自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

黄色い絨緞

2007-05-26 21:05:00 | お散歩
コウゾリナ[剃刀菜,顔剃菜]
(キク科)。
山野の草地や道端などに生える越年草で、茎は高さ30~90cmになります。5~10月、上部に径2~2.5cmの黄色い頭花をつけます。茎と葉には剛毛がありザラつきます。この剛毛の感触が剃刀に似るため、この名がついたという説もあるそうです。
いわゆる雑草でしょうが、斜面一面に黄色い花を咲かせる姿は、なかなか見ごたえがあります。

そんなザラつきが特徴のコウゾリナですが、春の若苗は茹でて食べれるそうです。ゴマや辛子に和えたり、天ぷらにしても美味しいそうです。
まだ食べた事はありませんが、食べてみたい一品です・・・・・
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小さき白い花・・・

2007-05-25 18:13:00 | お散歩
コゴメウツギ[小米空木](バラ科)。
山地に生える落葉低木で、葉は互生し、卵形で先は尖り、縁に不規則な鋸歯があるか、浅く羽状に裂けます。
5~6月にこんな花を咲かせます。
この花が、「ウツギ」に似て、小さいことから、この名がついたそうでが、ウツギはユキノシタ科、コゴメウツギはバラ科と分類学的には関係はないそうです。
ちょっと前まで、コゴメウツギのことをいつまでたっても実のならないモミジイチゴだなぁと思っていました。並べてみれば葉の形が違う事はすぐ分かると思うのですが、なんとなく似ているので区別できませんでした。あるときモミジイチゴとは違う小さな実をつけているのを見つけ、まったく別の植物なんだと知りました。
まだまだ分からない植物ばかりです・・・・・

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道端の薬草・・・

2007-05-24 21:17:00 | お散歩
カラスビシャク[烏柄杓](サトイモ科)。
草地や畑で普通に見られる多年草で、葉よりも長い花茎をのばし、その先に緑~紫緑色の筒状の苞を出します。その中に上部は雄花、下部は雌花の密生した花軸があり、この花軸の先は筒状の苞から外に長く突き出します。去年も載せましたが、今年の方がきれいに撮れたでしょうか?この写真は道端で撮ったものです。
あちらこちらに、カラスビシャクはあったのですが、苞がまだ付いていないものや撮り易い向きでないものばかりでした。ここは、何気なく通りかかったところですが、十数メートルにわたりカラスビシャクが生えていました。
散策の途中で、探していた草木をふと見つけることがありますが、こういう時はその草木たちに、何か呼ばれたような気がします・・・・・
コルク層を除いた塊茎を「半夏(ハンゲ)」といい、多くの漢方薬に配合されています。夏以降に掘り取って水洗いして皮をとり、日干ししてから用いるそうです。
ぜひ一度、白い塊茎を掘り出してみてください。。。。。

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なんじゃもんじゃ!!

2007-05-23 21:31:00 | お散歩
ヒトツバタゴ[一つ葉たご]
(モクセイ科)。
別名ナンジャモンジャです。
本来の分布は長野、岐阜、愛知、対馬だそうですが、今では街路樹や公園によく植えられるそうです。この木も公園内に植えられていました。
「タゴ」とは同じモクセイ科のトネリコのことだそうです。トネリコは羽状複葉、この木は羽状複葉にならないので「ヒトツバ」とついたそうです。
なんの木かよく分からない場合に「ナンジャモンジャ」と呼んだそうなので、地方によって「ナンジャモンジャ」の木はいろいろな種類があるそうです。
ちなみに私の家の近所には、「ナンジャモンジャ」と呼ばれていたハルニレがありますよ・・・・・

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天然石鹸の白い花!

2007-05-22 21:41:00 | お散歩
エゴノキ(エゴノキ科)の花です。
5~6月にこんな白い花を枝いっぱいに咲かせます。樹高は7~8mになるそうですが、この木は5メートルくらいあったでしょうか・・・・・
以前に載せましたが、果実はサポニンを含み泡立つため、昔は石鹸の代用としました。また、その毒性から水の中で果実をつぶして魚をとったりしたそうです。
あたり一面に甘い匂いを漂わせていますが、残念な事に花の寿命は短いです。この木の下にもたくさんの白い花が落ちていました。
果実をかじると「えぐい味」がするからこの名がついたそうですが、別名を「萵苣木(チシャノキ)」というそうです。
庭木としてもよく植えられているので、是非一度「石鹸」試してみてください。。。。。

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