先に南大沢で受けたコンクールの入賞・入選者発表会が1月にある。
そこでの私の持ち時間は7分で、全部オペレッタの曲にしなければならない。
1曲は《こうもり》の「チャールダーシュ」で決まっていて、もう1曲として考えていた《メリー・ウィドウ》の「ヴィリアの歌」は他の出演者と曲目がカブるため、主催者側で私の声に合った曲を探します・・ということになっていた。
先般その曲の連絡があり、レハールの《ジュディッタ》より、“Meine Lippen,sie küssen so heiß(私の唇は熱いキスをする)” を歌ってください・・とのことだった。
早速音源をiTunesで探してダウンロードして聴いてみたら、なかなかいい曲だ。かなり重い曲なので、これを1番か2番だけ歌った後に《こうもり》の「チャールダーシュ」というのはキツイかもしれないが、まぁ頑張るしかない。
ただ音源だけではイメージがつかめないので、DVDを探そうかなぁと思っていたら、声楽のレッスンで前のコマの生徒さんが、オペレッタ好きの方で、その方がDVDを貸してくださった。(先日も、ヴィリアの歌にちなんで、マキシム・ド・パリのチョコクレープを下さった方でもある。)
ということで、早速このDVDでお勉強。「ジュディッタ」はレハールの最後の作品で、本人はオペラとして作ったらしいが、今ではオペレッタとして扱われているそうな。レハール作品としては唯一ウィーン国立歌劇場で初演された作品だとか。
DVDの出演者は以下の通り。
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指揮:ヴォルフガング・エーベルト
ベルリーナー・シンフォニカー
RIAS室内合唱団
監督:ギュンター・ハッセルト
ジュディッタ…テレサ・ストラータス(ソプラノ)
オクターヴィオ…ルドルフ・ショック(テノール)
アニータ…マリア・ティボルディ(ソプラノ)
ピエリーノ…ダーヴィッド・タウ(テノール)
1970ユニテル ドイツ作品
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映画になっているので、観てるとミュージカル映画っぽいテイストがする。っていうかオクターヴィオ役のルドルフ・ショックって、まるでアメリカ映画の俳優さんみたいな雰囲気が漂う方なので・・・。また何となく草野仁さんっぽいオトナの魅力がある。
主役のジュディッタを演じるテレサ・ストラータスは、以前同じくレハールの《パガニーニ》を見た時にアンナ・エリーザを演じていた、目の大きい魅惑的な女性。
舞台は地中海に面した港町(スペイン・ポルトガルと推測される)、および北アフリカ。南ヨーロッパの人々にとって、北アフリカって近い存在なのね・・とあらためて気づかされる。後半劇中で「バクシーシ(お恵み・・チップのようなもの)」という言葉が連呼されるのを聞いて、若い頃エジプトへ行った時のことをなつかしく思い出したよ。
軍人であったオクターヴィオが退役してピアノ弾きとしてジュディッタの歌を悲しげにピアノで奏でるところからこのDVDは始まるが、それはもしかしたらこの演出ならではのものかもしれないね。
でも何だかんだ言って、悪いのはオクターヴィオだと思うよ。人妻であるジュディッタを見初めて戦地である北アフリカに連れてって、任務のためにジュディッタのもとを離れ、戦争が長引いて帰って来れなかったんだから。責任持って扱えないなら連れてくなよ~。あとに残されたジュディッタはそれこそパトロンを見つけて身を売るしかないじゃないか。ジュディッタはなまじ売れっ子になり金持ちのパトロンが付いてしまったがために、オクターヴィオへの愛を忘れていなかったのに、もう振り向いてもらえなかったのだ。
私が歌う予定の“Meine Lippen,sie küssen so heiß”は猛烈にエキゾチックな曲で、そのクラブで売れっ子になったジュディッタが、あられもない格好で、男性を挑発しながら歌う歌なのだ。DVDを見たらますますこの歌が気に入った。時間の関係で1番しか歌えないのがちょっと悲しいね。
しかし、この歌とこうもりのチャールダッシュをセットで歌うとなると、私はどんな格好でステージへ上がったらよいのだろう。エキゾチックというところは共通するにしても、身分の設定が違いすぎるからねぇ。う゛~ん。
そこでの私の持ち時間は7分で、全部オペレッタの曲にしなければならない。
1曲は《こうもり》の「チャールダーシュ」で決まっていて、もう1曲として考えていた《メリー・ウィドウ》の「ヴィリアの歌」は他の出演者と曲目がカブるため、主催者側で私の声に合った曲を探します・・ということになっていた。
先般その曲の連絡があり、レハールの《ジュディッタ》より、“Meine Lippen,sie küssen so heiß(私の唇は熱いキスをする)” を歌ってください・・とのことだった。
早速音源をiTunesで探してダウンロードして聴いてみたら、なかなかいい曲だ。かなり重い曲なので、これを1番か2番だけ歌った後に《こうもり》の「チャールダーシュ」というのはキツイかもしれないが、まぁ頑張るしかない。
ただ音源だけではイメージがつかめないので、DVDを探そうかなぁと思っていたら、声楽のレッスンで前のコマの生徒さんが、オペレッタ好きの方で、その方がDVDを貸してくださった。(先日も、ヴィリアの歌にちなんで、マキシム・ド・パリのチョコクレープを下さった方でもある。)
ということで、早速このDVDでお勉強。「ジュディッタ」はレハールの最後の作品で、本人はオペラとして作ったらしいが、今ではオペレッタとして扱われているそうな。レハール作品としては唯一ウィーン国立歌劇場で初演された作品だとか。
DVDの出演者は以下の通り。
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指揮:ヴォルフガング・エーベルト
ベルリーナー・シンフォニカー
RIAS室内合唱団
監督:ギュンター・ハッセルト
ジュディッタ…テレサ・ストラータス(ソプラノ)
オクターヴィオ…ルドルフ・ショック(テノール)
アニータ…マリア・ティボルディ(ソプラノ)
ピエリーノ…ダーヴィッド・タウ(テノール)
1970ユニテル ドイツ作品
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映画になっているので、観てるとミュージカル映画っぽいテイストがする。っていうかオクターヴィオ役のルドルフ・ショックって、まるでアメリカ映画の俳優さんみたいな雰囲気が漂う方なので・・・。また何となく草野仁さんっぽいオトナの魅力がある。
主役のジュディッタを演じるテレサ・ストラータスは、以前同じくレハールの《パガニーニ》を見た時にアンナ・エリーザを演じていた、目の大きい魅惑的な女性。
舞台は地中海に面した港町(スペイン・ポルトガルと推測される)、および北アフリカ。南ヨーロッパの人々にとって、北アフリカって近い存在なのね・・とあらためて気づかされる。後半劇中で「バクシーシ(お恵み・・チップのようなもの)」という言葉が連呼されるのを聞いて、若い頃エジプトへ行った時のことをなつかしく思い出したよ。
軍人であったオクターヴィオが退役してピアノ弾きとしてジュディッタの歌を悲しげにピアノで奏でるところからこのDVDは始まるが、それはもしかしたらこの演出ならではのものかもしれないね。
でも何だかんだ言って、悪いのはオクターヴィオだと思うよ。人妻であるジュディッタを見初めて戦地である北アフリカに連れてって、任務のためにジュディッタのもとを離れ、戦争が長引いて帰って来れなかったんだから。責任持って扱えないなら連れてくなよ~。あとに残されたジュディッタはそれこそパトロンを見つけて身を売るしかないじゃないか。ジュディッタはなまじ売れっ子になり金持ちのパトロンが付いてしまったがために、オクターヴィオへの愛を忘れていなかったのに、もう振り向いてもらえなかったのだ。
私が歌う予定の“Meine Lippen,sie küssen so heiß”は猛烈にエキゾチックな曲で、そのクラブで売れっ子になったジュディッタが、あられもない格好で、男性を挑発しながら歌う歌なのだ。DVDを見たらますますこの歌が気に入った。時間の関係で1番しか歌えないのがちょっと悲しいね。
しかし、この歌とこうもりのチャールダッシュをセットで歌うとなると、私はどんな格好でステージへ上がったらよいのだろう。エキゾチックというところは共通するにしても、身分の設定が違いすぎるからねぇ。う゛~ん。