我が家の近くに、
営業時間が18時から23時という洋品店がある。
元中華料理店だった場所に、
店構えはそのままで、
内装だけ変えてオープンしたのだ。
オープン日を過ぎても、
店をやっている気配がないので、
不思議に思っていたのだが、
ある日、店頭に貼られたチラシをよく見て、
その店が、
夜しかやっていない奇妙な店であることがわかった。
それから何度か店が開いている時間に、
その前を通った。
客を見かけたことはない。
そりゃそうだ。
繁華街ならいざ知らず、
住宅街へと続く商店街の、しかも脇道にある店だ。
そんな夜遅くに服を買いに来る客はいない。
中を見ると、
店の者と思しき2人の女性が、
いつも退屈そうに座っている。
天井から吊るされるようにディスプレイされた、
華やかな服に囲まれて、
ほの暗い明かりの中、
2人の女性が座っている姿は、
窓越しに見ても、
なにか心をひきつけるものがある。
それにしても、
あの店はどうやって成立しているのだろう。
彼女たちは何者なんだろう。
営業時間が18時から23時という洋品店がある。
元中華料理店だった場所に、
店構えはそのままで、
内装だけ変えてオープンしたのだ。
オープン日を過ぎても、
店をやっている気配がないので、
不思議に思っていたのだが、
ある日、店頭に貼られたチラシをよく見て、
その店が、
夜しかやっていない奇妙な店であることがわかった。
それから何度か店が開いている時間に、
その前を通った。
客を見かけたことはない。
そりゃそうだ。
繁華街ならいざ知らず、
住宅街へと続く商店街の、しかも脇道にある店だ。
そんな夜遅くに服を買いに来る客はいない。
中を見ると、
店の者と思しき2人の女性が、
いつも退屈そうに座っている。
天井から吊るされるようにディスプレイされた、
華やかな服に囲まれて、
ほの暗い明かりの中、
2人の女性が座っている姿は、
窓越しに見ても、
なにか心をひきつけるものがある。
それにしても、
あの店はどうやって成立しているのだろう。
彼女たちは何者なんだろう。