尖閣諸島で中国の漁船船長が拘留されている事件。
当局の対応についてなんですが、
Anti-Japan Sentiment Gains Strength in China
The authorities had, indeed, made efforts to limit the turnout. Many posts on domestic blogs and message boards that discussed the demonstration were taken down. Since the Sept. 7 incident there has been a heavy police presence outside the embassy. And during the weekend's demonstration, officers would tell people to move along any time more than a couple dozen people gathered in one spot.
当局は参加人数を限定しようと努力している。ネットではデモが解散させられていると書かれている。9月7日以来、大使館の周りには多くの警官が配置されていて、週末のデモでは人々の集まりを見つけると立ち去るように指示していた。
Their fear was not just that the protesters could get out of hand, as they did in 2005, but that they could find other targets for their anger. Anti-Japanese protests in China have a long history of turning against the government, going back to the start of the May 4th Movement in 1919, when student demonstrations against handing over German concessions to Japan in Shandong province also focused on China's weak response to imperial powers.
恐れているのは、2005年のように反対運動が手に負えなくなってしまうことだけではない。反対運動の矛先が外に向かう可能性だ。半日運動が政府に向かった長い歴史があって、1919年の5月4日運動にさかのぼる。山東省をドイツから日本に引き渡したことに学生が反対運動をおこしたが、それは、帝国主義に対する中国の弱腰にも向かって行った。
On Saturday, the numbers of police outside the Japanese Embassy were matched by those protecting the Chinese Foreign Ministry building one mile to the north. A group of protesters broke away and began to march toward the Foreign Ministry, but were met by police who took their signs and forced them to disperse. "Forget about it!" several officers shouted at the demonstrators.
土曜日には、日本大使館の周囲に配置された警官は、1マイル北にある中国外務省を警備している警官と同数だった。運動家達は解散させられて外務省に向かって動き出したが、待っていた警官にプラカードを取り上げられて解散させられた。幾人かの警官が、このことは忘れろと運動家達に叫んだ。
ということで、相当神経をとがらせていたようなんですね。
中国の高官が、日本に対し妥協的な発言をすることが国内的にできない、というのは、強硬派に配慮するという政治闘争の面もあれば、人民の反発が政府に向かうのを回避するという面もあるってことですね。
この反対運動は、台湾にも飛び火してて、
それは良いとして、領土問題が、中国の台湾取り込みにも使われるって感じもするんですな。
『中国と台湾の同胞は、共通の利害を持っている・・・』。
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