さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】完全保存版 韓流時代劇をもっと楽しめる 朝鮮王朝500年の秘密

2012-02-14 23:22:27 | 読書録
橘 洸次 著/姜 基洪 監修 二見書房

これは、なかなか読みやすくて面白い本だった。最近ちょっと時間の関係もあり、韓国ドラマ、韓国時代劇から遠ざかっているけれど、興味を失ったわけじゃないので、とても興味深く読んだ。

一番びっくりしたのは、男性の韓服の着方の話。

①パジの前身ごろを左が上になるように重ね合わせ、紐で結ぶ。
②チョゴリを着て、チョゴリのオッコルムを結ぶ。
③チョッキを着る。
④マゴジャを来て、パジの裾をテニムで結ぶ。
⑤官服を着て、官服のオッコルムを結ぶ。
 その後、官帯をしめ、紗帽をかぶり、木靴を履けば完成。

という解説が書かれていたのだが、思わず③に目が留まってしまった。
チョッキって・・・マジ? 何だか前ボタンのフツーのチョッキだけど。

一瞬この部分だけ誤植なんじゃないかと疑ったけど、やっぱり西洋のチョッキ(ベスト)とほぼ同じようで、ちょっとゆったりしたチョッキを官服の下に着込んでるんだよな・・・結婚式でも着られる正式な着方だそうで。

あまりにびっくりしただけに、この本にもう少しそこに突っ込んで欲しかったな。

あと李氏朝鮮の「朝鮮」という名前は、明の太祖・朱元璋が決めたんだとか。高麗王朝を倒したので、明に対して新しい国を作る許可をうかがったら、明の太祖・朱元璋が新しい国の名前を決めたいと言って来たので、古代の朝鮮半島にあった国の名前「朝鮮(朝の静けさの国)」と、初代朝鮮国王(李成桂)の出身地「和寧(平和の国)」の2つの候補を出したところ、朱元璋が朝鮮を選んだとのことだ。ま、他の国に国名を決められてしまったと取るか、名付け親になってもらったと取るかだけど、伝統のある朝鮮の名前を選んでもらえてよかったんじゃないかと思う。

その他、韓国人に馬肉料理を出してはいけない・・など興味深い話題が沢山。

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