母方の叔母は数年前からほぼ寝たきりになっています。
先日、体調が大分良さそうだと聞いたので、お見舞いに行ってきました。叔父と従姉妹はヘルパーさんのお陰で大分よくなった、と感謝していました。
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近所に咲くカンナ。最近はあまり見かけなくなりましたね。懐かしい夏の花です。
数年前ちょっとした手術のために入院したのですが、その頃はまだ寝たきりではなかったのです。元気とは言い難かったですが、週に何度か親戚の店を手伝いに行くくらいの状況だったのですから。
ところが入院を機に、一気に寝たきりになってしまったのです。
その病院は一切の介護についてかなり消極的なところだったようです。嚥下、手の運動に問題があっても介助はされず、薬も飲めてなかったのではないか、と従姉妹は言っていました。
それも一因で、寝たきりになってしまったと。
気づくのが遅れて、いつの間にか栄養状態も悪くなり、全ての運動機能も落ちてしまった、病院に任せっきりにしていたのがまずかった、と従姉妹は嘆いていました。
その後その病院から転院を迫られ、従姉妹は伝手を頼って介護の手厚い病院を紹介してもらい、そこでの介護で大分回復したようです。それで昨年、ようやく叔母は家に戻ることができ、状況が良くなってきたとのことでした。
一時は危ないのではという話しもあり、そんなに重い手術じゃ無かったはずなのに、どうしたんだろう、と訝しく思っていましたが、お年寄りの術後管理の問題だったと分かりました。
どこも人手が足りず大変だとは思いますが、術後管理はもう少し丁寧であって欲しいと思います。折角手術しても、返って全身状況を悪くしている、というのは何とも情けないことではあります。
実はもう故人となった叔父も術後管理のまずさで非常に状態を悪くしました。こう実例が続くと、不安になってきます。
医療や介護の現場にもう少し余裕が欲しいところです。厳しい現実であるのは分かっているのですが。