明治神宮の神宮の杜は大正時代に造林された人工林です。林学者による100年後の東京を見据えた計画は、見事に今、結実しています。
さて、その杜の中程に「明治神宮御苑」はあります。私は昨年の9月に初めて足を踏み入れました。
それまでも、そういうものがあるとは知っていたのですが、中に入ることはしませんでした。
その理由の一つは「清正井」です。ちょっとしたブームがあって、何だか随分な行列になっていました。どういう「ご利益」があると謳われたのかは知りませんが、ともかく変に有名になって、長い間、それこそ10年以上にわたって、行列ができる状況が続いていたのです。
いつもお参りに来るたびに、嫌な雰囲気を感じていて、御苑には立ち入らないことにしていました。
それが昨年は外出禁止令もありましたので、すっかり静かになっていました。9月に訪れたとき、御苑の入り口を初めて繁々と眺め、500円の「入園料」を納めて入ってみる気になったのでした。
前回は初めて、ということもあり、中の様子を探っただけでしたが、今回は新緑の木々、菖蒲園、ツツジを見てみよう、と思って出かけてきたのでした。
御苑に入ってすぐのところ。この繊細な新緑が好きなのです。今の季節しか見られない色です。
私の愛する色の濃いすみれ(何すみれかは勘弁してください)。
隔雲亭。明治天皇が昭憲皇太后のために作られたそうです。
おや、神宮の杜は大正時代に造成が始まったが、その頃のここはどういう場所?と思い、調べると。。。
そう、ここはかつての熊本藩加藤家、その後彦根藩主井伊家の下屋敷の庭園だったのでした。それを明治維新後、皇室の御料地としたもの。代々木御苑と呼ばれ、明治天皇はお気に入りだったそうです。
武蔵野の面影が残されていて、私などはとても懐かしい気分になります。
前回きた時も気になったのですが、結構、楢の大木に枯れたものがあります。上の写真、左上に枯れた枝が見えます。
虫と菌とで立ち枯れる楢の木が多く、秋にきた時は虫を捕獲する装置がつけられていました。今回はラップを巻いた木が何本もありました。いろいろな対策がなされているようです。
うまくいってくれると良いのですが。
(続く)
なんとなく私にはひんやりと感じられる日々です。今の気候は人によって体感がだいぶん異なり、ある人は半袖、私はウールのセーターに軽めのコートです。
昨年はっきりと自覚したのですが、どうも私はこの季節、薄着しすぎて失敗しているようなのです。何度となく初夏に頭痛をやりましたが、どうも薄着が原因だったよう。特にそよ風がまずい。気持ち良い風ですから、ついそよそよしている風の中、無防備に歩いてしまいます。
それがダメみたいです。冷えるのですね。スカーフや、帽子で頭から首を守るのが重要なようです。そうすれば大丈夫、というのが昨年やっと出した私の回答。重装備でいざ春の散歩へ。
辿り着くのに、うん十年かかりました。。
花が咲いたり、見たことない草だったりすると
抜けないんですよ~で草だらけになる(笑)
今の時期が良いですよね。私も好きです。
お忙しそうですね、
私も休日出勤しなきゃ仕事が片付かなくて
。
仕事が片付くどころか増えていく一方で…
コロナ以前とは全く変ってしまいました。
そうそう、草の扱いなんですが、ドイツでの道路脇植栽の手入れに感心したことがあります。抜かないで全部一定の長さに刈り込んでいるのでした。(とは言ってももうだいぶん前に見た光景で、今はどうかな〜)
これも一手かな、と思いました。