ホウチャクソウ[宝鐸草](イヌサフラン科)
林床では、この花が季節を迎えていました。ホウチャクソウ、この辺りでは最も普通に見られる花でしょう。
足の踏み場もないほど広がって、たくさんの花を咲かせます。茎は年数を経る毎に2分枝を繰り返し生長していきます。時々、ホウチャクソウとは思えないほどの大きな株を見ることがあります。
久しぶりに、花の中の様子を撮ってみました。
柱頭が3裂する雌蕊の周りを6個の雄蕊が囲みます。その様子がわかるでしょうか。よく見ると葯が縦に裂けて、中から黄色い花粉が出てきています。
この花も受粉して球形の実を付けることができるでしょうか。実の生る様子も観察してみます。
4月中旬 横浜市内にて