「ホームレス大学生」 田村研一 著 ワニブックス
本屋でこれを見た時、見るからに二匹目のどじょう・・と思ってしまったが、そう言われることを覚悟で書いたんだろう。以前弟の作品である「ホームレス中学生」を読んだ時、田村君のお兄さんが、非常に印象的で、素晴らしい人だと思ったので、読んでみる気になった。
確かに、期待を裏切らないお兄ちゃんぶり。年若いのに本当に立派である。私がもし同じような過酷な状況におかれたら、弟にこんなことがしてやれただろうか・・・と思うと頭が下がる思いである。
当然ながら弟の作品とかぶる部分も多いが、お兄ちゃんの本に特徴的な部分は、「野球部で背番号をもらった話」「借金取りに拉致された話」「お父さんとの再会の話」だ。特にお父さんとの再会の話は、テレビ番組の企画で、超能力捜査官が夢で見た景色などを絵におこして居場所を突き止めるとかいう話なのだが、本当に見つかってしまったのである。ホームレス中学生が書かれたあとの話だから、弟の本には載ってないのだな。
本屋でこれを見た時、見るからに二匹目のどじょう・・と思ってしまったが、そう言われることを覚悟で書いたんだろう。以前弟の作品である「ホームレス中学生」を読んだ時、田村君のお兄さんが、非常に印象的で、素晴らしい人だと思ったので、読んでみる気になった。
確かに、期待を裏切らないお兄ちゃんぶり。年若いのに本当に立派である。私がもし同じような過酷な状況におかれたら、弟にこんなことがしてやれただろうか・・・と思うと頭が下がる思いである。
当然ながら弟の作品とかぶる部分も多いが、お兄ちゃんの本に特徴的な部分は、「野球部で背番号をもらった話」「借金取りに拉致された話」「お父さんとの再会の話」だ。特にお父さんとの再会の話は、テレビ番組の企画で、超能力捜査官が夢で見た景色などを絵におこして居場所を突き止めるとかいう話なのだが、本当に見つかってしまったのである。ホームレス中学生が書かれたあとの話だから、弟の本には載ってないのだな。