MERSコロナウイルスの宿主探しがまだ続いています。そんな中で先日ランセットー感染症にオマーンのラクダ全てがMERSコロナウイルスの抗体陽性であった、との論文が出されました。これはラクダがそのウイルスに感染したことを示します。そして抗体があって今は元気にしている。もしかしたら感染はしても何も起こらない不顕性感染をするのかもしれません。
その場合、ラクダがウイルスの運び屋になっている可能性があります。一部にはコウモリが媒介宿主だとする説もあるようですが、ラクダにもその可能性があるということです。その一方、山羊や羊は抗体陰性。とのことで動物全てに感染するものではないことを示しています。
中東へお出かけの際はコウモリやラクダにご注意ください。
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