藤井 聡 (監修) /日本文芸社
私は昔、イヌ派だったが、韓国で狗鍋(保身湯)を食べたことを切っ掛けのネコ派になってしまった。が、高橋留美子さんの漫画「犬夜叉」にハマって若干イヌ派に傾き、アパートに住むネコ達が気になってネコ派に・・・
ということで、一応、ネコに関する本を読んだあとは、イヌに関する本を読むことにしている。だが、大抵はネコの本のほうが面白いのだ。
私もこの本を読み始めた時は、そんなジンクスを払拭できずにいた。やっぱりイヌってなんだか面倒くさいな。褒め方や叱り方を間違えるとイヌってどんどん変な方向に行ってしまいそうな、デリケートな生き物のような気がする。
だが、読んでいるうちに、この本がかなり私の元生物部魂というか、血を騒がせる要素に富んでいることに気がついた。いくつかコメントしてみよう。
■犬が飼い主の口の周りを舐めたがるのはオオカミ時代の名残り。
オオカミの子が母親の口のまわりを舐めると、母親は一度食べたものを吐き戻し、子供はこれをエサにして成長するのだと。
■猫のウン〇には栄養がたくさん含まれてて犬にとってはまたとないご馳走。
おもわず、うっそ~と思ってしまった。・・・とはいえ、寄生虫や病原菌に感染することもあるので、注意・・とか。そりゃそうだよなぁ。
■エビの方が犬より色彩豊かな世界に生きている!
網膜の中の色を感じるための錐体(すいたい)細胞は人間は三種類持っていて赤、青、緑という光の三原色を強く感知するが、犬や猫は二種類しか持っていないので、二原色の世界に生きている。鳥や猿、亀、エビ、鯉、金魚などは人間と同様三原色を理解できるので、エビは犬より色彩感覚が優れているそうだ。
■犬にキャットフードを与え、猫にドッグフードを与えるとどうなるか?
犬は雑食性だが、猫は完全な肉食。なのでキャットフードはドッグフードと比べて脂肪やタンパク質が大量に配合されている。おまけに猫は犬よりも味オンチなので、味オンチの猫に喜んで食べてもらうために、肉汁や魚エキスが豊富な濃い味付けになっているのだという。なので犬にキャットフードを与えると、喜んで食べるがあっという間に肥満になってしまう。逆に猫にドッグフードを与えつづけると、網膜細胞に必要不可欠なタウリンが不足して、視力が低下し、やがて失明してしまう。
■狂犬病にはワクチンが有効だが、発病後の薬は存在せず、死亡率はほぼ100%。
そういえば子供の頃、狂犬病(恐水病)を扱った話をよく読んだような気がする。だが日本では近年あまり聞かないので、すっかり忘れていた。調べてみると、日本では1950年の狂犬病予防法以降、徹底した野犬の駆除、飼い犬登録とワクチン義務化によって、1956年以来、犬、ヒト、共に狂犬病の発生はないんだってね。
ただ、海外旅行中に野犬に咬まれ、日本に帰国後に亡くなった例はあるそうだ。フィリピンやインドなどではまだまだ狂犬病が猛威を振るっていて、世界中で毎年5万人が亡くなっている病気だということだ。犬好きは海外旅行中もつい、現地の犬に近寄ったり触ったりしてしまうが、海外旅行中は、現地の犬に近寄らない方が無難なようだ。
私は昔、イヌ派だったが、韓国で狗鍋(保身湯)を食べたことを切っ掛けのネコ派になってしまった。が、高橋留美子さんの漫画「犬夜叉」にハマって若干イヌ派に傾き、アパートに住むネコ達が気になってネコ派に・・・
ということで、一応、ネコに関する本を読んだあとは、イヌに関する本を読むことにしている。だが、大抵はネコの本のほうが面白いのだ。
私もこの本を読み始めた時は、そんなジンクスを払拭できずにいた。やっぱりイヌってなんだか面倒くさいな。褒め方や叱り方を間違えるとイヌってどんどん変な方向に行ってしまいそうな、デリケートな生き物のような気がする。
だが、読んでいるうちに、この本がかなり私の元生物部魂というか、血を騒がせる要素に富んでいることに気がついた。いくつかコメントしてみよう。
■犬が飼い主の口の周りを舐めたがるのはオオカミ時代の名残り。
オオカミの子が母親の口のまわりを舐めると、母親は一度食べたものを吐き戻し、子供はこれをエサにして成長するのだと。
■猫のウン〇には栄養がたくさん含まれてて犬にとってはまたとないご馳走。
おもわず、うっそ~と思ってしまった。・・・とはいえ、寄生虫や病原菌に感染することもあるので、注意・・とか。そりゃそうだよなぁ。
■エビの方が犬より色彩豊かな世界に生きている!
網膜の中の色を感じるための錐体(すいたい)細胞は人間は三種類持っていて赤、青、緑という光の三原色を強く感知するが、犬や猫は二種類しか持っていないので、二原色の世界に生きている。鳥や猿、亀、エビ、鯉、金魚などは人間と同様三原色を理解できるので、エビは犬より色彩感覚が優れているそうだ。
■犬にキャットフードを与え、猫にドッグフードを与えるとどうなるか?
犬は雑食性だが、猫は完全な肉食。なのでキャットフードはドッグフードと比べて脂肪やタンパク質が大量に配合されている。おまけに猫は犬よりも味オンチなので、味オンチの猫に喜んで食べてもらうために、肉汁や魚エキスが豊富な濃い味付けになっているのだという。なので犬にキャットフードを与えると、喜んで食べるがあっという間に肥満になってしまう。逆に猫にドッグフードを与えつづけると、網膜細胞に必要不可欠なタウリンが不足して、視力が低下し、やがて失明してしまう。
■狂犬病にはワクチンが有効だが、発病後の薬は存在せず、死亡率はほぼ100%。
そういえば子供の頃、狂犬病(恐水病)を扱った話をよく読んだような気がする。だが日本では近年あまり聞かないので、すっかり忘れていた。調べてみると、日本では1950年の狂犬病予防法以降、徹底した野犬の駆除、飼い犬登録とワクチン義務化によって、1956年以来、犬、ヒト、共に狂犬病の発生はないんだってね。
ただ、海外旅行中に野犬に咬まれ、日本に帰国後に亡くなった例はあるそうだ。フィリピンやインドなどではまだまだ狂犬病が猛威を振るっていて、世界中で毎年5万人が亡くなっている病気だということだ。犬好きは海外旅行中もつい、現地の犬に近寄ったり触ったりしてしまうが、海外旅行中は、現地の犬に近寄らない方が無難なようだ。