
ツクバトリカブト[筑波鳥兜](キンポウゲ科)
10月に花を観察したツクバトリカブトの株は、今回確認できませんでしたが、近くで花の咲き終えた株に出会うことができました。萼片は全て落ち、3個の雌しべが残っています。これはもう若い果実と言って良いのでしょうか。まだ白い花柱も目立ちますね。

すぐ近くには、まだ花の咲いている株もありました。横に倒れるように伸びた茎を、誰かが落ちた木の枝で支えを作ってくれたようです。緑の褪せてきた林縁で見た花は、どこか寂しげに見えましたが、花を訪れていたホソヒラタアブを見つけて少し心が温まりました。
12月上旬 横浜市内にて