当ブログにも何度か書いている、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のオーケストラ伴奏、何とか無事終了しました。
朝から頭がひどく痛く、朝一で鍼灸院に駆け込むほどでしたが、午前中一杯身体中に置き鍼を刺し、ロキソニンを飲むことで、何とか本番はベストな体調で臨むことができました。
今回、大変短い期間の少ない練習で、しかもオペラ独特のテンポの揺れの多い曲の伴奏ということで、所属オケのメンバーはみんな本当に苦労して、直前まで不安をかかえていたと思います。最初はバラバラだったのが、合わせ1回ごとに「おっ!」と思うような絶妙な箇所の割合が増えていき、今日の本番では気持ちのこもった演奏が出来たと思います。出だしの前奏曲はまるで気持ちが一本の糸にまとまったような澄み切った音で始まり、そして泣かせるシチリアーナ、派手な鐘に始まる導入の合唱の「オレンジの花は香り」がトントントンと上手くハマって、やぁ~これはイケるんじゃないの!と弾きながら思いましたね。
今日に向けて本当に頑張ってこられた合唱のみなさんも、聴いてて思わず身体が共鳴してしまうような素晴らしい声の持ち主のであられるソリストの先生方・・・・いつものオケの演奏会では得られない音楽を通じたコミュニケーションは本当に楽しかったです。そんな中でもオケだけでやる有名な間奏曲・・・個人的にはとてもよい出来だったと思います・・・この曲単独でもお客さまから気持ちよい拍手をいただけたのは嬉しかったですね。
あとは波に乗って、楽しげな乾杯の歌、死を決意したトゥリドゥのママにキスをねだりサントゥッツァを託す悲痛な叫びの歌をこなし、あとは雪崩を打つような高ぶりと共に激しいエンディングに突進・・・。演奏が終わった時には、大変だったけどこのオペラやれてよかったという気持ちでいっぱいになりました。
演奏会形式とはいえ、結構演技は入っていました。我々オケは舞台下のピットで演奏し、舞台の上は、こんな簡単な装置ではありますが、教会っぽい柱とか、居酒屋っぽい机と椅子などを置いていました。そもそもカヴァレリア・ルスティカーナは本場のオペラでもシンプルな舞台設定ですけどね。
前奏曲の合間のシチリアーナでは、薄暗くした舞台に腹巻+釣りズボン+上品な髭面の若きトゥリッドゥがジャケットを片手に背負って出てきて、輝かしい声でハープに合わせて歌いました。リハの時はその姿を観察できましたが、いやぁ~日本人なのに、完璧トゥリッドゥに見えましたね。このシチリアーナって不思議で、ピアノ伴奏だと音が堅すぎて全然雰囲気が出ないんですね。ハープ伴奏が、感情をかき鳴らすような不思議な効果を出す曲だなぁと
合唱団の方も、入退場を何度も練習していました。私はセカンドバイオリンの2プルト目で、完全に舞台を背にしていたのであまり演技を観察できなかったのですが、讃美歌の時には前列の方の人が、なるべく自然に見えるように膝まづいてお祈りの格好をしていましたし、乾杯の歌ではみんなグラスを持って歌い、ちゃんと酒を注いで回る人もいたようですし・・・・。トゥリッドゥがグラスを投げ捨て、アルフィオに抱きついて耳を咬むシーンなど、リハでちょっと見た時は、単なる直線的な動きにはせず、体勢も変化させたりして、とても工夫しているなぁと思いました。
ということで、本当に貴重な体験をさせていただきました。少ない練習ながらも、DVDを観、対訳をチェックしながらCDを何回も聴き、朗読本も買って、このオペラに使われているイタリア語の単語を使ってダジャレまで考える・・・というバイオリンの練習以外の部分にかなりのエネルギーを注いでしまった私ですが、今回の経験がこれから音楽をやっていく上で、必ず血や肉になってくれると信じています。来週からは12月4日の定演のための練習が始まりますし、それまでの間に、太極拳の演武会や、トランペットの発表会、声楽のコンクール二次予選もあり、気が抜けないですが、体調に気をつけながら頑張っていきたいと思います。
朝から頭がひどく痛く、朝一で鍼灸院に駆け込むほどでしたが、午前中一杯身体中に置き鍼を刺し、ロキソニンを飲むことで、何とか本番はベストな体調で臨むことができました。
今回、大変短い期間の少ない練習で、しかもオペラ独特のテンポの揺れの多い曲の伴奏ということで、所属オケのメンバーはみんな本当に苦労して、直前まで不安をかかえていたと思います。最初はバラバラだったのが、合わせ1回ごとに「おっ!」と思うような絶妙な箇所の割合が増えていき、今日の本番では気持ちのこもった演奏が出来たと思います。出だしの前奏曲はまるで気持ちが一本の糸にまとまったような澄み切った音で始まり、そして泣かせるシチリアーナ、派手な鐘に始まる導入の合唱の「オレンジの花は香り」がトントントンと上手くハマって、やぁ~これはイケるんじゃないの!と弾きながら思いましたね。
今日に向けて本当に頑張ってこられた合唱のみなさんも、聴いてて思わず身体が共鳴してしまうような素晴らしい声の持ち主のであられるソリストの先生方・・・・いつものオケの演奏会では得られない音楽を通じたコミュニケーションは本当に楽しかったです。そんな中でもオケだけでやる有名な間奏曲・・・個人的にはとてもよい出来だったと思います・・・この曲単独でもお客さまから気持ちよい拍手をいただけたのは嬉しかったですね。
あとは波に乗って、楽しげな乾杯の歌、死を決意したトゥリドゥのママにキスをねだりサントゥッツァを託す悲痛な叫びの歌をこなし、あとは雪崩を打つような高ぶりと共に激しいエンディングに突進・・・。演奏が終わった時には、大変だったけどこのオペラやれてよかったという気持ちでいっぱいになりました。
演奏会形式とはいえ、結構演技は入っていました。我々オケは舞台下のピットで演奏し、舞台の上は、こんな簡単な装置ではありますが、教会っぽい柱とか、居酒屋っぽい机と椅子などを置いていました。そもそもカヴァレリア・ルスティカーナは本場のオペラでもシンプルな舞台設定ですけどね。
前奏曲の合間のシチリアーナでは、薄暗くした舞台に腹巻+釣りズボン+上品な髭面の若きトゥリッドゥがジャケットを片手に背負って出てきて、輝かしい声でハープに合わせて歌いました。リハの時はその姿を観察できましたが、いやぁ~日本人なのに、完璧トゥリッドゥに見えましたね。このシチリアーナって不思議で、ピアノ伴奏だと音が堅すぎて全然雰囲気が出ないんですね。ハープ伴奏が、感情をかき鳴らすような不思議な効果を出す曲だなぁと
合唱団の方も、入退場を何度も練習していました。私はセカンドバイオリンの2プルト目で、完全に舞台を背にしていたのであまり演技を観察できなかったのですが、讃美歌の時には前列の方の人が、なるべく自然に見えるように膝まづいてお祈りの格好をしていましたし、乾杯の歌ではみんなグラスを持って歌い、ちゃんと酒を注いで回る人もいたようですし・・・・。トゥリッドゥがグラスを投げ捨て、アルフィオに抱きついて耳を咬むシーンなど、リハでちょっと見た時は、単なる直線的な動きにはせず、体勢も変化させたりして、とても工夫しているなぁと思いました。
ということで、本当に貴重な体験をさせていただきました。少ない練習ながらも、DVDを観、対訳をチェックしながらCDを何回も聴き、朗読本も買って、このオペラに使われているイタリア語の単語を使ってダジャレまで考える・・・というバイオリンの練習以外の部分にかなりのエネルギーを注いでしまった私ですが、今回の経験がこれから音楽をやっていく上で、必ず血や肉になってくれると信じています。来週からは12月4日の定演のための練習が始まりますし、それまでの間に、太極拳の演武会や、トランペットの発表会、声楽のコンクール二次予選もあり、気が抜けないですが、体調に気をつけながら頑張っていきたいと思います。
コメントありがとうございます。
まだまだ余韻に浸っています。脳内リフレインは「シチリアーナ」と「ママも知る通り」「復活祭の合唱」と前奏曲が多いかな。
このオペラ、仮所属先(?)で今年春に出る予定だったのですが
体調を崩してしまって断念せざるをえなかった
という記憶にあたらしいものなのですが・・・
合唱人としては歌うところが多くて楽しいです。曲は全て美しいですしね!演奏時間も
短いので退屈せずー。(笑)
幅広くご活躍のさぶりんさんには是非オペラそのものも挑戦して頂きたいです♪
11月はコンクールですね。
ピアノ部門で同門の方がそのコンクールに出るので分野は違えど「さぶりんさんは
どうしているのかなぁ~」と。
応援してます♪どうぞお体にお気をつけて(^^
コメントありがとうございます!
カヴァレリア・・・次は是非歌い手として参加してみたいものですね。
もうすぐコンクールです。急に寒くなって、回りに風邪ひきさんが増えてきたのが気になるけど、体調管理に気をつけて頑張りたいと思います。