PK戦制した!指揮官退席乗り越え8強…山形
前半27分、山形・田代(中)が先制ゴールを決める
◆第90回天皇杯 ▽4回戦 川崎3─3山形=PK戦4―5=(17日・等々力) モンテディオ山形がPK戦にもつれ込む死闘の末、川崎を下して、11年ぶり2度目の8強進出を決めた。前半27分にFW田代有三(28)が先制点。1―1の後半9分にはMF増田誓志(25)がゴール。元鹿島の2人の今季2度目となるアベック弾で、2度勝ち越したが同34分に再び同点を許した。延長前半3分にオフサイドを見逃される不運な失点で絶体絶命のピンチに立ったが、延長後半12分に西河翔吾(27)が決めて追いつき、その後のPK戦で決着をつけた。
まさに死闘だった。山形の8強入りへの執念は2度追いつかれても、不運なゴールでリードされても尽きなかった。
まず前半27分、FW田代が右足で先制弾。07年の12点を抜く1シーズン公式戦13点目の自己新記録。同時にこれが昨年のJ1昇格後初となる対川崎戦初ゴール。前半ロスタイムに同点とされたが、後半9分にMF増田が直接FKをゴール右にたたき込んだ。6月5日のナビスコ杯・湘南戦に続く今季2度目のFK弾で勝ち越したが、後半34分に再び追いつかれて延長戦に突入。そして事件が起きた。
2―2で突入した延長前半3分、明らかにオフサイドポジションにいた選手が、ゴールに流したプレーが勝ち越し点に。納得いかないモンテの選手たちは必死に抗議を続けたが覆らず。最後は執ように食い下がった小林監督が退席処分となり試合が続行された。
14日のリーグ戦(対C大阪)から中2日。この試合は新戦力発掘の意味合いもあった。ルーキーのFW伊東の公式戦初スタメンをはじめ、3日前のC大阪戦から5人を入れ替える大胆な措置。前日に指揮官は、「若いやつを使います」と大胆に若手の起用を公言。さらに試合前には、「先発は読めなかっただろ。でも何かやるよ」という予言は確かに的中した。
その指揮官のベンチ裏からの叫びが通じたのか、延長後半12分にDF西河が起死回生の同点ゴールを決めた。
突入したPK戦では川崎の2人目が外したのに対してモンテ側は5人がすべて成功させ、奇跡の勝利。11年ぶり2度目の8強入りを果たした。
(2010年11月18日11時11分 スポーツ報知)
田代&誓志のアベック弾が報じられておる。
追いつかれ勝ち越されても、最後まで勝利を信じて戦った「勝者のメンタリティ」がトーナメントの勝ち上がりを呼び込んだのであろう。
その裏で不可思議なジャッジがあったことが報じられておる。
誤審を乗り越え、勝利を掴んだ田代と誓志を褒め称えたい。
前半27分、山形・田代(中)が先制ゴールを決める
◆第90回天皇杯 ▽4回戦 川崎3─3山形=PK戦4―5=(17日・等々力) モンテディオ山形がPK戦にもつれ込む死闘の末、川崎を下して、11年ぶり2度目の8強進出を決めた。前半27分にFW田代有三(28)が先制点。1―1の後半9分にはMF増田誓志(25)がゴール。元鹿島の2人の今季2度目となるアベック弾で、2度勝ち越したが同34分に再び同点を許した。延長前半3分にオフサイドを見逃される不運な失点で絶体絶命のピンチに立ったが、延長後半12分に西河翔吾(27)が決めて追いつき、その後のPK戦で決着をつけた。
まさに死闘だった。山形の8強入りへの執念は2度追いつかれても、不運なゴールでリードされても尽きなかった。
まず前半27分、FW田代が右足で先制弾。07年の12点を抜く1シーズン公式戦13点目の自己新記録。同時にこれが昨年のJ1昇格後初となる対川崎戦初ゴール。前半ロスタイムに同点とされたが、後半9分にMF増田が直接FKをゴール右にたたき込んだ。6月5日のナビスコ杯・湘南戦に続く今季2度目のFK弾で勝ち越したが、後半34分に再び追いつかれて延長戦に突入。そして事件が起きた。
2―2で突入した延長前半3分、明らかにオフサイドポジションにいた選手が、ゴールに流したプレーが勝ち越し点に。納得いかないモンテの選手たちは必死に抗議を続けたが覆らず。最後は執ように食い下がった小林監督が退席処分となり試合が続行された。
14日のリーグ戦(対C大阪)から中2日。この試合は新戦力発掘の意味合いもあった。ルーキーのFW伊東の公式戦初スタメンをはじめ、3日前のC大阪戦から5人を入れ替える大胆な措置。前日に指揮官は、「若いやつを使います」と大胆に若手の起用を公言。さらに試合前には、「先発は読めなかっただろ。でも何かやるよ」という予言は確かに的中した。
その指揮官のベンチ裏からの叫びが通じたのか、延長後半12分にDF西河が起死回生の同点ゴールを決めた。
突入したPK戦では川崎の2人目が外したのに対してモンテ側は5人がすべて成功させ、奇跡の勝利。11年ぶり2度目の8強入りを果たした。
(2010年11月18日11時11分 スポーツ報知)
田代&誓志のアベック弾が報じられておる。
追いつかれ勝ち越されても、最後まで勝利を信じて戦った「勝者のメンタリティ」がトーナメントの勝ち上がりを呼び込んだのであろう。
その裏で不可思議なジャッジがあったことが報じられておる。
誤審を乗り越え、勝利を掴んだ田代と誓志を褒め称えたい。