鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

上海申花戦プレビュー

2011年03月01日 | Weblog
【AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島】プレビュー:小笠原不在の鹿島。昨季中国リーグの得点王を抑えれば勝機も見えてくる(11.03.01)
悲願のアジア制覇に向け、AFCチャンピオンズリーグの初戦がいよいよ始まる。対戦相手となる上海申花とは、大会がこの形式となってからは2度目の対戦。前回は09年に相対し、鹿島のホームゲームでは大迫勇也がプロ初ゴールとなる鮮烈なボレーシュートを決めたことで記憶にとどめている人もいるかもしれない。
当時から監督も変わらず、選手の顔ぶれも大きくは変化していない鹿島と違い、上海のメンバーは大きく入れ替わった。キャプテンを務めるのは中国代表のYU TAOと変わっていないが、当時右サイドバックを務めていたマーク・ミリガンは、いまは千葉にいるなど、主力選手の多くがチームを離れている。
現在チームの中心となっているのがRIASCOS BARAHONA DUVIER ORLANDOだ。コロンビア人のストライカーで、昨季中国超級リーグの得点王と中国サッカー協会が選ぶ年間最優秀選手を受賞。28試合の出場で20ゴールを決めたという点取り屋だ。今季初戦ということで相手の映像やデータも少なく対応も難しいが、要注意の選手であることは間違いない。彼を抑えることが、まずは重要になるだろう。
その他、上海申花に在籍する外国人選手は、SALMERON LUIS ANGELという身長185cmのアルゼンチン人の長身FW、アルイテハドから獲得したシリア代表DFのABULKADER DEKA、そしてギリシャ2部リーグでプレーした経験を持つMFのPEREZ CASTRO FACUNDO JAVIERと、全部で4人の選手がいる。国内リーグはJリーグと同じくまだ開幕しておらず、「いつ練習を始めたのかもわからない」(奥野僚右コーチ)という程の情報不足ではあるが、中国のチームのやり方はわかっている。相手のホームゲームでは特に、球際ではかなり激しく当たってくるはずだ。

試合が行われる虹口スタジアムでの鹿島の公式練習は、軽いパス回しで体を温めたあと、シュート練習とミニゲームでメニューを終えた。選手がスタジアムを出る頃には、小雪混じりの雪が降るなど、昨年の長春までとはいかないかもしれないが、春が近づいていた日本から来ると寒さが厳しい。今朝の練習前の気温は摂氏2度しかなく、明日の試合は20時キックオフのため、かなりの寒さが予想される。ただ、スタジアムの中は風が吹くこともなく、「思ったより寒くない」(曽ヶ端準)という声も聞かれた。ピッチの状態も非常に良く、パス回しもスムーズに行えるだろう。
とはいえ、鹿島の大黒柱が、この上海遠征には来ていない。小笠原満男は、痛めていた右膝の治療のため日本に残った。上海の地元メディアの注目度が高く、記者会見でも「キャプテンの姿が見えないが?」という質問が飛んでいた。
「満男さんの代わりはできないけれど、自分にできることをやりたい。自分のような飛び出しは満男さんにもできないことだと思うので」
代わりに起用されるであろう増田誓志は、「(出場するか)わからない」と言いながらも準備を進めていた。フィジカルの強さには定評があるだけに、負傷箇所を持つ小笠原が無理してプレーするより、肉弾戦でも躊躇なく戦える青木と増田が並んだほうが、今後のことを考えても心配は少ないだろう。昨年の長春戦では怪我人は出なかったが、08年には内田篤人、09年には興梠慎三が負傷してしまった。小笠原の体幹の強さは誰もが認めるところだが、痛めている膝は大怪我を負った場所とは逆の箇所。変にかばえば、重傷になりかねない。
「日本のサッカーと違うところもあるけれど初めてじゃないので、これまでの経験を生かして戦っていきたいです」
もう何度も中国のチームと対戦している青木剛は「経験」を口にした。シーズン序盤ということで、まだまだチームは形になっていない部分もあるが、一丸となって勝利をつかみ取りたいところだ。


以上
2011.03.01 Reported by 田中滋


[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日練習の様子

練習に向かう直前のオリヴェイラ監督。寒さが厳しいため、完全防備で臨みます。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日練習の様子

もはやACLでは恒例となった監督参加の"鳥かご"。今日はウォーミングアップとして少し参加しただけだったので、ボールを追いかける「鬼」にはならずに済んでいました。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日練習の様子

新加入のカルロン選手もだいぶチームに馴染んで来た様子。チームメイトと冗談を言い合う姿も見られるようになり、加入当初より笑顔がずいぶんと増えました。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日練習の様子

全体練習終了後に、FKの練習をする野沢拓也選手とアレックス選手。壁には奥野コーチなどスタッフがぞろり。アレックス選手の強烈な左足には身をすくめていました。


明日は青木と誓志のダブル・ボランチの模様。
肉体派の二人がタッグを組めば、中盤で競り負けることは無かろう。
そして、誓志がゴール前まで飛び出すことが出来れば、大いなるチャンスとなる。
青木の言う「経験」を発揮する時が来た。
勝利でアジアの戦いを開幕したい。
期待しておる。

ACL 上海申花戦試合前コメント

2011年03月01日 | Weblog
【AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島】オズワルド・オリヴェイラ監督、伊野波雅彦選手(鹿島)、Xi Zhikang監督、YU TAO選手(上海申花)前日記者会見でのコメント(11.03.01)
●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
「みなさんご存じの通り、私は鹿島から来ました。私にとって4度目のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)であり、上海申花とは2度目の対戦になります。厳しい戦いになると思います。ACLの最初の試合なので、もちろん、良い形での勝利を目指して戦いたいと思いますし、グループリーグでいい順位につけて次のステップに進みたいと思います」

●伊野波雅彦選手(鹿島):
「前回、対戦した時は引き分けだったので、しっかりアウェイの地でも勝利を収めて帰りたいと思います」

Q:Jリーグ3連覇したチームが昨年は4位でした。上海はいろんな補強をしてACLに挑んでいますが、上海に対する印象はどうですか?
●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
「上海申花に対する情報がまったくない状態です。情報収集できなかったことが多く、ただ登録リストはもらっています。シリア国籍の選手が1人、コロンビア国籍の選手が1人、アルゼンチン国籍の選手が2人いることはわかっています。あとは前回対戦した時の選手が3名ほど残っていること以外はまったく新しいチームになっています。どういったチームなのか、ほとんどわからない状態で、明日の試合に臨まないといけません。残念ながら試合をやってみて、どういったチームなのかがわかるという形になるかと思います」

Q:先週末にFUJI XEROX SUPER CUP2011で負けていますが、それが明日の試合に影響しますか?
●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
「まったくありません。シーズンの終盤なら、なにか影響があると言えるかもしれませんが、今シーズンは始まったばかりです。まだ2戦目であるし、選手たちに前の試合の結果だったり、スタミナや運動量で影響があるかといえば、まったく、一切影響はありません」

Q:チームキャプテン(小笠原満男選手)を朝の練習では見かけませんでした。彼のコンディションはどうなのですか?
●オズワルド・オリヴェイラ監督(鹿島):
「彼は今夜来ます」

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● Xi Zhikang監督(上海申花):
「明日が、まったく新しい上海申花のスタートとなる試合です。すべての選手がベストを尽くし、明日の試合に勝利できると信じています」

Q:明日が、監督としての最初の試合になりますが?
「新しい監督はとてもナーバスになるものです。しかし、逆にキャプテンのリーダーシップの下、チームは良いパフォーマンスを発揮し、成功を収めてくれると思います」


●YU TAO選手(上海申花):
Q:あなたは2年前の鹿島との試合も経験しています。上海申花は多くの選手が入れ替わりましたが、明日の試合にどう影響すると思いますか?
「鹿島は数年経った今も変わっていません。我々にはたくさんの新しい選手が入りました。ただ、昨年のリーグ戦から変わっていないメンバーも多い。明日の試合では、全員が勝利のために力を尽くすと思います」

Q:怪我人が何人かいると思いますが状況は?

● Xi Zhikang監督(上海申花):
「DONG XUESHENGは回復できません。WEN HUYIについては完璧な状態ではありませんが、明日の朝、ドクターの診断を待ちたいと思います」

Q:鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督は上海の情報が少ないと言っていましたが、鹿島は2年前よりもっと強力になったと思いますか、それともそうではないと思いますか?

● Xi Zhikang監督(上海申花):
「鹿島の試合は天皇杯準決勝と決勝、そしてFUJI XEROX SUPER CUP2011の試合を見ました。強力な選手はいますが、来たばかりの選手もいるようなので、そこは先ほどキャプテンが言ったとおり、我々のアドバンテージになると思います」

Q:昨シーズンまでの監督が良い成績を残したことはプレッシャーになりませんか?

● Xi Zhikang監督(上海申花):

「ブラシェビッチ監督はすばらしい指揮官でした。プレッシャーをモチベーションに変えたいと思います」

以上

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日記者会見の様子

鹿島から会見に参加したのはオリヴェイラ監督と伊野波雅彦選手。会見場に入る前、伊野波選手は「寒いね」と体をさすりながら「中二日なら疲れが残ってるけど中三日ならぜんぜん問題ない」と話してくれました。良いプレーに期待です。

[ AFCチャンピオンズリーグ2011 上海 vs 鹿島 ]前日記者会見の様子

この日の会見は英語。オリヴェイラ監督は英語も堪能であるため、ポルトガル語は使いませんでした。そこで困っていたのが伊野波選手。コメントの際、高井通訳から「英語で」と促されると「無理っす」と即座に否定していました。


2011年03月01日(火)

今日は9時30分より試合会場の虹口スタジアムにて、公式練習を行いました。午後には公式記者会見が開かれ、オリヴェイラ監督と伊野波選手が出席しています。

満男は今夜来ると言い放つオリヴェイラ監督である。
これはブラジル人特有のコメントなのであろう。
チーム精神的支柱は選手の中に宿っておる。
彼らは問題なく試合に臨めるであろう。
強い気持ちで上海申花を退けたい。
楽しみである。

選手補強の真価は如何に

2011年03月01日 | Weblog
ACLかく戦う 1日初戦
2011年3月1日10時44分

 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)が1日、開幕する。タイトル奪還、悲願の初優勝、アジア初挑戦――。さまざまな思いを胸に、日本の4チームが初戦を迎える。

■10人補強 真価問われる 鹿島

 上海申花戦(2日)に向け、28日に上海へ出発したメンバーから小笠原、本山が離脱。10人を補強した選手層がいきなり試される。小笠原の位置は山形から戻った増田、DFもこなす中田が埋めることになりそう。途中出場で攻撃を動かす本山の不在は痛いが、懸案だった世代交代に取り組むきっかけにもなる。

 DF岩政は「チームが変化し、プラスアルファが生まれる期待感がある」。オリベイラ監督の選手起用に注目が集まる。


2011ACLの開幕を報じる朝日新聞である。
本山・満男の両看板不在も世代交代への呼び水となり得るであろう。
スポーツ紙ではヒゲくんが満男の代役として報じられておったが、誓志と中田コという実績のある選手が穴を埋めそうである。
この選手起用でチームに変化がもたらされ、新たなチームへと変貌する期待感を岩政は語る。
我等も誓志の覚醒に期待したい。
明日の選手起用に注目である。

小笠原満男、上海申花戦欠場

2011年03月01日 | Weblog
小笠原右ひざ負傷ACL上海申花戦を欠場
 鹿島MF小笠原満男(31)が2月28日、右ひざ腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎で、ACL1次リーグ初戦のアウェー上海申花(中国)戦(2日、上海)メンバーから外れた。チームはこの日、成田空港から上海へと移動したが小笠原は帯同しなかった。小笠原は26日のゼロックス・スーパー杯名古屋戦で、痛みのため途中交代。試合後に注射を打つなど回復に努めたが大事を取った。チームドクターは「リーグ開幕には間に合うと思う」と軽傷を強調した。代わりに日本代表MF本田拓也(25)がメンバー入り。本田は「しっかり結果を出したい」と話した。
 [2011年3月1日8時48分 紙面から]

鹿島、上海戦は小笠原を温存/ACL
2011.3.1 05:02

 アジアクラブ王者を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1日に開幕する。1次リーグH組の鹿島は2日のアウェー・上海申花(中国)戦に向けて28日に敵地入りした。

 大黒柱のMF小笠原満男(31)は右ひざ痛のため帯同メンバーから外れた。26日のゼロックス杯・名古屋戦には先発し、無理すれば出場できる状態。だがオリベイラ監督は、中3日で6日にJリーグ開幕戦・大宮戦(カシマ)があることを見据え、温存を決めた。

 選手層の厚みあってこその決断だ。ACL&Jダブル制覇を狙う1年を念頭に、今オフはボランチの日本代表MF本田拓也(25)を清水から獲得するなど補強。本田は成田空港で「チームの力になりたい」と意気込んだ。ただ、小笠原不在でも先発外が濃厚。代表選手をベンチに置く充実の戦力で、鹿島が11年の戦いの幕を開ける。

ACL開幕!本田いきなり“鹿島デビュー”も
ACL1次リーグH組 上海申花-鹿島 (3月2日 虹口 21・00)


上海へ出発する鹿島の本田
Photo By スポニチ


 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1日、アジア各地で開幕する。昨季Jリーグ王者の名古屋は敵地で杭州(中国)と対戦し、2度目の優勝を狙うG大阪はホームにメルボルン(オーストラリア)を迎える。また、2日にアウェーで上海申花(中国)と対戦する鹿島は、新加入の日本代表MF本田拓也(25)が遠征メンバーに入り、公式戦デビューを果たす可能性が高くなった。

 鹿島の期待の新戦力がACL開幕戦で名刺代わりの活躍を誓った。18人の遠征メンバーに入り、成田空港から中国・上海へと出発した本田は「90分間はプレーしていないけど、コンディションは良くなっている。自分ができることをやりたい」と気合を入れた。

 「初めてなので慣れていきたい」と初体験のACLの舞台への戸惑いは隠せないが、主将のMF小笠原が右膝痛のため大事をとって遠征メンバーから外れただけに、初先発する可能性も十分にある。「チームの力になれるようにしたい」。鹿島の一員としてデビューする準備は整った。後は持てる力を存分に発揮するだけだ。
[ 2011年3月1日 06:00 ]

イメージは完成 本田「フィード?狙っていきたい」
ACL1次リーグH組 上海申花-鹿島 (3月2日 虹口 21・00)
 アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で2日にアウェーで上海申花(中国)と対戦する鹿島は、新加入の日本代表MF本田拓也(25)が遠征メンバーに入り、公式戦デビューを果たす可能性が高くなった。

 26日の富士ゼロックススーパー杯は体調不良でベンチから外れた本田。今季初の公式戦をスタンドから見て「カウンターが速いし、攻守の切り替えが速い」と鹿島のサッカーの特長をあらためて感じた。中盤の底からの正確なフィードで速攻の起点になるイメージは完成しており、本田も「フィード?狙っていきたい」と自信ありげに話した。
[ 2011年3月1日 08:19 ]

鹿島は小笠原温存、代役に本田濃厚…ACL
 ◆ACL1次リーグ▽H組 上海申花―鹿島(2日、上海・虹口足球場) アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は1日、1次リーグが開幕する。

 鹿島は鹿嶋市内で練習後、2日のACL上海申花戦に向け成田空港から中国入りした。MF小笠原が右膝じん帯炎で帯同しないが、6日のJリーグ開幕戦(対大宮)への出場は問題なく、温存を図った。代役は清水から加入した日本代表MF本田が濃厚。キャンプでは発熱と嘔吐(おうと)で出遅れたが「体調はだいぶ良くなりました。チームの力になりたい」と力強かった。

(2011年3月1日06時01分 スポーツ報知)

昨日の本山に続き小笠原主将も上海への帯同せぬとのこと。
これは痛い。
出場ならずとも精神的支柱でチームを引っ張る満男の存在は大きかった。
しかしながら、今季はローテーションの採用を掲げており、想定の範囲と言えよう。
スポニチはヒゲくんの先発出場を予想しておる。
ヒゲくんこと本田拓也はPSM水戸戦に後半途中から出場し、まずまずの出来を魅せた。
特に粘り強い守備と、左サイドへ出した鋭いフィードは、戦力として計算するに十分であったと言えよう。
ただし、未だ90分間プレイした実績が無く、不安が隠せぬ。
サンスポもベンチスタートと報じておる。
水戸戦同様、誓志と青木で始まるのであろうか。
誓志にとっては気合いの入る試合と言えよう。
先日のゼロックス・スーパー杯では、ピッチの脇まで呼ばれながらも不出場に終えた。
これほど悔しいことは無かろう。
しかしながら、今季の誓志はボランチで起用すると明言されており、満男の代役としては十分である。
山形で培った経験を活かす刻が来たと言って良い。
選手起用も含めて、ACLの開幕が楽しみである。