1鹿島の井畑滋社長は28日、東日本大震災で観客席などが破損した本拠地カシマスタジアムでの試合開催について「安全性が保たれることが条件だが、(観戦)エリアを限定してできるのであればやりたい」と、早期再開に前向きな姿勢を示した。一方で「完全な修復にはかなり時間がかかる」との見通しも示した。
 また、延期になった3月16日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のシドニー(オーストラリア)戦はホームとアウェーの順番を入れ替え、4月13日に敵地で、5月10日に日本で開催できるよう調整している。4月19日のホームでの水原(韓国)戦は、東京・国立競技場でデーゲーム開催を希望していることも明らかにした。

[ 共同通信 2011年3月28日 16:40 ]

聖地・カシマスタジアムの復旧は、完全にするには時間がかかるものの、観戦エリアを限定することで、使用に耐え縷々状態には出来る模様。
これは、朗報である。
確かに、スタジアム全体を真っ赤に染め、選手を鼓舞したいのは山々である。
しましながら、それが叶わぬこの状況では、一部でのサポーターが入り、選手に気持ちを伝えられること、そして、ホームで戦えることだけでも重要なことと言えよう。
アジアの戦いも段取りがついておる。
GSは国立開催という、若干ハンディキャップを背負ったが、2000年は国立をホームにして戦い三冠を獲った実績もある。
気持ちを切り替えて、戦おうではないか。
まずは、平日の国立に集うのだ。
楽しみである。

練習フルメニュー

2011年03月28日 | Weblog
2011年03月28日(月)

3月14日の活動休止以来、久しぶりにチームが集合し練習を行いました。午前中はフィジカルを中心としたトレーニングで午後からは室内トレーニングの後、グラウンドでも練習を行っています。

最初からかなりきつめのトレーニングを課すチームである。
すぐにアウェイの水原戦が迫っており、コンディションを整えると共に戦術練習に入らねばならぬ。
苦難が与えられたからといって、言い訳をするわけには行かぬ。
全力を尽くしてアジアを獲りに行くのだ。
気合いを入れ直したい。

再始動コメント

2011年03月28日 | Weblog
【鹿島:トップチーム活動再開 】練習後の鹿島選手コメント(11.03.28)
震災の影響により休止中だった鹿島アントラーズのトップチームですが、本日から練習を再開しました。練習を終えた各選手のコメントは以下の通りです。
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●中田浩二選手:

「いつ始まるかわからなかったが、ただ休むわけにもいかなかったので宮崎の方で自主トレをしていました。まだ、避難所にいる方もいるのでサッカーをやって良いのかというのはありますが、元気を与えられるように今日からは切り替えてやっていきたいです。
神栖や潮来の人も被災しているし、ホームタウンの力になれれば良いと思う。みなさん、アントラーズが勝って優勝することを待っていると思う。今年は新しい選手が入ってるし、厳しいことは間違いない。早くチームとして戦えることが一番だけど、今はコンディションを上げることを最優先に考えたい」

●野沢拓也選手:
「ちょっとハンデを背負った部分はありますが、こういうことを打ち消す力をアントラーズは持っている。最後に優勝という形が頑張った証になる。鹿島全体、茨城全体で助け合って優勝したい。僕たちができることはテレビの向こうの人に見せること。アントラーズがここまでできるんだというのは、戦う力を見せつけないとみんなの力にはならない。
(すぐにACLの試合がありますが?)
アジアの戦いは自分たちも目標としてきた。厳しく、より過酷になりますけど、勝つことで近づいてくると思う。僕の実家も笠間にあって、自分が顔を見せて勇気づけることくらいしかできなかった。できることをやっていきたい」

●青木剛選手:
「(母校の)前橋育英で練習させてもらっていました。良い練習をさせてもらい、練習試合にも出させてもらいました。すごく感謝しています。最初の方は自分で走ったりしていたんですけど、昨日まで育英でやらせてもらっていました。高校の時を思い出しました。
(サッカーをやることについては?)
決まったことだし、ACLは日程通りにやるということなので決まった以上はやるしかない。自分たちがやれることをやる。それに向けて準備したいと思います。
(意識が変わった部分はありますか?)
自分たちのプレーを見て、元気をもらったという人が少しでもいるように、そう感じてもらえるようにいままで以上にやっていこうという気持ちになりました。サッカーを見る人は感動を期待している部分があると思う。いままで以上にがんばらないといけないと思いました」

●イゴール選手:
(お父さんからアドバイスは?)
慣れ親しんだ日本で過ごしていたので日本の良い所はわかっている、心配しないでやってきなさいと言われました。あと、待っていれば必ずチャンスは来る。そのチャンスを逃さないように準備をしなさいと言われました。
(日本でプレーしようという決め手は?)
いつか日本でプレーしたいと思っていたのでそのチャンスを鹿島が与えてくれたというのは決め手だと思います。父は鹿島の常勝を支えた選手だったと思います。アントラーズの歴史に名を刻んでいますが、自分もそうありたいです。また、父との違いは、まだ髪の毛があるということでしょうか(笑)。これからもずっとあって欲しいです。もし遺伝があればお手上げですけど(笑)」


以上

いきなり過酷な環境となったイゴールである。
外国人枠もあり、耐える日々が続くと思われる。
しかしながら、準備を怠らず、来るべきチャンスに備えよと、父・アルシンドからアドバイスを受けており、くすぶる不良外国人にはならぬであろう。
父親譲りのプレイが拝めるのは少々先となろうが、練習に練習を重ね、日本のサッカーになれるのだ。
楽しみにしておる。

活動再開

2011年03月28日 | Weblog
[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

石井正忠コーチを先頭に、軽いランニングからスタートした鹿島アントラーズの練習。久々の再会ということもあり、選手たちからは白い歯もこぼれていました。

[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

インターバル走では終始並んで走っていた西大伍選手と中田浩二選手。興梠慎三選手らとともに宮崎で自主トレーニングを積んできたこともあり、コンディションは良さそうでした。

[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

額に汗を浮かべた興梠慎三選手は少し苦しげに走っていたものの、4月6日にはAFCチャンピオンズリーグの試合(対水原三星戦)が控えていることもあり「行くからには勝点3を取りたい」とコメントしていました。

[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

クラブハウス手前のグラウンドは中央部に液状化現象の影響が見られました。

[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

さらにグランドには断層の影響からか亀裂が走っている部分も。まだ安全確保ができていない部分もあり、クラブハウスの一般開放に向けて急ピッチで作業が進んでいました。

[ 鹿島:トップチーム活動再開 ]

練習後にインタビューに応じる興梠慎三選手。「宮崎が大変だった時期にいろんな人に助けてもらった。その恩返しがしたいです」と、サッカーと同時に復興支援にも力を入れたいとのこと。まずは小笠原満男選手が呼びかけている支援に対し、同郷の増田誓志選手らとアクションを起こしたいと考えているようです。


活動を再開したチームである。
まだまだ、深い爪痕は癒えておらず、震災の大きさを物語っておる。
そんな中で、共に自主練を続けておった宮崎組の中田コと西はコンビネーションを確立した様子。
今後は中田コのフィードに飛び出す西が見られるやも知れぬ。
そして、彼らと共に宮崎で鍛え上げた興梠もアジアに賭ける意気込みを語る。
強い気持ちで戦っていきたい。
鹿島の活躍が、我等を明るくするのだ。
期待しておる。

野沢、賞賛される

2011年03月28日 | Weblog
宇佐美選手が信頼する存在
“てるさん”とは??

さて、現在、U-22日本代表としてウズベキスタンに遠征している宇佐美選手の後編となる今回はサッカーについて。新背番号の『11』についてなど、語ってくれました。

――では、サッカーの話を。ベストヤングプレーヤー賞(新人王)を受賞した昨シーズンの個人的な評価を教えてください。(昨季リーグ戦には26試合出場し、7得点をマーク)

「上手くいって収穫もすごく多かったんですけど、反省も残ったシーズンというか……。得点は決定的なところを外さなければもっといけたと思うし、試合にもスタメンから出られない時もあったんで、その辺は反省ですね」

――なるほど。ちなみに、新人王に選ばれるって思っていました??

「ん~、獲れる直前くらいになって、みんなが『新人王だろ~』って言ってくれていたんで、『そうなんかな~……』って意識し出しましたね。その前は思ってなかったですし、チョ・ヨンチョル(アルビレックス新潟)やと思っていました」

――そうだったんですねぇ。そんな飛躍の一年を経て、今季から背番号が33から11になりましたよね。背番号11の着け心地はいかがですか?

「うーん……オレ、むっちゃ“3”に縁があるんで。宇佐美を数字にすると“3”が付くじゃないですか。あと住所とか大事な日に“3”が付くことが多かったんで、昨季まで着けていた“33”は尚更良かったんですよ。“11”は……“33”を割る“3”にしたら“11”じゃないですか。だから“3”が関わっているということで、運気的なところでもいいな~って思ったし。冗談抜きで言うと、松波さん(現コーチ)や播さん(現セレッソ大阪の播戸選手)とかガンバから愛されていた人が着けていた番号なので、“11”を着けられることはすごく光栄です。それをもらったっていうことは、“ミスター・ガンバ”って言われたい」

――11番になったことで、“ミスター・ガンバ”になりたい……欲というか想いが出てきたと?


↑縁があるという“3”にまつわる話を色々としてくれました。本当に“3”だらけだったのでビックリ!! “てるさん”の存在にも驚きました。宇佐美選手、まだまだ色々な話を持っていそうです。

「いや、なりたいって思ってもサポーターが認めてくれないとなれないんで。それに長期的にガンバにいないと。まぁ、プロの世界なんで長期的に居られるっていうのは決まっているわけじゃないですし、日々を積み重ねて、言われていくことやと思うんで。だから……まぁ、今はまだ難しいですよね」

――今後、宇佐美選手がどうなるのかは分からないですけど、たとえ海外に行ったとしても“ミスター・ガンバ”と呼ばれる存在になって欲しいです。それにしても……運気を気にしているのは意外でした(笑)。

「いや、だってオレ、“てるてる坊主”も信じていますからね。ホンマっすよ、アレわ!(笑)」

――“てるてる坊主”って、あの吊るすと晴れにしてくれるという“てるてる坊主”ですよね? 本当ですか??

「ホンマっすよ。ちょっと話が逸れるんですけど、“てるてる坊主”を作って吊るしたことがなかったのに、小学校5年生のときになぜか作ろうと思って。で、作って吊るしたら小学校の関西大会の予選とか全国大会の予選とか、雨やって言われている日をこの歳になるまで全部晴れにしてもらっているんですよ。最初、親とかも信じていなかったんですけど、さすがに信じ出して。ティッシュで作っているんでボロボロになるんですけど、それをまた包み直して、顔を書き直してみたいなことをして、8年間ずっと置いている“てるてる坊主”があるんです。ちなみに“てるさん”って言うんですけど、ホンマ、すっごいんですよ! いっっつも晴れにしてくれて、帰って吊るしているのを外したらブワーって雨が降りだしたりとか。奇跡的なことが続いていると思うんですけど、それが8年も続くとね。だから、雨が降るって言われている前日になるとオカンからメールで『今日、てるさん出しとこか?』って。確かまだ残っていたはず……(と言いながら、実際のメールを見せてくれる宇佐美選手)」

――あ、ホントだ!

「だから宇佐美家はみんな“てるさん”頼みです。いつもテーブルの中に置いて、ティッシュでくるんで置いてあるんですよ」

――家族で大事にしているんですね~! それにしても8年間とはすごい。……もともと、宇佐美選手が晴れ男とかじゃないんですか?

「いや~、分かんないです。さっきのオカンのメールは開幕戦の大阪ダービーのときだったんですけど、『出しといて』って言ったらダービーの時も出しといてくれてて。確か朝は雨やったんですけど、試合のときは止んでいたんで」

――本当にダービーの時は雨が降らなくて良かったと思っていたんで……これは“てるさん”に感謝しなければ。その“てるさん”を見てみたいのでblogに載せてくださいね!
……と、大幅に話が逸れてしまいました(笑)…

「だいぶ逸れましたね(笑)」

――そんな話を持っているとは思わなかったもので(笑)。
では、改めまして……昨シーズンは開幕前に目標を立てて入られていましたが、今シーズンはどういう目標を立てられました?

「去年はまず戦力になること、認められることを目標にしていたので……今年はスタメンでずっと出続けて、チームの中心、柱になっていきたいなと」

――おお~! それは頼もしいです。チーム内の競争がますます激化しそうですね。そして、今季はポジションがトップから2列目になりました。

「はい。1つ下がって。だから、去年よりは色んなことを……さらにチームの攻撃をスムーズにすることを意識しながら、守備もそうですし、より色んなところを気にかけながらやっています」


↑「ん~…」と考えつつ、今季の手応えについて分析。

――2試合だけの感想で恐縮なのですが、まだ少し試行錯誤しながらプレーしているのかな?と思ったのですが……

「そうですね……んー、でも、そんなに悩みながらというか、考えながらはやっていないです。去年よりはメリハリをつけて、前に進むというか、推進力というか。それは観ていて分かったと思うんですけど、ポジションが真ん中なので去年よりはパスのことやったり……連動性とか動きの姿勢とかを意識していて。その中で2試合連続で得点を演出できているんで、その辺はいいかなと思います」

――確かにチャンスメイクをするシーンがよく目につきました。ところで、FWとしてトップでプレーするのと2列目でプレーするのはどちらが好きなんですか??

「オレは2列目のが好きっす。やっぱり色んなことができるし、楽しいですよね。もちろん、前も楽しいんですけど、オレは昔から2列目だったんで。FWをやっていたのは去年1年間だけだったので、どっちかっていうと2列目のが楽しいです」

――宇佐美選手からしたら、元のポジションに戻ったという感覚?

「そうですね」

――昨季とポジションが変わったことで、FWのアドリアーノ選手、グノ選手、そして同じく2列目でプレーする二川選手との連係がより大事になってくると思うのですが、手応えはいかがですか?

「良い感じやと思います。去年とかよりは良い状態で来ていると思いますよ。自分含め、中盤ではボールを前に出せたり自ら持って行けたりする選手はいるんで、それに加えてアドリとグノが前で勢いをもたらしてくれるというか、前で起点を作ってくれたりするんで。決定力もありますし、いいバランスですよね」

――なるほど。そんな今季、主力のベテラン選手のケガによりメンバーの顔ぶれが変わっているんですけど、その中でガンバの売りだったり見どころはどこだと思いますか?


↑今季は目標がいっぱい! 1つずつクリアするごとに、ガンバのタイトルへの道が拓けるはず!?

「売りは、西野監督になって10年やってきていることですよね。それが最大限の売りでしょうし、攻撃力だったり、攻撃の仕方だったり、同じスタイルでずっとやり続けているので、培われたというか裏付けされた力があると思います。それにメンバーが変わると、そこから少しの変化とかがあると思うんですよね。例えば、ルーコン(昨季退団したルーカス選手)からアドリに変わったことで……ルーコンは前で溜めて幅広いプレーをしてくれましたけど、アドリはタテに速くて、タテにスピード感をもたらしてくれる。それはまた去年と違うところやと思うし、今のところは良い攻撃ができていて、得点パターンも色々豊富に出ているので、かなり攻撃力はあると思います」

――その高い攻撃力でタイトルを目指すわけですが、J1で最大のライバルのチームはどこになりそうですか?

鹿島(アントラーズ)やと思いますね。開幕戦は引き分けましたけど、3回リードされながら3回追いつくのはすごいと思います。マルキーニョス(現:ベガルタ仙台)が抜けた穴は大きいと思いますけど、野沢さんとかいるし。……オレ的には野沢さんが鹿島でいちばんイヤな選手なんで。イヤな選手は国内にいっぱいいるんですけど、野沢さんはJでいちばんイヤな選手であり、いちばん好きな選手でもありますね。あまり注目されないのが不思議なくらいで。めちゃくちゃ上手いと思いますし、日本代表に入って欲しいな~って思っていましたもん

――選手でも“この人、代表に入って欲しい”って思うんですね! というか、選手だからこそ、一般の人よりもそう思うんでしょうね~。

ありますよ~。鹿島だし代表でやっていても全然おかしくないですもん。テクニックとかイマジネーションとか、すごいと思いますからね。ガンバはいつも野沢さんにやられているイメージがありますもん

――そうかー……ということは、対鹿島戦では野沢選手にも注目ということですね?

はい(笑)

――ライバルチームの選手を推すのも変な感じですが(笑)、鹿島戦では宇佐美選手はもちろん、野沢選手のプレーをチェックしてもらいましょう。
では、最後になりますが今季の意気込みをお願いします。

「2ケタ得点を目標にしたいし、スタメンで出る試合も増やしたいし、その中でタイトルを獲ることに貢献しつつ、結果的に代表に入れたらいいなって思います。いっぱいありますけどね(笑)」


ガンバの宇佐美に絶賛される野沢である。
日本代表にまで推されておる。
確かに、野沢のテクニックは日本人離れしており、このテクニックを活かすことが叶えば日本代表はより強化されたであろう。
オシム氏時代には選出されておった。
しかしながら、これからという2007年に水戸の選手の悪質なファールにより長期離脱を余儀なくされ、代表定着を逃したのである。
オシム政権下ではFWを任されており、才能を高く評価される共に、ポリバレントな能力と魅せておっただけに残念であった。
野沢が代表の主軸となり得れば、日本サッカーの歴史を変えておったであろう。
とはいえ、この歴史を否定したところで何も得るものはない。
野沢は現在サッカー選手としてのピークを迎えており、毎試合、テクニック見せつけておる。
代表には縁がなかったが、サッカー選手としての素晴らしさに陰りはない。。
今季は再び二桁得点を目指し、攻撃力に更なる磨きを掛けて欲しい。
期待しておる。

U-22日本代表・大迫、次戦に備える

2011年03月28日 | Weblog
敗戦から一夜…大迫ら軽め調整/U-22
2011.3.28 05:00

 男子U-22(22歳以下)日本代表は27日、タシケント市内で調整。0-1で敗れた26日のU-22ウズベキスタン代表戦に先発したFWの大迫(鹿島)大津(柏)らはランニングなどで疲労回復。26日に先発しなかったFW永井(名古屋)、MF宇佐美(G大阪)らは6対4の練習などで汗を流した。永井は関塚監督と個別に会談。「負けてしまったので、もう1度しっかり(自分が)引っ張っていくプレーをしたい」と表情を引き締めた。6月にロンドン五輪アジア2次予選を控えるチームは、29日もU-22ウズベキスタン代表と試合をして遠征を終える。

軽めの調整で次の試合に備える大迫である。
自慢の攻撃力を発揮出来ず、不満も残ったであろう。
しかしながら、ここは気持ちを切り替えるところ。
敗戦は既に過去である。
未来へ目を向けよ。
次で結果を残せばよいのだ。