自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

道端の花・・・ヒメオドリコソウ

2009-02-18 23:10:00 | お散歩


ヒメオドリコソウ[姫踊り子草](シソ科)
道端や空き地、土手、畑などに生える、ヨーロッパ原産の越年草。
葉は卵円形で、鈍い鋸歯があり、網目状のくぼんだ葉脈が走ります。4~5月、上部の葉のわきに淡紅色の唇形花を輪状につけます。
茎には短い毛が生えますが、こうやって見ると葉の表面や上唇などにも短い毛がついていて、全体的に毛が生えているんですね。
葉の生え方に特徴があり、茎の下方につく葉ほど、葉柄が長く、面積が大きいです。また、新たな葉が出る時には、下の葉を陰にしないような位置に出てくるそうです。
全ての葉に太陽の光が当たるよう工夫されているのですね。
昨日載せたオオイヌノフグリと同じ道端に咲いていました。オドリコソウに似て、小さいことから「ヒメ」がつくそうですが、去年初めてそのオドリコソウに出会いました。
今年も花が咲くのを見るのが楽しみです。。。。。

オドリコソウの花

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瑠璃色の花・・・オオイヌノフグリ

2009-02-17 21:59:42 | お散歩



オオイヌノフグリ[大犬の陰嚢](ゴマノハグサ科)
日当たりの良い草むらで、オオイヌノフグリが咲き始めました。
同じ場所で撮ったものですが、上の花はまだ葯が開いていません。
下の花では葯が開いて、花粉が見えていますね。
開花した時間の差で、このような違いが見られるのでしょうか。
オオイヌノフグリの花は、朝開いた時には雄蕊と雌蕊は離れていて、雌蕊は他の株の花粉を待つそうです。
ところが、夕方になり花が萎れる頃になると雄蕊と雌蕊は寄りそってくっつき、受粉するそうです。他の株から花粉が来なくでも確実に受粉し、種子をつくるのです。
こんな仕組みがあるからか、ご覧のようにオオイヌノフグリには雄蕊が2本しかありません。
シンプルな花の形にも、理由があるんですね。

オオイヌノフグリの実

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春の花・・・コハコベ

2009-02-16 23:46:19 | お散歩


コハコベ[小繁縷](ナデシコ科)
道端や畑の縁などに見られる越年草。
葉は、やや地面を這って広がる茎に対生につきます。茎は暗紫色を帯び、片側にだけ短く柔らかい毛が生えます。
3~9月、茎先に白い花を咲かせます。花弁は5枚ですが、2深裂するため10枚あるように見えます。雄蕊は3~5個で、雌蕊の先は3つに分かれます。
よく似たミドリハコベは、全体的に大ぶりで、雄蕊は8~10個あり、種子も大きめですが、種子の表面につく突起の形が、ミドリハコベではいぼ状ですが、このコハコベは半球状で先は丸いそうです。
詳しくは種子を観察すればいいようです。
春の七草のひとつで、食用となりますが、よく炒って水気がなくなった頃、塩を加えて混ぜた炒り粉をハコベ塩といって歯磨き粉にもつかったそうです。
昔からとても身近な植物なんですね。

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畑で出会って・・・

2009-02-15 18:12:28 | お散歩


ホオジロ[ホオジロ科]
畑の中を通る道を歩いていたら、地上から道端の木に飛び移る鳥がいました。
どうやらホオジロのようです。留鳥としてごく普通に見られるそうですが、ホオジロとして意識して見たのは初めてだと思います。
地上で草の種子や昆虫などを食べるそうなので、食事中だったのでしょうか。
しばらくの間、枝にとまったホオジロを見ていたのですが、ここから飛び去ろうとしません。食事の邪魔するなとこちらが睨まれているようでした。。。。。

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ここで出会って・・・トキリマメ

2009-02-14 21:33:59 | お散歩


トキリマメ[マメ科]
関東以西の本州~九州の山野の生えるつる性の多年草。
葉は長い柄のある卵形の3小葉で、小葉の先は急に細くなるのが特徴だそうです。
7~9月、葉のわきから総状花序を出し、黄色い蝶形花をつけます。
ちょうど3年前、この林で初めて出会ったのですが、トキリマメはこの辺りではわりとよく見かけます。一昨年は花から赤く色付く実まで撮ったのですが、昨年は撮ることなく年が明けてしまいました。色褪せた果皮についた小さな黒い種子、弾け飛ばずにいるのはどうしてでしょうね・・・・・

トキリマメの花 赤く色付いた豆果

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