鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

山形・田代・誓志、アベック弾

2010年11月18日 | Weblog
PK戦制した!指揮官退席乗り越え8強…山形

前半27分、山形・田代(中)が先制ゴールを決める

 ◆第90回天皇杯 ▽4回戦 川崎3─3山形=PK戦4―5=(17日・等々力) モンテディオ山形がPK戦にもつれ込む死闘の末、川崎を下して、11年ぶり2度目の8強進出を決めた。前半27分にFW田代有三(28)が先制点。1―1の後半9分にはMF増田誓志(25)がゴール。元鹿島の2人の今季2度目となるアベック弾で、2度勝ち越したが同34分に再び同点を許した。延長前半3分にオフサイドを見逃される不運な失点で絶体絶命のピンチに立ったが、延長後半12分に西河翔吾(27)が決めて追いつき、その後のPK戦で決着をつけた。

 まさに死闘だった。山形の8強入りへの執念は2度追いつかれても、不運なゴールでリードされても尽きなかった。

 まず前半27分、FW田代が右足で先制弾。07年の12点を抜く1シーズン公式戦13点目の自己新記録。同時にこれが昨年のJ1昇格後初となる対川崎戦初ゴール。前半ロスタイムに同点とされたが、後半9分にMF増田が直接FKをゴール右にたたき込んだ。6月5日のナビスコ杯・湘南戦に続く今季2度目のFK弾で勝ち越したが、後半34分に再び追いつかれて延長戦に突入。そして事件が起きた。

 2―2で突入した延長前半3分、明らかにオフサイドポジションにいた選手が、ゴールに流したプレーが勝ち越し点に。納得いかないモンテの選手たちは必死に抗議を続けたが覆らず。最後は執ように食い下がった小林監督が退席処分となり試合が続行された。

 14日のリーグ戦(対C大阪)から中2日。この試合は新戦力発掘の意味合いもあった。ルーキーのFW伊東の公式戦初スタメンをはじめ、3日前のC大阪戦から5人を入れ替える大胆な措置。前日に指揮官は、「若いやつを使います」と大胆に若手の起用を公言。さらに試合前には、「先発は読めなかっただろ。でも何かやるよ」という予言は確かに的中した。

 その指揮官のベンチ裏からの叫びが通じたのか、延長後半12分にDF西河が起死回生の同点ゴールを決めた。

 突入したPK戦では川崎の2人目が外したのに対してモンテ側は5人がすべて成功させ、奇跡の勝利。11年ぶり2度目の8強入りを果たした。

(2010年11月18日11時11分 スポーツ報知)

田代&誓志のアベック弾が報じられておる。
追いつかれ勝ち越されても、最後まで勝利を信じて戦った「勝者のメンタリティ」がトーナメントの勝ち上がりを呼び込んだのであろう。
その裏で不可思議なジャッジがあったことが報じられておる。
誤審を乗り越え、勝利を掴んだ田代と誓志を褒め称えたい。

岡田正義氏引退

2010年11月18日 | Weblog
仏W杯でも笛 岡田審判が今季限りで引退
 サッカーのワールドカップ(W杯)など多くの国際試合や、J1で300試合以上の主審を務めた岡田正義氏(52)が今季限りで引退することが18日、分かった。日本サッカー協会の松崎康弘審判委員長は「(パフォーマンスの)いいうちに辞めるという思いのようだ」と話した。

 今後は若手審判員の指導や育成に取り組む予定で、12月4日のJリーグ最終節が最後の試合になる見通し。

 岡田氏は1998年W杯フランス大会で笛を吹き、2002年に上川徹氏とともに日本初のプロ審判となった。Jリーグでは優秀主審賞を3度受賞。日本協会が07年に審判の50歳定年制を廃止したのに伴い、現役を続けていた。

[ 2010年11月18日 11:30 ]

審判の岡田氏が引退とのこと。
彼には何度も苦汁を飲まされてきた。
「鹿島が嫌い」嫌いと公言し、明らかに偏ったジャッジを続けてきたこの男が笛を吹くことが無くなると思うとホッと胸をなで下ろす。
Jリーグ創世記から何度も嫌な思いをさせられてきたが、ここ数年では2005年の広島戦と2006年の川崎戦が記憶に残る。
2005年8月20日に行われたホームの広島戦に於いては、明らかにボールへ行った岩政に対し、一発レッドを提示し試合をぶちこわし、試合終了間際には大岩までも退場処分にした。
スタジアムに集まった観客は岡田正義という人物に殺意に近い感情を持ったであろう。
2006年11月26日に行われたアウェイの川崎戦は、歴史に残る誤審である。
川崎のDFラインを突破し、飛び出してきたキーパーをも交わしてゴールへ向かう田代の足をペナルティエリア外で掴んだキーパーへのプレイ。
スタジアムにいた誰もが、キーパーの一発退場+FKと思った。
しかしながら出されたジャッジは田代のファール。
我等は目を疑った。
このようなジャッジが許されて良いものであろうか。
田代は感情をあらわにしたところで、岡田主審の逆鱗に触れ2枚目のイエローを受け退場と相成った。
これもまた酷いレフェリングと言えよう。
今、思い出しても不愉快な重いが蘇る。
この男がもうピッチに立たぬと思うだけで胸をなで下ろす。
安堵の日々が訪れるのだ。
レフェリーという仕事は激務であり、サッカーという球技に誤審はつきものである。
しかしながら、安定して偏ったジャッジをして良いというわけではない。
我等は今後も誤審とは向き合わねばならぬ。
とはいえ、明らかに偏ったジャッジとは袂を別つ事が出来たことを幸せに思うのである。

イノパン、海外流出か

2010年11月18日 | Weblog
候補「何人も」!ザック監督 日本選手輸出計画
 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が日本人の若手を続々と欧州リーグに送り込む“仰天プラン”を掲げた。16日、イタリアのスポーツ専門サイト「カルチョメルカート・ドットコム」の取材に応じ「今すぐ欧州で通用する日本人が何人もいる。1年もすれば、私が新たに発掘し(欧州に)送り出す選手のことが話題になるはずだ」と明かした。

 興味深いのは通常口にしない個人名を挙げた点だ。伊野波や槙野、他にも面白い存在がいて欧州スカウトは、あと数カ月でその存在を確認することができる。例えば権田だ。現在は日本代表の第3GKを務める90年生まれの若手だが、彼には大きな将来性がある」

 また日本サッカーに対する高い評価も母国のメディアに訴えた。「日本は発展途上ではなく大いに成長した国だ。例えばU―21代表はこの前も中国に3―0と圧勝したが、多くが大学生だった。既に育成システムが出来上がっているのだ。近いうちにA代表に入る選手が多く存在し、私自身が見定めているところだ」と話している。

 最後は「欧州、イタリアでの27年間の経験を生かし万全な形で日本を14年W杯出場へ導きたい。来年1月のアジア杯と同7月の南米選手権はそのためにも重要な機会になる」と、4年後のW杯ブラジル大会に向けた決意を披露した。

[ 2010年11月18日 ]

イノパンを海外流出させようとするザッケローニ日本代表監督である。
確かにイノパンの才能は、海外でも通用するものと言えよう。
ザッケローニ氏が惚れ込み、海外へ紹介したいという気持ちもわからぬではない。
しかしながら、無理矢理ねじ込んでも良いことはないと思われる。
また、鹿島としては来季の編成もあり、早期に決めなければならぬであろう。
難しい問題を軽々しく口に出されては困惑する者も多いのである。
どのようになるのか、状況を冷静に見つめたい。

セレッソ戦報道

2010年11月18日 | Weblog
【鹿島】野沢FKでC大阪破る/天皇杯

前半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢(共同)

<天皇杯:鹿島2-1C大阪>◇4回戦◇17日◇カシマ

 鹿島はMF野沢拓也(29)が2得点に絡む活躍で、チームを勝利に導いた。前半17分にFKで相手DFのオウンゴールを誘発。同44分には、得意の直接FKも決めた。「タイトルをねらえることはリーグ戦と一緒なので、違う大会ですけど気を引き締めて臨んだ。今度はまた気持ちを切り替えて、リーグ戦に臨みたい」と中2日の20日神戸戦をにらんだ。
 [2010年11月17日22時7分]

鹿島・野沢が立役者!FKから2点/天皇杯
2010.11.17 23:31


前半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島・野沢=カシマ

 サッカー第90回天皇杯4回戦(17日、鹿島2-1C大阪、カシマ)リーグ4連覇が厳しくなった鹿島にとって、天皇杯は是が非でも手にしたいタイトル。最後は1点差に迫られ、なお攻め立てられたがリードを守り抜き、3大会ぶりの頂点に向けて前進した。

 立役者は野沢だ。FKがオウンゴールを誘って先制点を刻むと、追加点も再びFK。前半44分にゴールやや左、約20メートルの距離から右足を振り抜くとボールは左隅へ。GKが一歩も動けない完ぺきな位置に沈め「セットプレーはうちのチャンス。それを生かせてよかった」と誇った。

 C大阪には今季リーグ戦で2戦2敗。乾、家長ら相手攻撃陣をいかに抑えるかが一つの焦点だった。「リスクマネジメントをしっかりして、相手の攻撃の組み立てに気を付けた」と青木。前線からプレッシャーをかけ、前半は好機をつくらせなかった。守勢に回った終盤は、GK曽ケ端とDF陣が体を張り、同点ゴールは許さなかった。

 シーズン終盤、リーグ戦の合間の厳しい日程でもほぼベストの布陣で臨み「勝ちにいった」と本山。野沢は「タイトルを狙える大会。気を引き締めて臨んだ」と言葉に力を込めた。無冠では終わらない、という意地がにじんだ。


前半、激しく競り合う鹿島・伊野波(左)とC大阪・アドリアーノ=カシマ

伊野波で守った!鹿島4年連続タイトルに望み

<鹿島・C大阪>ボールを競る鹿島・伊野波(右はアドリアーノ)
Photo By スポニチ


 鹿島が4年連続のタイトル獲得に望みをつないだ。天皇杯は17日、4回戦の8試合をカシマスタジアムなどで行い、鹿島がMF野沢拓也(29)のゴールなどで2―1でC大阪を下して準々決勝に進出した。日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が大きな期待を寄せるDF伊野波雅彦(25)も攻守で奮闘。リーグ制覇は厳しい状況の鹿島だが、最後の1冠獲得へチーム一丸になっている。

 無冠では終われない。常勝軍団が意地を見せた。前半17分に「セットプレーはうちのチャンス。生かせてよかった」という野沢のFKでオウンゴールを誘って先制すると、同44分には再び野沢がゴール正面やや左からの約20メートルのFKを右足で直接突き刺した。10日間で4試合をこなすハード日程で小笠原、マルキーニョスを先発から外した鹿島だったが、今季リーグ戦で2戦2敗だった苦手のC大阪に競り勝った。

 リーグ戦で27失点とJ1最少失点を誇る守備を統率したのは、日本代表の伊野波だった。試合後は「相手が引いてくれたから」と苦笑いしたが、厳しいマークと絶妙なカバリングでC大阪の強力攻撃陣を1失点に抑えた。さらに正確なフィードで攻撃の起点にもなった。今夏にはロシアリーグのトム・トムスクから移籍交渉の打診を受けるなど海外移籍を目指す25歳が、最終ラインから攻守両面を支えた。

 10月の日本代表2試合に招集された伊野波だが、試合に出場することはできなかった。しかし、協会関係者は「ザッケローニ監督は凄く気にかけている」と指揮官が注目する存在であることを明かす。代表のセンターバックは横浜の中沢、栗原、名古屋の闘莉王と負傷者が続出しているだけに、1月のアジア杯では先発するチャンスは十分にある。活躍次第では一気にレギュラーを勝ち取る可能性も出てきた。

 リーグ4連覇を目指していた鹿島だが、残り4試合で首位・名古屋と勝ち点8差の2位と厳しい状況だ。20日にも名古屋の優勝が決まる可能性もあり、天皇杯で敗退することになれば4季ぶりの無冠となる可能性が高い。野沢が「この大会はタイトルを狙える一つ。優勝を目指して頑張りたい」と最後の1冠に意欲を見せれば、伊野波も「勝ったことが大きい。ここを乗り越えたら最後までいかないと、もったいない」と元日の決勝へと目を向けた。3大会ぶり4度目の頂点へ、鹿島がきっちりと照準を合わせてきた。
[ 2010年11月18日 ]

「ミスタークライマックス」野沢弾で鹿島8強!…天皇杯
 ◆第90回天皇杯 ▽4回戦 鹿島2─1C大阪(17日・カシマ) 鹿島が本来の強さを発揮した。前半44分にMF野沢がFK弾で追加点。11、12月に得点を量産することから「ミスタークライマックス」の愛称を持つ男は「短いから(ボールを曲げず)真っすぐ蹴った」。冬の到来を感じさせる冷たい雨の中、8強進出を決めた。

 FWマルキーニョス、MF小笠原を先発から外した。中2日で4連戦を戦うための温存策。代役MF青木が好守を見せれば、MF遠藤がチャンスを演出し、起用に応えた。リーグ戦では20日の神戸戦に勝たなければ名古屋に優勝を許す可能性があるが、サブ組の活躍は逆転優勝を狙うリーグ戦に好作用するはずだ。

 「(リーグ2位は)サブ組が仕事をできなかったこともすべてじゃないけど、ひとつの要因。自分もここにいるんだぞ、と見せたかった」と青木。巻き返し態勢が整った。

(2010年11月18日06時01分 スポーツ報知)

トステム賞の野沢一色かと思いきや、スポニチがイノパンにスポットを当ててきた。
ザッケローニ日本代表監督が目を掛けており、海外移籍を目指しておるとのこと。
ロシアからのオファーは聞いておったが、本人が海外志向とは知らなんだ。
もし、情報が正しければ、CBの補強は急務である。
来季は昌子くんの加入が決定しており、再来季の新人として山村くんにもオファーは出しておる。
とはいえ、新人に過剰な期待は無理があろう。
実績のある人材に手を伸ばさざるを得ないのでは無かろうか。
ここはフロントの仕事に期待である。

山形・田代・誓志、天皇杯で躍動

2010年11月18日 | Weblog
【第90回天皇杯4回戦 川崎F vs 山形】試合終了後の各選手コメント(10.11.18)
11月17日(水) 第90回天皇杯4回戦
川崎F 3 - 3(PK 4 - 5)山形 (19:00/等々力/4,370人)
得点者:27' 田代 有三(山形)、45'+1 寺田 周平(川崎F)、54' 増田 誓志(山形)、79' ヴィトール・ジュニオール(川崎F)、93' 楠神 順平(川崎F)、118' 西河 翔吾(山形)
●田代有三選手(山形)

「前線のメンバーが代わったんですが、入りさえよければみんな技術あるしやれるだろうと思いました。相手は攻撃力があるので、しのぎながらやりました。すごい、体もしんどかったんですが、足が動いていたのは山形でした。後半の最後も足が動いていたし、チャンスはあると思っていました。最後追いつけてよかったです。3年前に、リーグと天皇杯で優勝しました。元日までやれるのはサッカー選手として幸せなこと。山形もそこを目指せると思う。次はJですが、がんばってやりたいです」

先制点で勝利に貢献した田代である。
2007年のリーグ戦・天皇杯二冠の立役者である田代が、山形に勝利を呼び込んでおると言って良かろう。
リーグ戦最終節で対戦する我等も気合いを入れねばならぬ。
また、天皇杯でも相まみえられることを願っておる。
そして、誓志もまたゴールを決めておる。
誓志の得点力が山形にて発揮されておるのは喜ばしいこと。
鹿島で培った攻撃力を活かし、山形を活気づけて欲しい。
田代と誓志、素晴らしい選手である。

100%以上の力

2010年11月18日 | Weblog
100パーセント以上の力
16 11月 2010


10年間勝利のない敵地での一戦。
逆転優勝のために、鹿島アントラーズはこれまで何度も勝利を阻まれてきた鬼門で、必ず勝ち点3を持ち帰る必要があった。

相手に先制点を許す展開にも王者は慌てることなく、小笠原満男を中心にボールをつないで反撃していく。そして1-1で迎えた62分、中盤でボールを奪った小笠原は前線の野沢拓也と相手GKの間へ絶妙なパスを送る。「残り試合に全部勝つ」という思いが乗り移ったパスは、走り込んだ野沢と相手守備陣の間を抜け、そのままゴールに吸い込まれていった。

試合後、指揮官は「100パーセントの力でもここで勝つのは難しい。それ以上の気持ちを今日は全員が出してくれた」と選手たちを称えた。一つも負けられない状況に追い込まれても、常に100パーセント以上の力を出し続け、練習に、そして試合に挑み続ける。その積み重ねと4連覇を願う強い気持ちが小笠原のゴールを呼びこみ、鬼門での勝利をもたらした。

チーム全員が気持ちを一つにして勝利を強く願い続け、最後までやりきることが結果につながる。王者は身をもってそれを証明し続けている。


次の「史上初」を見つけにいこう。

鬼門での勝利を称えるナイキである。
指揮官の期待の応え、勝利を信じて力を発揮した選手たち。
100%の力ではジンクスは破れなかったやも知れぬ。
しかしながら、準備を怠らず、自分たちを信じて戦ったチームに勝利の女神は微笑んだ。
目の前の試合に勝つ。
その結果だけを追い求めて走り続けようではないか。

セレッソ戦コメント

2010年11月18日 | Weblog
天皇杯全日本サッカー選手権 4回戦
鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
(今シーズン2回対戦して)2回も負ければ次に学習するもの。それは冗談だが、やるべきことは負けに値する内容だったかといえばそうではなかった。ちゃんとチャンスを決めるか決めないかというところが分岐点であったし、これまでも完ぺきな負けはなかったと思う。セレッソは攻撃陣もタレント性の多い選手も多く能力も高いので彼らを機能させないように徹底させることを指示していた。素晴らしい選手が揃っているし、独特のやり方を持っているチーム、それがリーグ戦でも順位に表れているのだと思う。
(小笠原と中田の交代については)部分的なところでは予定どおりだったが、試合マネージメントではそうではなかった。ホームゲームだったし、ゲームプランでは求めていたプランではなかった。2-0であった時点で3点目、4点目を取りにいくプランだったが、選手たちが急ぎすぎたのか、落ち着きが足りなかったのか上手くいかなかったのは計算外だった。3点目をとるチャンスが何度かあったのにそこで決めることができなかった。しっかりと決めていれば試合を決定づけることができていた。
Q:リーグ戦、天皇杯とタイトルの可能性は残っているが?
天皇杯は今日の試合が終わった時点で終了。次の天皇杯は来月25日と1ヶ月も間があくので、今は目の前にある20日のリーグ(神戸)戦にむけて準備をしていくことしか考えていない。

【本山 雅志】
自分が試合に入った時は2-0だったし、いい流れだったと思う。2-0が1番危ないスコアだと思う。1点取られて危なかったけど上手く逃げ切ることが出来た。

【中田 浩二】
前半で交代したということはこの先の連戦を見越してのことなので、次はしっかりと勝たないと意味がない。

【遠藤 康】
前半は相手が引き気味だったし、余裕を持ってプレーすることが出来た。川崎F戦をふまえて今日はシュートを打つことを意識していたけれども、もっと意識していかないといけない。

【青木 剛】
久しぶりのスタメンだったので、強い気持ちをもって試合に臨もうと思っていた。名古屋戦、川崎F戦と強敵相手にいい形で勝利することが出来ているし、今日もしっかりと勝ってその流れを持続したかった。上手く試合に入ることが出来たし、思い切ってプレー出来たと思う。セレッソは前線に良い選手がたくさんいるし、その選手たちにいかに仕事をさせないようにするかを意識していた。

【岩政 大樹】
この4回戦は8試合中4試合も延長に入っている中で、しっかりと90分で終わらせることが出来てよかった。最近良いサッカーをすることが出来ているが、それによって気の緩みが出てしまうことが1番怖いし、中2日で神戸戦もあるのでしっかりとリカバリーをして準備を整えたい。


2010年11月17日(水)

本日行われた天皇杯4回戦vsC大阪はオウンゴールと野沢選手のゴールで2-1と勝利しました。

【第90回天皇杯4回戦 鹿島 vs C大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.11.17)
11月17日(水) 第90回天皇杯4回戦
鹿島 2 - 1 C大阪 (19:04/カシマ/3,105人)
得点者:17' オウンゴール(鹿島)、44' 野沢 拓也(鹿島)、84' アドリアーノ(C大阪)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:後半は少し押し込まれる嫌な流れになったと思いますが、監督から見てどのような原因があったと思いますか?
「押し込まれるというか、ビハインドの状態であれば前に出てくるのは当たり前です。ただ、それとは別に、単純に相手が前に出てくれば、背後には大きなスペースができます。そこをしっかり使って攻めなければいけないのですが、それをしっかりやっていないところが、ひとつ苦しい展開になった原因、あるいは相手の流れになった原因だと思います。3点目をとるチャンスは何度もあって、それをしっかり決めていれば試合はクローズしていました。そこを決められなかったからだと思います」

Q:セレッソにはシーズン中2試合で2敗してますが、それを踏まえて、今日修正した部分はどういったところでしょうか?
「2回も負ければ学習しなければなりません。それは冗談ですが、やるべきことは2試合の内容にしても、負けに値する内容だったかといえばそうではなかったし、チャンスを決めていれば流れが変わるというか、こちらの流れになりました。サッカーにおいては、流れを持っているときにチャンスを決めるか、決められないかという部分が大きな分岐点になります。ただ、負けたから完全な負け方をしたかといえばそうではなかったと思います。セレッソは攻撃にタレントを持った選手が多いというのは、みなさんご存じだと思います。そこを機能させないというのが大事な点でした。パスの出し手のところも圧力をかけなければいけません。そこを徹底できるかどうかでした。セレッソさんはすばらしい選手が前線に揃っているわけであって、独特のやり方を持っています。それがリーグ戦の順位にも現れているのではないかと思います」

Q:中田選手をハーフタイムで小笠原選手に代えたのは予定通りだったと思うのですが、連戦で選手の疲れをできるだけ残さずに勝ちきる作業は完璧にできたとお考えですか?
「部分的には予定通りにいったんですけど、ゲームマネジメントのところではやることが違っていた部分があります。その要因のひとつとしては、ホームの試合であるということです。アントラーズが抱えている選手は攻撃的な、あるいは攻撃の意志を持った選手が多いので、ちょっとゲームプランとしては求めたものと正反対のところがありました。特に2-0になったのですから、ゲームマネジメントをする。相手は前に出てくるのですから、サイドバックは攻撃に出てくるわけなのですから、そこのスペースを使ってパスをつないで、3点目、4点目を取る、というプランを説明したにも係らず、そこはうまくいきませんでした。前に急ぎすぎたのか、落ち着きが足りなかったのか、あるいは攻撃の意志が強すぎて、そういった風になってしまったのか。サポーターの後押しもあるため、選手も前がかりになってしまうところもあるのですが、2-0になった時点で、バランスをとって、前からプレッシャーに行くのではなく、相手を出てこさせて、ボールを奪って背後のスペースを使うということができず、計算外のところがあったかなと思います」

Q:リーグ戦と天皇杯と、二つのタイトルに可能性があります。そのためには何が大事になってくるでしょうか?
「もう天皇杯のことに関しては、この会見が終わった時点で考えることは終了です。それは理由が明確であって、次の試合は12月25日なのですから、まずリーグ戦に集中して取り組んでいく。そして4日から切り替えて、天皇杯に取り組んでいくということになると思います」


以上

【第90回天皇杯4回戦 鹿島 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(10.11.17)
●本山雅志選手(鹿島):
「点をとられちゃうとやばかったので、気をつけていたんですけど、とられてしまってビックリしました。まあ勝って良かったですね。足の方はだいぶよくなってきたので大丈夫です」

●野沢拓也選手(鹿島):
「気を引き締めて望みました。このあとリーグ戦が控えているのでそっちに切り替えたい。でもこのタイトルも可能性があるので優勝目指して頑張りたいです。
(FKは)近かったから蹴り方を変えた。まっすぐ蹴りました。またリーグ戦もあるのでね。
(季節が来た?)
うーん、まだだね(笑)。この勢いでリーグ戦もがんばります」

●中田浩二選手(鹿島):
「半分からと言うのは昨日言われました。半分なので前半から飛ばしていったら相手がミスをしてくれた。2つ負けていたので勝ちたかった。出たのも半分だったのだから、次(神戸戦)を勝たないと意味がない」

●遠藤康選手(鹿島):
「(蹴られて)足がボロボロなんですけれど(笑)
前半はあっちが下がっていた。後半は前から来ました。もっと点が入ってもおかしくなかった。シュートは入ったかと思ったんだけど…。ここを勝ったらもう優勝したい。もったいないですからね。
(先発は?)
限られた時間よりボールを触れる回数も増える。あんまりミスしても気にならないし。
(この間の試合を受けて心がけたことは?)
もっとシュートを打とうと思った。でもまだまだ。悔やまれる。シュートを打てってみんなに言われた。監督にも言われました(笑)勝ったけど、内容的には悔やまれる」

●青木剛選手(鹿島):
「久しぶりのスタメンだったので、強い気持ちを持ってやろうと思いました。セレッソは善戦にいい選手がいるのでそこに仕事をさせないようにと思ってました。思い切ったプレーで試合に良い入りができたと思う。セレッソが攻撃に入るところを切り替えを早くして出てこさせないような作業をしました。
(後半は?)
家長はキープ力、展開力があって起点になっていた。あそこから楔のパスがあったので、そこを抑える意識でした。(失点は)中はマークできてたけど、ゼロで終われれば良かった。ボールを取ったときにもう少しうちがうまくつなげればよかったと思う。カウンターで3点目が取れたら良かった。いま、リーグ戦では名古屋、川崎と強敵に勝ってきた。また中二日なので気持ちを切らさずにやりたい。
(ドリブルの守り方がよかったが?)
ドリブラーに対しては一人目が遅らせて、二人で挟み込むようにした。アントラーズはそれができるチーム。それができたときは良い試合ができると思う。みんなが意識していた。
(メンバー交代については?)
満男さんと浩二さんがこういう使い方をするかもしれないと言われていた。そのためには僕のパフォーマンスが良くないと、そういう使い方もできない。だから、90分しっかり頑張ろうと思っていた。僕はフレッシュな状態だと思うのでしっかり頑張ればと思ってました」

●岩政大樹選手(鹿島):
「(傷の状態は)試合に入ると大丈夫だけど、アップのときは痛かった。一昨日の夜に痛くて寝れなくて、でも、昨日は寝れたので大丈夫です。
前半は素晴らしいゲームだったと思います。相手もよくなかったけど、出させなかったと捉えてもよかったと思う。他の試合も4試合延長になってますし、きっちり90分で終われたのはよかった。青木なんかも素晴らしいプレーをしましたし。
(出場でしたね)
休ませてくれるかと思ったんですけど、まったくそんな素振りもなく(笑)。まあ、ここまで来たら頑張りたい。代表以外では、全試合出させてもらっているので、その目標のためにもこの連戦が山場かと思います」


ヤスの申すようにもっと得点が入ってもおかしくない試合であった。
前半はゴール前でのちょっとした掛け違い、後半はヤスへの悪質なチャージでゴールへと繋がらずに終えた。
これには少々消化不良な気持ちを否めない。
ヤスは自分が受けたチャージと同様のプレイをし、ファールを取られイエロー・カードを受けた。
まさに納得が行かぬ。
この偏ったジャッジにより、リズムを崩し、失点に至ったと言えよう。
とはいえ、カップ戦は勝ち上がることが重要であり、そのタスクを行うことが出来た。
主力を疲弊させることなく勝利を掴んだことを、今日は喜びたい。