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泣き虫ベイナー 新下院議長

2011-01-08 11:04:28 | 政治
新年で議会が早速スタートするみたいで、下院の新旧議長が交代しています。

Pelosi Hands Gavel over to Speaker John Boehner


ドデカGavelをペロシから受け継いでますな。ペロシはもっと小さなヤツを使ってましたが、新議長のベイナーがドデカいヤツを希望したんたそうで。

日本じゃ議長って訳されてますが、英語じゃスピーカー。なんのこっちゃと気にはなるんですな。こないだワシントンで議会を見学したときの展示の解説には、

スピーカー制度は上院には無くて、下院にだけあるんですが、下院は議員の数が多すぎるんで、仕切る人がいないと議事が進まないんで作られたポストなんだそうですな。上院は各州2名で人数も限定されてますが、下院は人口比例で400人以上いて人が多い。なるほどその通りですね。

で、議長が、ベイナーに変わって、委員会の委員長やらは彼が決めることになるわけですね。ペロシが権力者として恐れられていたのは、委員長人事を巡って信賞必罰、彼女に忠誠かどうかで決めたようなことがあって、みたいなことをどっかで読んだような・・・。

まあ、それは良いとして、この新議長は、結構涙もろいみたいでして、中間選挙の勝利演説でも、泣いちゃってます。

JOHN BOEHNER: "An Emotional Victory Speech"


私はこれまで、アメリカンドリームを追いかけてきた・・・。若いころは自分のビジネスに魂をささげ・・・。ホロホロ、って感じでしょうかね。

昔、山一証券が倒産した時に、社長が、社員は悪くありません、とか言いながら泣いちゃったシーンが世界中に流れて、リーダーが泣くのは世界じゃ異例だ、みたいに、日本異質論的にニュースが流れてたはずですが、まあ、このベイナーな涙もろさは、尋常じゃありません。

ちょっと前の60ミニッツでも、

"Welcome to America": CBS' 60 Minutes Profiles John Boehner


もう、泣きまくり。

こういう人が日本じゃなくてアメリカでも人気があるってことなんですな。日本じゃ田中角栄が、『情に厚くて涙もろい』ことで有名だったんじゃなかったですかね。

エモーショナルベイナー。金持ちの犬って感じで共和党は報じられるんで、これは意外です。そんな人だとは。来日すれば人気がでるでしょう。ま、来ないか。

涙もろいハナシとは別ですが、

昔、トムクルーズが出てた映画で、ザ・ファームってのがあって、教育係のジーンハックマンに、お前なぜ弁護士になったんだと聞かれるシーンがあって、

トムクルーズは、ビジネスをやってたバイト先のスパゲティ屋だったかなんかに突然、IRSの査察が入って店をつぶされて、主人達がひどい目にあわされたが、それを見て、自分は国家のできることに脅威を感じて、弁護士になった

と答えるんですな。それで、税金を安くする術を教えて、金持ちから手数料をもらう世界に入る。


ベイナーは、自分でビジネスをやってて、税金の高さに驚いて、税金取り過ぎ、税金反対、というのが政治信条になった、みたいですね。今の共和党の極端な減税主張は、かつてのリベラルな大きな政府時代への反発を感じた世代が頑張っているということなのかも知れませんな。

日本じゃ、日本のビジネスが、どんだけまじめに税金を払ってるのか、ってハナシもあるんですがね。サラリーマンは別として。



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