鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

気持ちを切り替えた岩政

2010年11月21日 | Weblog
【鹿島】岩政V逸の借り年内全勝で返す
 鹿島DF岩政大樹(28)が「年内全勝」でV逸の借りを返すことを誓った。前日の20日には、神戸と引き分け、名古屋の優勝決定を許してしまった。一夜明けた21日の練習後も「(優勝を報じる)テレビも新聞も見ていません」と4連覇を逃した悔しさを言葉ににじませた。それでも「中2日で(23日)磐田戦があるのが今回は幸いだと思う。次の試合に気持ちを切り替えられるから。ホームでも2試合あるし、全部勝ちたい」とリーグ戦残り全勝に目標を切り替えた。

 さらには「名古屋が昨日リーグ優勝を決めた今は、ナビスコ杯で磐田が優勝した印象は比較的薄くなっている。サッカー界はどんどん先に進む。すぐに次のタイトルがあるのだから、それを取りさえすれば、鹿島が強いという印象を取り戻すことはできる」とも。12月25日の準々決勝で、因縁の名古屋と対戦することが決まっている天皇杯にも、照準を合わせた。

 [2010年11月21日19時21分]

気持ちを切り替えたと語る岩政である。
ジュビロ戦へ照準を合わせ、気合いを入れておる模様。
そして、リーグ戦の優勝を過去とすべく、天皇杯への意欲を見せておる。
リーグ優勝を果たした名古屋にシーズン3戦全勝をし、本物というものを見せつけたい。
そして、来年のゼロックス・スーパー杯でも土を付けるのだ。
気持ちで上を目指そうではないか。
我等も聖地へ駆けつける。
共に勝利を共有したい。

チームは新しいサイクルへ

2010年11月21日 | Weblog
鹿島、途切れた連覇 世代交代へ新たな挑戦
2010年11月21日10時46分

(20日、神戸0―0鹿島)

 名古屋の結果に関係なく、連覇が途切れたと悟ったのか。神戸と引き分けた瞬間、鹿島の選手は無表情に視線を落とした。「勝ち続けなければ逆転できない状況でしたから」と岩政。優勝決定の現実は控室で知った。

 今季を象徴する90分間。運動量で後手に回り、泣きどころのサイドを突かれてピンチを招いた。31歳の小笠原ら主力は衰えが顕著。3連覇の過程で周囲のマークも厳しさを増す一方だった。ここ2年、補強しても戦力の現状維持が精いっぱいだった。

 黄金期の後には反動が巡るもの。2000年前後に史上最強と言われ、世代交代に失敗した磐田が典型だ。その点、鹿島はすでに布石を打っている。来季に向け、高校随一の逸材・MF柴崎(青森山田)ら大量4人の新人獲得が決定済み。多少の成績の落ち込みは覚悟し、2年ほどかけて新陳代謝を図る構想だ。

 「チームづくりは新しいサイクルに入る。『波』を小さくして再び上昇気流に乗りたい」。選手編成を担う鈴木強化部長は決意する。オリベイラ監督も若手登用に前向きだ。過去にすがらず、変化を恐れず。組織が生き永らえるための方法論を13冠クラブは知っている。また、新たな挑戦が始まる。
(中川文如)

世代交代について報じる朝日である。
来季のプラチナ世代入団を踏まえて、今季はユースからいまいち君一人を上げただけというところまで踏み込んで欲しかったところ。
しかしながら、世代交代を進めるため二年も優勝戦線から離れるという記事には同意しかねる。
そのようなことをしようものならば、観客は離れ、メディアにも相手にされず、世の中から忘れ去られた存在となろう。
ポジションは与えるものでは無く奪い取るものなのだ。
それが鹿島の流儀であって欲しい。
育てながら勝利を掴む、そういう手法でここまで来たはず。
我等は二年も待てぬ。
来季もタイトルを目指すのだ。
勝利を体感することこそ若手の成長の特効薬である。
勝者のメンタリティを植え付けつつ、育成をしていきたい。

気持ちを切り替えよ

2010年11月21日 | Weblog
2010年11月21日(日)

2日後の磐田戦に向けて、11時よりトレーニングを行いました。また、昨日の神戸戦先発組はランニングなどのリカバリーで体の回復に努めました。

練習する宮崎、大迫らである。
気持ちの切り替えは出来ておるであろうか。
古来より世界の偉人は気持ち切り替えが早い。
織田信長も曹操も、そしてジーコも早かった。
目標をACL圏内と定め直し、勝利を掴みに走りたい。
全ての勝負に勝ちに行くのが鹿島の伝統である。
残り試合の目標は明確と言えよう。
強い気持ちで前へ進みたい。

神戸戦レビュー

2010年11月21日 | Weblog
【J1:第31節 神戸 vs 鹿島】レポート:死力を尽くした一戦はスコアレスドローで終わる。(10.11.21)
11月20日(土) 2010 J1リーグ戦 第31節
神戸 0 - 0 鹿島 (14:02/ホームズ/11,462人)

J1リーグも残り4試合。それぞれの『目標』を達成するため、共に『勝点3』に照準を定めて迎えた一戦。神戸のサポーターも、そして鹿島のサポーターも、それぞれの思い、願いを届けようと、キックオフ前から熱い応援を繰り広げ、選手たちを後押しする。
そうしたサポーターの声に応えようと、立ち上がりから集中力の感じられるパフォーマンスを魅せた両者。神戸は立ち上がりから鹿島DF陣の背後をつくボールで鹿島DFに揺さぶりをかけながら、ゴールににじり寄っていく。そんな中で5分に得た右コーナーキックのチャンスでは、ゴール前中央でDF北本久仁衛が頭で合わせるも、バーに嫌われてゴールならず。こぼれ球につめて放ったボレーシュートもバーを大きく越えてしまう。更に14分にも左サイドのMFポポからの絶妙なクロスボールにMF朴康造が頭であわせるがこれもバーの上。なかなかフィニッシュこそとれないものの、ゴールへの意識を全面的に押し出した神戸の攻撃力が輝きをみせる。25分には、カウンターからチャンスを見出すと、MFポポがゴール前中央へ絶妙のクロス。MF小川慶治朗が足から滑り込みなんとかボールに触ろうとしたがわずかに届かず、GK曽ヶ端準に落ち着いてキャッチされてしまう。

対する鹿島は、そうした神戸の攻撃を受けるシーンも何度か見られたとはいえ、全体的には攻守にバランスよく試合を運び好機をうかがう前半。21分にはMF遠藤康が強烈なミドルを放つも、GK徳重健太が好セーブ。こぼれ球を拾った中での再三の仕掛けもゴールには結びつけられない。その後も神戸のひたすら前へ、という勢いとは違って、緩急をつけながらの落ち着いた展開でゴールを狙うが、神戸の守備意識も途切れず、得点をこじ開けられない時間帯が続く。そんな中、40分には左サイドでボールを奪ったDFジウトンからFW興梠慎三と繋ぎ、最後はMF遠藤がGKと1対1の状況でシュートを放つが、これも神戸のGK徳重のファインセーブに阻まれてしまう。

共にビッグチャンスをものにできないまま、0-0で折り返した後半立ち上がり。いきなり両者がビッグチャンスを見出す。先に仕掛けたのは神戸。46分、右サイドのMF朴のクロスにMFポポが飛び込むも、相手DFクリア。そのセカンドボールを拾ったMF田中英雄が拾い狙いをすませて放ったシュートも、相手DFに身体で弾き返されてしまう。そこからカウンターのチャンスを得た鹿島は、同じく46分に、FW興梠がフリーで絶好機を得るが、GKの位置を見定め、コースを狙ったシュートは、わずかに右に逸れ、チャンスをものにできない。そして50分にはまたしても神戸。相手のボールを奪ったMF田中が左サイドを攻め上がったMFポポに絶妙のパスを流し込み「今度こそ!」というシーンを作り出すも、MFポポの放ったシュートは左のサイドネットを揺らすだけ。共に立ち上がりからわずか10分の間に、カウンターから勢いをみせ、決定機を見出したものの決定力不足に泣く。

それでも『勝点3』への思いは途切れることなく、その後も集中力の感じられるパフォーマンスを展開した両者。特にこの日の神戸は最後まで勢いが途切れない。チームとしての運動量をしっかりと保ちながら果敢に攻撃を仕掛けるが、今季最小失点を誇る鹿島の守備陣を打ち破るのは決して容易ではなく。球際の強さやセカンドボールへの対応ということも含め、2位鹿島を上回る執念をみせ続けた神戸だったが、均衡は破れず、スコアレスで試合終了となった。
この結果を受け、『残留争い』を続ける神戸は15位・F東京との勝点を1縮め、『優勝争い』を続けていた鹿島は、名古屋が湘南に勝利して優勝を決めたたため、4連覇の夢は潰えることとなった。さぁ、残すところ3試合。神戸にとっては厳しい戦いが続くが「内容と結果を悲観する必要はない。ガンバ戦から神戸らしいサッカーができている」と田中英雄が言う通り、今は前を向いてしぶとく戦いを続けるのみ。その先に喜びを分かち合える瞬間があると信じて。


以上
2010.11.21 Reported by 高村美砂


残留への貴重な勝ち点1を報じる神戸視点のマッチ・レポートである。
鹿島的に論じれば、前半のどフリーでGKと1対1になったヤスと後半開始早々のヤスのスルーパスに反応してGKと1対1になった慎三の場面が重要と言えよう。
どちらかが決まっておれば、何の問題もない試合であった。
とはいえ、決定力不足を嘆いたところで過去は変えられぬ。
慎三とヤスの成長に期待して次節を迎えたい。

ブラジル人ストライカー物色中

2010年11月21日 | Weblog
鹿島V4逃すもオリベイラ監督続投/J1

前半、ベンチ前で両手を広げるオリヴェイラ監督

<J1:神戸0-0鹿島>◇第31節◇20日◇ホームズ

 あまりにもあっさりと、終戦の時は訪れた。神戸戦後半ロスタイム。最後の猛攻もできないまま、中盤を行き来するルーズボールを追う中で、選手たちは終了の笛を聞いた。「勝てなかった以上、優勝の可能性は消えるものと思っていた」。ぼうぜんと空を見つめたDF岩政の言葉通り、リーグ戦3試合を残し、名古屋の優勝を許してしまった。

 1シーズン制で、最終節を待たずに優勝が決まるのは初めて。4連覇を目指しながら、大差でのV逸にオリベイラ監督(59)は「内田(現シャルケ)と李正秀(現アルサド)がシーズン中に移籍して、勝負強さが失われた」と肩を落とした。ここまでリーグ最少敗戦(5)最少失点(27)最多得失点差(20)ながら、11引き分けが大きく響いた。

 それでもオリベイラ監督は「日本で長く指導をしたい。勝てるチームをつくるため、再建をしないと」と話し、今季で切れるクラブとの契約更新に前向き。すでに強化部とは、来季に向け話し合いも重ねている。ブラジル国内で、決定力不足を補う新しいFW探しも始まっているという。

 来季はU-17日本代表の主力だった青森山田MF柴崎ら、有望な若手選手も入団する。来季でオリベイラ体制5年目。長期政権で、再びリーグ連覇を狙えるチームづくりを進める。

 [2010年11月21日11時16分 紙面から]

改めてオリヴェイラ監督の契約更新を報じるニッカンである。
10月28日に報知と茨城新聞に素っ破抜かれ、次の29日にはスポニチに報じられ、11月に入ってスクープを追わず情報のみを伝えるサンスポまでも載せた続蹴である。
今回のニッカンで契約更新はほぼ決まりと考えて良かろう。
その指揮官は、「再建」を口にしており、チーム編成にメスが入ることは明らかである。
その先鋒として、新たなるブラジル人FWを探しているとのこと。
これは朗報と言えよう。
強力なストライカーの獲得は、勝利への手っ取り早い処方箋である。
また、日本人FWの良い手本となり、若き慎三や大迫、よよの能力も更なる向上が見込まれる。
とはいえ、来季のことはフロントに任せ、オリヴェイラ監督を含めた現場は今季のACL圏内の確保と天皇杯に集中しておるであろう。
まだまだシーズンは終わっておらぬのである。
戦いは続く。
我等も気持ちを切り替えて聖地へ向かいたい。

神戸戦コメント・報道

2010年11月21日 | Weblog
J1リーグ 第31節
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ
本当に残念だし、シーズン中にもチャンスを作りながら決めきれないという今日のような試合はたくさんあった。今季のチームを象徴するようなゲームだった。決めきれないことももちろんあるだろう。しかし今後も上の順位にいるために勝ち続けることだけを考えるしかない。

2010年11月20日(土)

本日行われたJ1第31節神戸戦は、相手ゴールを割ることが出来ず、スコアレスドローに終わりました。

【J1:第31節 神戸 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.11.20)
11月20日(土) 2010 J1リーグ戦 第31節
神戸 0 - 0 鹿島 (14:02/ホームズ/11,462人)
スカパー!再放送 Ch181 11/21(日)後03:30~

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:残念なことに4連覇の夢は達成できなかった。今の心境を教えてください。また今季は移籍で出ていった選手が多かった。田代や内田など…そういう選手層が長丁場のリーグに影響を与えたところはあったのでしょうか?
「4連覇できなかったことは普通に受け止めている。全ての大会を勝てるかと言えばそうではない。特別なことではない。勝てれば理想に近いが毎回そういう訳にはいかないので。
2つ目の質問については、移籍が大きな影響を与えるのは当然のこと。特にシーズン当初よりシーズン途中の移籍の方が大きく影響したと思う。クラブには全試合の結果をグラフにしているボードがあるのですが、ちょうど内田、イ・ジョンスがいなくなったところからチームの決定力、勝負強さの部分が失われたというようになっているのではないかと思う。実際にチームとしては数字だけでみれば最少失点だし、得失点差でもいいものを保っていますから。負けが少ないということもありますし…今日で引き分けは11ですが、今日の試合のように完全に主導権を握っていても、決められない。その11分けの試合も大半が、2選手が出て行ってからの数字、結果になっている。そういうった影響は大きくあるんじゃないかなと思います」

Q:4連覇の夢が潰えた。勝ち続ける事の難しさを感じた部分はあったか。
「先ほどの質問と重なる部分があるのですが、当然ながら最少失点で…質問した記者さんは、僕が就任した当初からいると思うので分かると思いますが、11分けは鹿島にとって普通ではない数字であって、バランスというところで皆さんの好きな数字で見てもらえればどこに原因があるかは分かるのではないかと思います。完全に主導権を握ってチャンスを多く作り、決めるか決めないかのところになっている。それは皆さんも分かっていると思うし、また、意識というのは最も難しいところだと思いますが、勝っている中でどうしても、意識を持続するのが難しくて、持続しているように見える人もいれば、そうじゃない人もいるし、そういった部分で取り組む意識というものが、グラウンド内外の部分でやっていくものがあって、それが怠っている部分もあったのではないか、と思います」

Q:名古屋が初優勝を遂げた。今年の名古屋の印象を聞かせてください。
「本当に今節から始まったタイトルではなくて、就任当初から名古屋はかなり大型補強、日本で一番優秀な選手をピンポイントで選んで補強していった成果がでたように思うし、本当に1つ1つ、今年だけで勝ち取った物ではなくて、その前から作り上げているもの。そういった意味でこの場を借りて名古屋のみなさんにおめでとうと言いたいし、ストイコビッチ監督、スタッフ、選手の皆さんにもおめでとうと言いたい。やるべき作業を続けていけば必ず結果が出てくるという世界ですから、その成果が出たということだと思います」

Q:タイトルという目標を失った選手におかけになる言葉があれば。
「逆に僕はモチベーションの低下は感じられないし、そういうことを感じる必要性は全くないと思う。なぜなら、4連覇のチャンスをもらえるのは3連覇したチームだけであって、それは普通の事ではない訳ですし、その3連覇することは難しいし、4連覇は厳しいことであって、もちろん4連覇できれば素晴らしいが、できなかったからといって地獄を見るような気持ちになる必要は全くない。サッカーの世界では勝てないこともあるでしょう。別に4連覇できなかったからといって世の中が終わったような気分になる必要は全くない。新たな準備をして新たな目標を達成するために努力をし続ける事が一番大事なんじゃないかと思います」

Q:完成度の高いチームだと思います。最少失点とおっしゃいましたが、1チームで3失点以上しなかったのは鹿島だけでしたし、私は4連覇できなかったといって、チームとしての価値が下がるとは思わない。そこで質問ですが、さきほど新たな目標とおっしゃったが、監督は来季の契約について前向きな気持ちはお持ちでしょうか。
「僕自身は日本は大好きだし長く日本で指導していきたいと思っています。鹿島の事も大好きですしね。そういった意味でまだクラブとの話し合いはしていませんが、これからしないといけないのですが、僕とクラブの契約という事だけではなく、勝つためのチームを作るという上で、お互いに意見を出してということになると思いますが、チームを再建せざるを得ないという時期にきているだけに、しっかり話し合いを持った上で、お互いの意見が一致した上で合意ということに至るのではないかと思います」


以上

【J1:第31節 神戸 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(10.11.20)
●岩政大樹選手(鹿島):
「名古屋の優勝は今知りました。勝てなかった時点で優勝の可能性はないなと思っていました。僕たちの力が足りなかった。今季は引き分けが多かったのが悪いのかは分からないが、失点数も、負けた数も一番少なかったし、得失点も1位だったので何を捉えるかで、勝因になったり敗因になったりすると思うのですが、勝ち切れなかったことを行ってもしょうがない。毎試合ベストは尽くしてきましたので。もっとやれたという気持ちは常に持っていますが。今日コンディションが悪いのは分かっていたけど、思っていた以上にセカンドボールを拾えず、カウンターを食らった。それで勝点をとれるほどJリーグは甘くないので。今の2位という順位で「1位の力があった」と言いたくはない。負けた時は力が足りなかったということ。鹿島は優勝しないといけないチーム。この結果を悪くないと思う選手がいたら鹿島は落ちていってしまう。決して僕は満足していない」

[ J1:第31節 神戸 vs 鹿島 ]

名古屋の優勝を阻止するためには、絶対に勝点3を獲得しなければならない鹿島。対する神戸もJ1残留へ向け是が非でも勝点3がほしい状況。試合は激しい攻防が繰り広げられる試合となった。
写真は興梠慎三(鹿島)と争うボッティ(神戸)。

[ J1:第31節 神戸 vs 鹿島 ]

試合は互いに得点を奪えず、スコアレドローで終了。鹿島は名古屋の優勝を阻止するためには勝利が必要だったが、引き分けに終わり名古屋が湘南に勝利したため、名古屋の優勝が決定。鹿島は前人未到のリーグ戦4連覇とはならならなかった。
写真は試合終了後、肩を落とす鹿島の選手たち。


【鹿島】FW興梠「責任感じます」/J1
<J1:神戸0-0鹿島>◇第31節◇20日◇ホームズ

 鹿島が決定力を欠き、勝てば優勝の可能性が残る一戦をものにできなかった。前半40分にはゴール正面でフリーのMF遠藤康(22)が右足シュート。後半2分には相手DFライン裏に飛び出したFW興梠慎三(24)が、GKとの1対1からシュートを狙ったが、いずれもゴールネットを揺らせなかった。興梠は「責任を感じます」とため息をついた。
 [2010年11月20日17時32分]

【鹿島】オリベイラ監督がV逸分析/J1
<J1:神戸0-0鹿島>◇第31節◇20日◇ホームズ

 鹿島のオズワルド・オリベイラ監督(59)が試合後、4連覇失敗の原因を分析した。まずは「大きな影響を与えたのは、シーズン中の移籍」とDF内田(現シャルケ)李正秀(現アルサド)の離脱に触れた。「チームの勝負強さが失われたのは、見ていても分かったはずです。今日で11引き分けとなったが、その大半が移籍の後であるはずです」と振り返った。優勝した名古屋については「今年からではなく、ストイコビッチ監督が就任して以来、優秀な選手をピンポイントで補強してきていた。その成果が出たのだと思う」とチームづくりの的確さをたたえた。
 [2010年11月20日18時17分]

鹿島4連覇逃す…神戸に痛恨のドロー
2010.11.20 20:05


後半、シュートを外し頭を抱える鹿島・興梠=ホームズ

 J1第31節第1日(20日、神戸0-0鹿島、ホームズ)連戦の疲労なのか、勝ち点を落とせないという重圧なのか。鹿島は立ち上がりから精彩を欠いた。下位に低迷する神戸に痛恨の引き分け。名古屋が勝ったため、常勝を誇った王者は王座から滑り落ち、4連覇を逃した。

 守備的MFの小笠原、中田が前線に絡めず、攻撃に厚みが出ない。ボールを奪われては、神戸の鋭いカウンター攻撃でゴールを脅かされた。後半開始直後には遠藤のパスで興梠が抜け出したが、シュートは枠を外れた。「だめですね、あれを決めないと」と興梠。最大の決定機を決められずに無得点に終わった。

 この試合を含めて、今季は引き分けが11試合を数えた。オリベイラ監督は「見れば分かる通り、主導権を握りながら、チャンスで決め切れていない」。取りこぼし続けた勝ち点が、最後に名古屋との大きな差になった。

 シーズン途中に移籍した内田、李正秀の穴を埋め切れず、大迫ら若手の台頭も期待通りとはいかなかった。主力の高齢化も気になる。岩政は「いろいろな面で個人の力を上げていかないと」と厳しい表情だ。シーズンが終われば覇権奪回を目指す挑戦がまたすぐに始まるが、その道は平たんではない。

鹿島、今季11試合目のドローで“終戦”

<神戸・鹿島>優勝を逃しうなだれる岩政(右)、小笠原(同2人目)
Photo By スポニチ


 【鹿島0―0神戸】鹿島が手痛い引き分けを喫し、4連覇を逃した。残留争いをしている神戸相手に今季を象徴するようなスコアレスドロー。

 後半2分に遠藤のパスから相手GKと1対1になりながら右足のシュートを外したFW興梠は「情けない、最悪。FWを含めて点が取れなかった。責任を感じている」とシーズンを通じ決定力を欠いたことを悔やんだ。

 この日を含めて11試合の引き分けは今季J1最多。負け数は5とJ1最少だっただけに、DF伊野波も「引き分けでしょ」と勝ち切れなかったことを最大の敗因に挙げた。オリヴェイラ監督は「すべての大会に勝てるわけではない」と淡々と話したが、内田と李正秀がシーズン途中に移籍したことについては「勝負強さが失われた」と厳しい表情だった。
[ 2010年11月21日 ]

またも決定力不足!史上初の4連覇ならず…鹿島

ひざに手をつくイレブンより一足早く、ぼう然とピッチを後にする小笠原(中央)

 ◆J1第31節 神戸0―0鹿島(20日・ホームズスタジアム神戸) 今季を象徴する内容だった。鹿島が下位の神戸相手にFW興梠、MF遠藤がGKとの1対1を外すなどチャンスで決めきれず、スコアレスドロー。「勝たなければ優勝の可能性がなくなると思っていた」(DF岩政)イレブンは名古屋の結果を聞くまでもなく、ピッチで肩を落とす。史上初の4連覇は夢と消えた。

 今夏、DF内田、イ・ジョンスの主力2人が海外移籍した。DF伊野波がその影響を最小限に防いだが、オリヴェイラ監督は「影響は大きい。移籍で決定力、勝負強さが失われた」と指摘。J最少敗戦(5敗)、最少失点(27)、最大の得失点差(+20)を残しながら、11試合の引き分けが示すように勝ちきれない試合が続き、勝ち点を伸ばせなかった。

 クラブは、オリヴェイラ監督と来季の契約延長について話し合っている。主力に30代が6人いることから、来季は世代交代を進めることで一致。段階的に来季新加入のMF柴崎(青森山田高)ら若手を登用していく方針だ。「勝つためには、チームを再建しないといけない」と同監督。V逸を区切りとし、本格的な世代交代に着手する。
(2010年11月21日06時01分 スポーツ報知)

J1鹿島V4逃す 名古屋、悲願の初優勝

【写真説明】
神戸-鹿島 引き分けに終わり悔しそうな表情でサポーターにあいさつする鹿島の選手たち=ホームズ


サッカーのJリーグ1部(J1)は20日、2位の鹿島が敵地で神戸と無得点で引き分け、首位の名古屋は湘南に1―0で勝って初優勝を果たした。

鹿島は決め手に欠けた。後半開始直後には絶好の得点機もあったが、シュートは枠をとらえられなかった。

名古屋は1993年のJリーグ発足時の10クラブの一つで、リーグ18年目で悲願の初制覇を果たした。


引き分けとなった神戸戦と言うよりはV逸についてのコメントと報道となった。
敗戦数は優勝した名古屋よりも少なく、やはり、この神戸戦と同様に、引き分けに終えた試合がこのシーズンの明暗を分けたとの判断である。
指揮官はシーズン中の移籍に起因すると言い、岩政は力が足りなかったと言う。
この神戸戦に於いて最も大きなチャンスに枠を外した興梠慎三は決定力の無さを嘆いた。
引き分けや敗戦にはそれぞれ要因があり、原因は一つでは無かろう。
一言二言で結論づけることは出来ぬ。
今、追求するのはまだ早い。
それよりも、二日後に迫ったジュビロ戦に気持ちも持って行かねばならぬ。
来季もアジアの戦いに参戦せねばならぬ。
また、賞金の額も順位で異なる。
残り試合、全てに勝利し、また来季もアジアに世界にチャレンジしていきたい。