会計スキル・USCPA

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オオゼキ その3 スーパーなスーパー

2006-02-08 00:15:35 | 銘柄研究
 今回は企業価値の計算です。

 先日第3Qの発表がありましたが、通期予想は変更しませんでした。

 まあ、順調といったところでしょう。

 事業価値が予想営業利益の10倍で456億円。
 資産価値が37億円。圧倒的に事業価値が大きいです。
 
 ファースト住建もそうですが、余計な固定資産を持っていない
 ということですね。いらない資産を持っていなければ借入も
 少ない=利息も少なくて済みます。

 もっと大事なことは、儲けが株主にそのまま入ってくるという 
 ことですね。借入が多いと儲けから返済することになりますからね。
 返さなくて済む借金はありませんからなあ。

 資産価値が大きい方が良いか、小さい方が良いかは株価の点では
 微妙な面もあるかも知れません。PBRが割安指標として判断されることも
 あって、実際に買われることがあるみたいですしね。

 一株資産のことですが、無駄な資産でも持ってればPBRは上がります。
 ま、無駄な資産の有無というより結局、借金が多いかどうかが問題だ
 ということですかね。

 無駄な資産を一杯持っているということは経営者の資質が悪いという
 ことは注意したいですね。

 で、事業価値と資産価値を足すと、

 493億円。

 今日の時価総額が453億円なのでまだ割安ですね。
 理論株価をだすと3900円。今日が3630円。
 でもいいところまで来てますな。
 
 ただ、オオゼキは12月にも新店を出していて、利益水準は
 また伸びてゆくでしょうね。出店準備で人件費が前倒しで
 余計にかかっているとかHPに出てました。この人たちが
 利益に貢献し始めることになるわけですね。 
 既存店の落ち込みも次第に減って来てますしね。

 オオゼキは確実に伸びてゆく成長株。
 長期で伸びて行くんでしょうな。
 
 成長率を維持できるかどうかは難しい面もあるでしょうがね。
 同じペースで出店していても、母数が大きくなると率は
 小さくなるんでね。

 ひとまず売るか,ずっと持ち続けるか・・・。
 売り時を判断するためにもこれを書いていますが
 ますます迷いますね。

 これを何回かに分けて書いている間に,
 また上がってますね。


 

 


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